横山大観の作品の買取相場は、題材や構図によって大きく異なります。大観は制作年代に応じて4種類の落款を使いわけていました。
原画(日本画・掛軸)
代表作である<富士>を描いた作品は特に高く評価され、数百万から3000万円前後の買取金額になります。一方、その他の花や人物などの図柄では数百万単位になることが多いです。
現代の日本画家は作品を軸に仕立てることは少なくなってきましたが、伝統的なやまと絵から日本画への移行期にあたる近代の作家は表装している作家が多いです。大観もその一人で、掛軸の場合は共箱の有無が査定額に大きく影響します。
画面の規格も買取価格に影響します。掛軸は床の間に飾られていましたが、現代建築では和室が少なくなり、和室を作っても床の間まで作る人は減少しています。その為、掛軸を飾る機会が無くなった人が飾りやすくするために額縁に入れなおしています。横物(横長の掛軸)は額に変えることができますが、長物(縦長の掛軸)は変えることができません。汎用性の観点から長物の方が横物より評価が下がりやすい傾向です。
版画
横山大観は人気作家だったので没後に復刻版画として数多く制作されました。当然、原画作品と比べると大きな金額差が生まれます。
版画作品はほとんど金額がつかず、数千~1万円前後になることが多いです。
日本画などの原画作品は<横山大観記念館>の鑑定が必要です。大観の場合は一般的な鑑定書と異なり、共シールや軸先などに登録番号が記載されています。登録番号が無くても査定後にとれますのでお気軽にお問合せください。
大観には全作品集があり、そこに掲載されていないと鑑定がとれない可能性が高いため、まずは図録で確認さえていただきます。
横山大観の評価ポイント
高価買取のポイントは<富士>でしょう。その中でも、色鮮やかで描き込みが細かいとより高評価となります。
日本画の巨匠である横山大観の作品は、その力強い筆致と象徴的な構図で市場価値が高く、状態が良いものは特に高値が期待されます。