陶磁器・陶器

陶磁器・陶器の買取実績

陶磁器・陶器を買取のお客様の声

  • 「陶器-一式」をお買取り

    陶器-一式

    ★★★★★

    店頭買取/ 大阪/ 女性・80代/

    レビューコメント

    古い陶器のコレクションを査定してもらった際、担当の方の専門知識が光る対応に感動しました。適切な価格で買い取っていただけるだけでなく、それぞれの品物に込められた意味や背景について学べる貴重な機会でした。

    お持ちいただいた陶器のコレクションに対する評価にご満足いただけたこと、心から感謝申し上げます。私たちはそれぞれの品物の背後にある物語を大切にし、お客様にその価値をお伝えすることを重視しています。

    立石
  • 「濱田庄司-柿釉抜繪皿」をお買取り

    濱田庄司-柿釉抜繪皿

    ★★★★★

    店頭買取/ 東京/ 女性・70代/

    レビューコメント

    担当の方の陶磁器に関する知識が豊富で、祖父が大切にしていた古い陶器の価値を正しく評価していただきました。査定額も納得できるものでした。

    ご祖父様の古い陶器への深い愛情を感じ取り、適切な価値評価をさせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。当店の査定士が持つ専門知識でお客様の期待に応えられたことを嬉しく思います。今後とも、お客様に信頼される店舗であり続けるよう努めて参ります。

    正村
  • 「陶磁器-一式」をお買取り

    陶磁器-一式

    ★★★★★

    出張買取/ 名古屋/ 男性・60代/

    レビューコメント

    担当の方からの対応が温かく、父が持っていた陶磁器への深い理解を感じました。買取に関する説明も非常にわかりやすく、安心して手続きを任せることができました。丁寧な対応に心から感謝しています。ありがとうございました。

    お父様が大切にされていた陶磁器に対する温かいご感想、誠にありがとうございます。当店はお客様に安心してご利用いただけるよう、わかりやすい説明と丁寧な対応を心がけております。お客様の期待を超えるサービスを提供できるよう、日々精進して参ります。

    立石
  • 「濱田庄司-鐵檜角皿」をお買取り

    濱田庄司-鐵檜角皿

    ★★★★★

    出張買取/ 福岡/ 男性・50代/

    レビューコメント

    遺品整理で獏さんにお願いしました。査定の過程を丁寧に説明していただき、分かりやすかったです。買取価格についても、根拠を説明していただいたので納得できました。

    遺品整理のご依頼を承り、査定過程にご満足いただけたこと、大変嬉しく思います。当店では、買取価格の根拠についても透明性を持ってご説明することを大切にしております。今後もお客様が安心してご利用いただけるよう、努めて参ります。

    山本
  • 「杉本貞光-織部茶碗」をお買取り

    杉本貞光-織部茶碗

    ★★★★★

    出張買取/ 広島/ 男性・60代/

    レビューコメント

    初めて利用しましたが、担当の方が非常に親切で安心できました。古い陶磁器の価値を丁寧に説明してくれ、納得のいく価格で買取していただきました。思い出深い品物を手放すのは寂しかったですが、大変満足しています。ありがとうございました。

    初めてのご利用にも関わらず、当店のサービスにご満足いただけたようで何よりです。お客様の大切な陶磁器を適正価格で買取させていただき、ご満足いただけたことを嬉しく思います。今後もお客様にとって最良のサービスを提供し続けられるよう努めます。

    山本
  • 「錦光山-薩摩錦手飾皿」をお買取り

    錦光山-薩摩錦手飾皿

    ★★★★★

    出張買取/ 東京/ 女性・70代/

    レビューコメント

    担当の方がとても知識豊富で、陶磁器について詳しく説明していただきました。品物を手放す際にも価値をしっかりと理解でき、心から納得することができました。非常に丁寧な対応をしていただき、感謝しています。

    陶磁器に関する知識と丁寧な説明を評価していただき、ありがとうございます。当店は、お客様が大切にされている品物の価値を正しく評価し、納得していただけることを最優先に考えております。これからもお客様一人ひとりの期待に応える質の高いサービスを心掛けて参ります。

    金久

査定士紹介

  • 小林 査定歴:13年 得意分野:美術品全般

    美術品・芸術品とは文化です。しかるべき状態で後世へ残すべきだと考えております。人それぞれ美術品に対しての好みや熱量は異なる事が多く、最も悲しいのは専門外の業者に処分依頼をしてしまうケースです。 詳しくみる
  • 山本 査定歴:6年 得意分野:九州エリアの陶磁器

    私には業務の中で大切にしている考え方があります。それは、「作品だけでなくお客様の思い出もお取り扱いしている」という事です。何気ない風景画や人物画が実はお客様にとっては思い出の場所だったり、ご家族を投影したものだったりします。それを手放されるという事は非常に苦しいことかと思います。 詳しくみる
  • 楜澤 査定歴:2年 得意分野:ファインアート

    小学生の頃にモーリス・ユトリロの≪コタン小路≫という作品に魅せられて絵画に関心を持ち始め、学生時代は西洋美術史を専攻しておりました。 美術館や画材・額縁店でのアルバイトを経て一度は教育関係の職に就いたのですが、やはり美術に関わるお仕事をしたいという思いが強く、獏に入社をして現在に至ります。 詳しくみる
  • 正村 査定歴:3年 得意分野:絵画・陶磁器

    美術品が昔から大好きで、縁があり美術品の買取専門店でお仕事をさせていただいております。 日々多くのお問合せやさまざまな作品やお客様と出会う中で気づき、私が大切にしていることがあります。 詳しくみる
  • 立石 査定歴:4年 得意分野:現代アート

    美術品に携わる仕事を始めてまず感じたのが、単に商品の売買を行う仕事ではないというところでした。 ほとんどの方にとって当てはまることだと思いますが、私もこの仕事をしていなかったら絵画や茶道具、骨董品などに触れることは少なかったと思います。 詳しくみる
  • 金久 査定歴:3年 得意分野:油絵・版画

    美術品に携わる仕事は、単なる商品の売買ではなく、お客様の人生や歴史に触れる貴重な機会であると強く感じます。絵画や茶道具、骨董品など、一つ一つの作品には、作り手の想い、持ち主の思い出、時代背景などが込められており、それらを丁寧に読み解き、お客様に最適な提案をすることが求められます。 詳しくみる

取り扱い作家一覧

取り扱い作家一覧

獏で買取できる
陶磁器・陶器関連のカテゴリ



陶磁器・陶器買取対応エリア

全国で出張買取を行っています
お気軽にお問い合わせください

東京・愛知・大阪・広島・福岡に店舗を構え、日本全国で買取を行っています。
迅速な対応を心がけておりますので、是非お気軽にご相談ください。
美術品を押し入れに閉まっている・お部屋に飾っている状態でも大丈夫です。

出張料金は
無料です!
お気軽にご連絡
ください!

店舗情報


買取方法・流れ


  1. Step01

    まずはお気軽にお問合せ下さい。

    まずはお電話メールLINEにてお問い合わせください。
    ※内容により画像(写真)で判断させていただく場合もあります。
    お問い合わせ前に作家の名前や詳細など確認していただけるとスムーズですが、何も分からなくても大丈夫です。
  2. Step02

    出張査定(無料)

    出張買取(無料)専門のスタッフが約束の日時にご訪問させていただきます。
    当日、新たに査定して欲しいものがある場合も歓迎いたしますので、ぜひご用意ください。
    ※作品によっては後日買取金額の回答をさせていただく場合もあります。
  3. Step03

    現金お支払い

    査定金額にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いします。
    当日中に作品も引き取りますので、基本的には1日で完結します。
    お振込にも対応しております。

    <必要書類>
    ※現住所が記載されているものに限ります。
    ・身分証明書 (運転免許証、保険証、パスポート、外国人登録証など)
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    美術品の詳細をわかる範囲でご教示ください。(作家名・サイズ など)写真を送付いただけると、より具体的な査定額のご案内が可能となります。
  2. Step02

    査定価格のご連絡

    いただいた情報を基に、おおよその買取金額をお調べしてご連絡いたします。
    査定は無料、金額にご納得いただけない場合は勿論お断りいただいて構いません。
    ※作品によっては、現物を見てからでないと判断出来かねる場合もございます
  3. Step03

    売却品を発送いただく

    査定価格にご納得いただけましたら、弊社から必要書類をお送りします。
    書類にご記入いただき、弊社東京本社宛に着払いにてお送りください。
    梱包材がお手元に無い場合、無料でお送りしますのでお知らせください。
    作品によってはお客様にご用意をお願いする場合もございますこと、予めご了承ください。
  4. Step04

    お荷物が弊社に到着

    コンディション等を確認させていただき、最終的な査定価格と登録番号を記載した「確認書」をお客様のご自宅へお送りします。
    ※最終的な査定価格にご納得いただけない場合はキャンセルも可能です。
    ※作品によっては返送時の送料をお客様負担とさせていただく場合がございます。
  5. Step05

    買取金額のお支払い

    必要な情報をご教示いただいた後、お客様指定の銀行口座へお振込みいたします。
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    完全予約制となりますので、まずお問い合わせをお願いいたします。
    美術品の詳細や、来店希望店舗・来店希望日時をお知らせください。
    内容によっては、この時点でおおよその買取金額をお伝え出来ます。
    【電話問合せ先】0120-89-0007(通話料無料)
    【店舗所在地】
    東京店:東京都大田区大森北3-5-7ロイヤルビル1階 詳しくはこちら>>
    大阪店:大阪市中央区内平野町1-1-5 西大手前ビル103号 詳しくはこちら>>
    福岡店:福岡市博多区諸岡2-4-1大和ビル103 詳しくはこちら>>
  2. Step02

    店舗へ美術品をお持ち込みください

    ご予約日時に、売却を検討されている美術品を店舗へお持ちください。
    ※売却時には身分証明書が必要です
    現住所が記載されている運転免許証・マイナンバーカード・保険証・パスポート等をご持参ください
    ※駐車場のご用意はございません。恐れ入りますが、近隣のコインパーキングをご利用ください。
    なお、福岡店は専用駐車場がございますので、ご希望のお客様はご案内いたします。
  3. Step03

    査定価格をご提示

    美術品を拝見し、査定価格をお伝えします。
    当日に売却せず、一旦お持ち帰りいただくことも可能です。
    ※作品によっては査定価格のお伝えが後日となる場合もございます
  4. Step04

    買取成立 お支払い

    査定価格にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いいたします。
    お振込みも対応可能です。
  1. Step01

    お申込み

    まずはお電話・メール査定・LINE査定からお問い合わせ下さい。
    作品画像や詳細を合わせてお送りいただけますとスムーズにやり取りできます。
    まったく分からなくても問題ございません。
  2. Step02

    簡易査定

    いただいた情報をもとに大まかな落札予想金額をご提案させていただきます。
    オークションという性質上、希望的観測ではなく相場通りの金額でご提案させていただきます。

    鑑定書の取得が必要な作品の場合は当社で代行も承っております

  3. Step03

    作品のお預かり

    簡易査定にご納得いただけましたら作品をお預かりさせていただきます。
    出張・お持ち込み・宅配にて対応しております。
    お住いのエリアや作品の内容によってご相談させていただきます。
  4. Step04

    代行契約

    現物を拝見させていただき作品コンディション等をチェックさせていただきます。
    その後、具体的な最低落札価格を設定させていただきます。
    最低落札価格に満たない場合はご返却させていただきます。
    ご納得いただけましたら契約書を交わさせていただきます。
  5. Step05

    業者間オークションへ出品

    契約書通り進めさせていただきます。

    オークションにより強みのジャンルが異なるため、作品によっては別日になるケースもございます



  6. Step06

    お支払い

    落札金額から手数料を差し引いた金額をお支払いさせていただきます。

    具体的な手数料は下記を参照ください


    お振込みの場合はオークション終了後3営業日以内にご入金させていただきます。

陶磁器・陶器のよくある質問

  • どんな陶磁器でも買取してもらえますか?

    産地(古伊万里、九谷焼、伊万里、鍋島焼、信楽焼、清水焼、備前焼、有田焼、益子焼、薩摩焼、織部焼)デザイン表現方法(粉引、赤絵、染付、白磁、絵付)など、様々な種類の陶磁器を幅広く買取しております。作家がわからないものや、欠けや傷があるものもご相談ください。

  • 買取の価格はどのように決まりますか?

    作品の希少性、状態、作者、時代背景、市場動向などを総合的に判断して査定いたします。

  • 最近、陶磁器の市場はどうなっていますか?

    近年、国内外の陶磁器コレクターが増えており、特に人間国宝の作品や古い時代の作品は高値で取引されています。

  • 陶磁器を良い状態で保つにはどうすればいいですか?

    直射日光や高温多湿を避け、桐箱などの通気性の良い箱に収納するのがおすすめです。

  • 古い陶磁器があるのですが、買取可能ですか?

    年代物の陶磁器も買取の対象です。作家名や由来が不明でも、査定によって価値が見出される場合があります。

  • 作家がわからない陶磁器の価値を知りたいのですが?

    写真と作品情報を送っていただければ、無料査定いたします。

  • 破損した陶磁器も買取してもらえますか?

    状態にもよりますが、破損していても歴史的価値や希少性があれば買取の可能性があります。一度ご相談ください。

  • 持っている作品が本物かどうか判別できません。このような状況でも買取は可能ですか?

    もちろん、本物かどうか不明な作品でも買取の対象となり得ます。一度ご相談ください。

陶磁器・陶器の買取相場

2024年8月現在

作家名 モチーフ 買取相場
三代目徳田八十吉 大皿 50~120
十四代酒井田柿右衛門 花入 数十万~150
北大路魯山人 志野茶碗 100~300
北大路魯山人 竹かた花入 40~60
板谷波山 香炉 50~500
楽吉左衛門 茶碗 10~300
不明 李朝壺 数万~数百
不明 古九谷花瓶 数万~数十
加守田章二 ぐいのみ 数十~100

陶磁器・陶器を高く売るポイント

共箱・箱書きといった付属品を揃えて保存しておく

共箱、栞、証明書などの付属品は査定額を高める可能性があります。これらには作品の情報が記載されており、査定時に有用です。

共箱(ともばこ)とは?

共箱(ともばこ)とは陶磁器を入れる木箱に、作家のサインとタイトルが書かれているものです。材料には桐が使われている事が多いです。サイン等は箱の一番目立つところに入っていますが、作家によっては箱の底に目立たないように書いている人もいます。

共箱は作品保護の目的と作品保証の目的があります。
共箱が無いと買取価格に大きく影響しますので注意が必要です。具体的には通常価格の2~5割程になりますので、非常に重要なものです。

綺麗な状態を維持し、修復歴がないことを確認する

陶磁器はキズ、汚れ、割れがなければ高く評価されます。定期清掃と適切な保管が重要です。欠け、ヒビ、割れ、金継ぎの修復跡の有無も確認が必要です。

欠けている作品と修復している作品は大幅に評価が下がります。上記で共箱が無い作品は評価が下がると記載させていただきましたが、この2つのダメージがある作品は値段がつかなくなるか、0に近い金額になります。

欠けている作品

欠けている作品は一目瞭然ですが、修復作品も同等程度の扱いになってしまいます。
まず、欠けている作品には割れている作品も含まれ、陶磁器の場合は作品本体が傷ついたらかなり厳しいです。上で述べたように意図的かどうか判断を迷うような軽微な痛みは金額をつける余地はあります。

修復している作品

茶道具でよく見かける金継(きんつぎ)で修復された作品は、茶道の世界では良いとされていますが、美術品買取の世界ではダメージと判断します。文化財などで金継されている作品もありますが、美術館は歴史上の価値や文化に重きをおきますので商業的な立場とは考え方が異なります。
金継とは修復痕をあえて金色で目立たせる修復技法です。普通でしたら傷の痕は隠したいのが人情ですが、あえて目立たせるという日本独特の粋な世界観から生まれました。考え方は素晴らしいですが買取時は傷がついた作品として扱いますのでご理解ください。

希少性を理解する

年代、種類、作者、制作数など希少性を高める要素を確認します。限定品や人間国宝の作品は高値が期待でき、市場に出回らない珍しい作品は高価買取の可能性が高いです。

作家の評判や歴史的価値を調べる

人間国宝や著名な作家の作品は高値が期待できます。近年人気の作家の作品も、査定額が上がる可能性があります。作家に関する資料や情報を査定時に提示すると良いです。

陶磁器の今後の動向

2024年現在、作家の人気による二極化が顕著になっています。肩書きだけでは売れない時代となり、人気がある作家の作品は高値で取引される傾向にあります。また、人間国宝に認定された作家の作品でも、需要が低ければ価格が下がることがありますし、人間国宝ではない作家の作品であっても、人気があれば高価になる傾向が見られます。

陶磁器・陶器とは?特徴・歴史をご紹介

定義

陶磁器はその製造方法や素材の違いにより、「陶器」「磁器」「半磁器」といったカテゴリーに分類されます。陶器は比較的低温で焼かれ、素朴な質感が特徴です。一方、磁器は非常に高温で焼かれ、透明感のある白さと強度、そして美しい響きを持っています。これらの特性により、食器、装飾品、芸術作品など、様々な用途で利用されています。現代では、伝統的な技術に加え、新しい技術やデザインが取り入れられ、陶磁器の魅力をさらに広げています。

産地により特色が分かれている

現代の陶磁器作家は備前、九谷、有田、益子、美濃、京焼などの産地出身の方が多でしょう。代表的な作家は、備前焼は金重陶陽。有田焼は酒井田柿右衛門や今泉今右衛門。益子は浜田庄司。美濃は加藤唐九郎。京焼は河井寛次郎が挙げられます。産地により特色がハッキリとしており、有名作家も産地の特色を軸にしながら独自の個性を出しています。

歴史

陶磁器の歴史は、古代文明の始まりとともにその起源を見出すことができます。紀元前の時代から、人類は日常生活で使用する器具や装飾品を作るために、土を形成して焼き固める技術を発展させてきました。中国では、紀元前16世紀頃の商時代にすでに高度な陶器が作られており、磁器は唐代に入ると発展を遂げました。磁器の技術はシルクロードを通じて中東やヨーロッパに伝わり、各地で独自の発展を遂げていきます。日本においては、縄文時代から土器が製作されていたことが知られていますが、磁器製造の始まりは1616年頃、有田(現在の佐賀県有田町)での発見とされています。それ以降、日本各地で様々な様式の陶磁器が生み出され、江戸時代には国内外に広く流通するようになりました。特に伊万里焼は、ヨーロッパの王侯貴族の間で高い評価を受け、日本磁器の国際的な評価を確立しました。現代では、伝統技術を守りつつも、新たな技術やデザインが取り入れられています。陶磁器はその美しさや実用性から、今も世界中で愛用され続けており、文化や歴史を映し出す鏡としての役割も果たしています。

現代の陶磁器:芸術への挑戦とその魅力

昔の陶磁器は日々の生活で使うために作られていましたが、今では作家たちが芸術作品としての価値を追求する方向に舵を切っています。例を挙げると、三輪龍作さんが制作した「卑弥呼の書」のような作品は、実用性を超えた美しさと独創性を持っており、見る人の心を動かします。これら現代の陶磁器は、従来の形にとらわれず、新しい挑戦を続けています。しかし、ただ目新しいだけではなく、作品としての深みや意味も重要です。このような現代の芸術的価値を持つ作品も当社は取り扱っておりますので、お持ちの方は是非一度お問い合わせください。

高価買取されやすい陶磁器・陶器作家

    • 北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)

      北大路魯山人と言えば、その名を知っている方は非常に多いのではないでしょうか。美食家であり、好きが高じて自作の料理を盛り付ける器まで自分で制作した多彩な芸術家です。幼少時代はかなり壮絶な苦労をしてきた魯山人ですが、その暮らしの中でもささやかな美を見出し、大人になって書家となり、才能を広げていきました。その後は様々な芸術家との交流やその豪放磊落な性格から色々と話題にもなりましたが、残された作品は今でも評価が高く高値で買取されています。

    • 板谷波山(いたや はざん)

      板谷波山は、日本の陶芸界で最も市場価値が高い作家の一人です。彼の作品は、青磁、白磁、彩磁といった美しい色調と高い造形が特徴です。特に葆光釉(ほうこうゆう)は幻想的な表現で有名です。波山の作品は鑑賞用の美術品として高く評価されており、一級品は1000万円を超えることもあります。市場では数十万円から数百万円で取引されることが多く、高価買取が期待できます。売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

    • 加守田章二(かもだ しょうじ)

      加守田章二は、益子焼に近代的な要素を取り入れた革新的な作家です。1969年に岩手県遠野に移り住み、独自の作風を確立しました。彼の作品は、自然界から得た素材を使い、生命感溢れる造形美が特徴です。特に1970年代以降の作品は高く評価されており、買取金額も高額になることが多いです。作品の売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

    • 加藤唐九郎(かとう とうくろう)

      加藤唐九郎は明治から昭和にかけての陶芸家で「ろくろの達人」とも呼ばれています。いわゆる瀬戸物という陶器の原産地の愛知県瀬戸市に生まれ、作陶に励み、陶芸の歴史についても熱心に研究していました。しかし昭和35年に起きた「永仁の壺事件」で、重要文化財として指定されていた陶器を加藤が自作していたことが判明したのです。このことは大きな騒ぎとなり、加藤は全ての協会から脱会し、一人で陶芸を続けていくことになります。しかしながら重要文化財とも見まごう程の作品を作れるという加藤の手腕が認められたという側面もあり、現在でもその作品群には高い評価がついています。

    • 酒井田柿右衛門(さかいだ かきえもん)

      有田焼を代表する陶芸一族で、現在は十五代目が当代となります。「濁手」と呼ばれる独特の白素地に、赤絵を基調として草花を描いた作品が特徴的で、伝統を守りつつ時代に合わせて少しずつ変化している印象です。十三代目と十四代目に関しては所定鑑定機関が設立されましたが、現物を見て判断させていただく事が多いです。現代の陶芸に関しては共箱(ともばこ)が価値を支える重要な役割を担っています。現存作家なら書き直してもらうことも可能ですが、物故作家は不可能です。共箱を閉まっている方は売却するまでに探すことをおススメします。共箱が無いだけで通常の価格から著しく下がります。

陶磁器・陶器のお役立ち情報

記事一覧

獏で買取できる商品一覧

陶磁器・陶器買取は獏にご依頼ください

当社では、人間国宝(重要無形文化財)に認定された作家の陶器はもちろん、現代の作家の作品についても積極的に買取を行っています。幅広い知識と経験を持つ専門スタッフが対応いたしますので、安心してご相談ください。
最新の市場相場に基づき、お客様の陶磁器に対して最適な金額の提案が可能です。専門的な知見を活かし、お客様に満足いただけるサービスを提供しています。是非、お気軽に美術品買取専門店『獏』へご相談ください。