サルバドール・ダリ作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

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サルバドール・ダリ

サルバドール・ダリ

買取相場

種類 モチーフ 買取相場
ブロンズ 人物など 数十万円前後
版画 抽象など 数千~10万円以上も
水彩 抽象など 数百万~1000万円以上も

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

ダリの作品は原画(油絵)、版画、ブロンズに大別されます。
油絵に関して、専門家の意見では1930年代のもの以上に良い作品は見つけにくいとされています。1930年代の出来が良い肖像画はマーケットの反応が良いものの、1950年代から1960年代以降の肖像画は場合によっては厳しい評価になるそうです。
ただし、日本国内では油絵などの原画作品は流通量が少ないため、問い合わせいただくのはマルチプル作品の版画やブロンズが殆どです。現在の市場動向を考慮して、版画やブロンズの大まかな買取金額を紹介させていただきます。

版画

版画作品は銅板(エッチングやアクアチントなど)やリトグラフで作られた作品です。一部の人気作を除いて需要は高くない印象で、買取金額は数万円台から10万円以上と様々です。
通常の版画は紙の上から摺る事が殆どですが、一部の作品は動物の皮に摺っているものもあります。このような特殊な作品は評価が高くなる傾向です。しかしながら、版画作品は原画と比べるとかなり落ち着いた価格帯になるでしょう。

ブロンズ

ブロンズは数十万円台から100万円以上と様々ですが、数十万円台になる作品が多い印象です。ダリらしい特徴とサイズの大きさがポイントになります。

サルバドール・ダリの評価ポイント

シュルレアリスムの代表作家として、その狂気や興奮が存分に表れている作品は総じて評価が高いです。

お客様の声

女性・50代 満足度 ★★★★★

今回、初めて利用させていただきました。自宅に眠っていたダリの版画をいくつかまとめて査定していただきました。出張買取ということで、自宅まで来ていただき、とても助かりました。思っていたよりも高額で買い取っていただき、満足しています。担当の方の説明も丁寧でわかりやすかったです。また機会があれば利用したいです。

サルバドール・ダリの魅力を深掘り

サルバドール・ダリ

サルバドール・ダリ

1904~1989 物故作家。
スペイン・カタルーニャ地方で生まれる。1917年に版画学校教師フアン・ヌーニネスの指導を受け、印象派や点描派の影響を受ける。1921年にマドリード王立美術学校に入学し、同年母フェリーパが亡くなる。翌年にバルセロナのダルマウ画廊での学生グループ展に出品する。1923年頃にキリコなどの影響を受ける。1925年にバルセロナのダルマウ画廊で最初の個展を開く。翌年も同画廊で個展を開催する。1929年にゴーマン画廊でパリでの初個展を開催する。1931年頃から代表的なモチーフである、柔らかい時計の現れる作品を描き始める。1933年にアメリカで最初の個展を開く。舞台装置、衣装のデザイン、映画制作と幅広いジャンルで活躍する。シュルレアリスムを代表する作家として活躍する。

2024年に角川武蔵野ミュージアムで「サルバドール・ダリ ーエンドレス・エニグマ 永遠の謎 ー」、長野県立美術館で「ダリ版画展―奇想のイメージ」が開催され、11月からは大分県立美術館で「生誕120周年 サルバドール・ダリー天才の秘密ー」が開催されている。

サルバドール・ダリ

サルバドール・ダリの作風

ダリは世界的に認知度が高く、当然国内でも知られている一流の芸術家です。口ひげが印象的で、今日も芸術家というイメージで良く使用されています。
<シュルレアリスム>を代表する作家といえるため、ダリを理解するには作家本人のセルフプロデュースよりも、シュルレアリスムという芸術運動を知ることが良いかもしれません。
シュルレアリスムとは、1924年にアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」から始まる芸術運動です。日本語では一般的に「超現実主義」と訳され、超訳すると現実とはかけ離れた異常なものを現実として受け入れる考え方です。ダリの作品を見てみると、空間や時空を超越した空想上の世界観を表現しているように見えますが、それを夢と捉えるのではなく普通の現実と捉えるような考え方を示しています。また無意識の開放も目的として先進的な表現方法を模索していました。ダリは新たな考え方を提案してくれる芸術様式の中で名声を得た作家ではないでしょうか。

サルバドール・ダリとキュビズム

ダリはスペイン・カタルーニャ地方の裕福な両親のもとに生まれました。幼くして亡くなった兄の名前「サルバドール」と命名され、自分は兄の変わりにすぎないんだという思いがその後のダリのアイデンティティに影響したといわれています。幼少期から絵を描いていましたが、その頃はまだ風景や人物を写実的に表現していました。
18歳になりマドリッドにあるサンフェルナンドアカデミーに入学し、様々な技法やスタイルを学びます。ルイス・ブニュエルなどと知り合い、その後シュルレアリスム映画「アンダルシアの犬」などを共同制作。学生時代は主にキュビズムに傾倒していました。
キュビズムとは、20世紀初頭にピカソとジョルジュ・ブラックによって創始されたものです。見たものをそのまま一つの視点から描く具象美術とは違い、たくさんの視点から見たものの形を一枚の絵に収めるという考え方で、その衝撃的な画風のせいで当時の芸術家たちからは受け入れてもらえず非難を浴び、かなりの物議を醸したといわれています。その頃のダリの作品にもキュビズムに影響を受けたものが多く見られます。
その後パリへ渡り、ピカソやアンドレ・ブルタンなどのシュルレアリスムの中心人物と多く交流を持ちます。1929年には正式にシュルレアリスト・グループに参加。ダリの作品に対してブルタンからは「商業的」との批判を受けたりしましたが、研究熱心なダリは我が道を進み続けます。25歳の時に恋に落ち、一生の伴侶となる妻のガラが全面的にサポートしてくれたおかげも大きいでしょう。後期には宗教的な作品も多く、ガラを聖母に見立てた作品も見られます。晩年ガラが亡くなってしまうとダリも制作を辞めてしまい、5年後に逝去。ガラはダリに愛情やインスピレーションなど全て必要なものを与えるミューズだったのです。

サルバドール・ダリの代表作

  • 十字架の聖ヨハネのキリスト

    十字架の聖ヨハネのキリスト(リトグラフ)

  • 風景

    風景(銅版画)

  • 裸婦

    裸婦(リトグラフ)

  • スペインのピアノ

    スペインのピアノ

  • 記憶の固執の崩壊

    記憶の固執の崩壊

  • 燃えるキリン

    燃えるキリン

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