没後半世紀以上経過した現在でも相場が残る作家のひとりです。市場に流通している作品の多くは油絵で、買取金額を分けるポイントはモチーフではないでしょうか。田辺三重松の場合は<風景>と<花>を描いた作品に大別されますので順に見ていきましょう。
風景
故郷である北海道の風景を中心に作品を残しました。支笏湖、有珠湾、ニセコなどを舞台にダイナミックな構成で描かれています。
描かれている場所も大事ですが、最も重要なのは<制作年代>です。若い時の作品は代表的な構図と異なりリアリズム絵画に近い表現方法なので評価が落ちます。晩年に近い作品ほど評価が高く、数万円台から10万円以上と様々です。
花
「薔薇」という題名が付けられている作品が田辺三重松の作品で最も評価が高いです。快活な色合いで鮮やかな見た目に仕上がっていれば、10万円以上の評価になるでしょう。
過去取り扱ってきた作品にはダメージが発生している事が多いため、コンディションが良好としての評価です。
田辺三重松の評価ポイント
高価買取のポイントは<薔薇>です。全体的に評価されてきた作家でしたが、薔薇が最も人気があると言えるでしょう。デザイン化されて、画面いっぱいに描かれている薔薇が良いとされています。
鑑定について
油絵などの原画作品は<日本洋画商協同組合鑑定登録委員会>か<北海道画商組合鑑定員会>の鑑定書が必要となります。基本的には日本洋画商協同組合で鑑定の手続きを行っています。
また、田辺三重松の作品は最も新しくても半世紀は経過しています。そのため、ダメージが発生している作品が多いため、保管には注意が必要です。