没後数年が経過し、相場が安定してきた印象です。中路融人の場合は「富士山」か「富士山以外」で評価が二分します。
富士山が描かれていればすべて高いのではなく特定の描写があります。まず、画面の上から空・富士・山林と三分割され、色合いも青・白・緑を使っています。富士と山林の間に金色で彩られた雲があると良いとされています。真っ青な晴天に雪化粧された富士山が高価買取しやすいですが、赤富士も同じくらい人気があります。
富士山の構図であれば基本的に数十万円台の買取になるでしょう。具体的な金額は描き込み具合やサイズにより異なるため、お気軽にご相談ください。
日本画は保存状態によりシミなどのダメージがでる場合があります。状態により評価が変わるため、現物の確認後に最終的な判断をさせていただきます。現在、所定鑑定機関は設立されていません。
中路融人の評価ポイント
風景画を中心に作品を残してきましたが<富士山>を描いた作品は最も評価が高いです。横山大観や片岡球子のように富士山を描く作家はたくさんいますが、中路融人も富士を描く代表的な作家です。横山大観は朦朧体を駆使して描いた作品が特徴的で、片岡球子はデザイン化された構図が特徴的です。中路融人が描く富士は古典的な日本画様式を世襲した作風です。色の境目が明確でハッキリとした構図です。