坂田一男作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開
日本
坂田一男
サカタ カズオ
買取相場
| 種類 | モチーフ | 買取相場 |
|---|---|---|
| 紙に顔料 | キュビスム作品 | 数十万円前後 |
※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.
※内容により取り扱いが難しいケースもございます.
評価の高い作品の特徴
坂田一男は、日本における抽象絵画の先駆者として知られ、特にキュビスムの影響を受けた作品は現在でも高い評価を受けています。作品数が限られていることもあり、市場では安定した需要があります。
紙に顔料(キュビスム作品)
紙に顔料で制作されたキュビスム作品は、坂田一男らしい構成力と色彩感覚が際立つジャンルです。制作年代や作品の完成度によって評価が分かれますが、買取相場は数十万円前後が目安となります。
紙作品のため、シミやヤケ、折れなどの状態が査定額に影響しますので、保存状態は重要です。
坂田一男の作品は一点ごとに評価が異なります。正確な買取価格を知るためにも、ぜひ実物を拝見させてください。
坂田一男の評価ポイント
買取価格に関しては、<パリ期の抽象作品>が高額査定のポイントです。キュビスム的分析を経て完全抽象へ到達した「コンポジション」や「坐る女」シリーズは、美術史的評価が非常に高く、特に評価されやすい傾向にあります。
坂田一男の魅力を深掘り

坂田一男
サカタ カズオ
1889年~1956年 物故作家。
岡山県岡山市に生まれる。医学者の家に育ち医師を志すが進路を転じ、画家を目指す。1914年に上京し本郷絵画研究所で岡田三郎助に学び、のち川端画学校にて藤島武二に師事した。1921年に渡仏し、パリでオトン・フリエスやフェルナン・レジェに学び、サロン・ドートンヌなどに出品、前衛的な画壇で活動する。1933年に帰国後は岡山県玉島に拠点を構え、戦後はA.G.O.を結成し独自の抽象表現を展開した。水害により多くの作品を失い、現存作は少数にとどまるが、日本における厳格なキュビスムを体現した希有な存在である。中央画壇と距離を保ち続けたため評価は没後に高まった。
坂田一男の作風
坂田一男は、1920年代にパリでフェルナン・レジェに学び、キュビスムを基盤とした幾何学的抽象表現を確立した前衛画家です。対象を分解し再構成する理知的な手法と、機械文明を思わせる明快なフォルムが作風の核となっています。
パリ期には人物像を幾何形態へと還元し、やがて完全抽象へと到達しました。帰国後は岡山を拠点に、複数の平面や形象を重ね合わせる独自の構成を追究し、視覚的な緊張感と知覚のズレを画面に生み出しています。清澄な色彩と知性を重視した構成により、日本近代美術における抽象表現の重要な到達点として高く評価されています。