鄭相和(チョン・サンファ)作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開
海外
鄭相和(チョン・サンファ)
チョン・サンファ
買取相場
| 種類 | モチーフ | 買取相場 |
|---|---|---|
| 油彩 | 抽象 | 100万円~500万円前後 |
| デッサン | 抽象 | 数万円~100万円前後 |
| 版画 | 抽象 | 数万円前後 |
※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.
※内容により取り扱いが難しいケースもございます.
評価の高い作品の特徴
鄭相和の作品は国際市場との連動性が強く、オークション結果や海外ギャラリーでの評価によって相場が変動しやすい特徴があります。近年はアジア現代美術の再評価の流れの中で市場人気が上昇しており、買取価格も安定して高水準を維持しています。
作品はシンプルな抽象表現でありながら、独自の制作工程による物質感と反復性が特徴で、作品のサイズや制作年代によって評価が大きく異なります。それでは具体的に見ていきましょう。
油彩
キャンバスにアクリルや油彩を用い、剥離や塗布を繰り返す独自技法による抽象作品です。鄭相和の代表的なシリーズであり、市場でも最も評価が高い分野です。
買取価格は100万円~500万円前後と高額帯になり、大型作品や完成度の高い作品、来歴が明確なものはさらに高額査定となる場合もあります。特に1970~90年代の作品は評価が高い傾向です。
デッサン
制作過程に通じるドローイング作品や紙作品です。買取価格は数万円~100万円前後と幅があります。
油彩作品と比較すると価格は落ち着きますが、作家性がよく表れている作品や保存状態の良いものは高評価となります。近年は海外需要の影響もあり、紙作品でも評価が上昇傾向にあります。
版画
シルクスクリーンなどの版画作品も流通しています。買取価格は数万円前後が目安です。エディション数やサインの有無、保存状態によって査定額が変動します。
版画は比較的入手しやすい価格帯のため市場流通量も多いですが、人気作家であるため安定した需要があります。
鄭相和(チョン・サンファ)の評価ポイント
鄭相和の作品のうち、特に市場価値が高いのは<1970年代から80年代にかけての油彩・アクリル作品>です。彼の代名詞である「グリッド(格子状の層)」が緻密に構成された大規模なキャンバス作品は、国際的なオークションでも数千万円単位の高値で取引されることがあります。白や青、黒などのモノクローム作品は特に需要が安定しています。
鄭相和(チョン・サンファ)の魅力を深掘り

鄭相和(チョン・サンファ)
チョン・サンファ
1932年~2026年 物故作家。
鄭相和(チョン・サンファ)は1932年、韓国・慶尚北道盈徳に生まれた単色画の巨匠である。若年期に石膏デッサンに触れたことを契機に美術の道へ進み、ソウル大学校美術大学で学んだ。1950年代より教育者として活動する傍ら制作を続け、1960年代にはアンフォルメルの影響を受けた作品を発表する。その後フランスに滞在し、困難な生活と試行錯誤の中から独自の表現を模索した。やがて、厚く塗布した下地を乾燥後に折り曲げることで亀裂を生じさせ、そこに絵具を重ねては削ぐ工程を反復する独自技法を確立し、「白いグリッド」と称される単色画様式を生み出した。この制作は「取り除く」と「満たす」という行為を往還するもので、平面に独特の呼吸感をもたらす点で高く評価される。晩年には国際的評価を確立し、回顧展も開催されるなど、韓国現代美術を代表する存在として知られる。2026年、93歳で死去した。
鄭相和(チョン・サンファ)の作風
鄭相和といえば<単色画(ダンセッファ)>を代表する作家です。絵具を塗布してひび割れさせ、一部を剥離し再び充填するという独自の工程により、描くというより構築するような画面を生み出しています。
白や青、黒を基調とした単色の中に、層状の絵具による微細な陰影と光の変化が現れ、深い精神性を感じさせます。また、無数のグリッドが画面を覆い、規則性の中に揺らぎを含んだ触覚的な質感が、静かで瞑想的な空間を創出しています。