オシップ・ザッキン作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

海外

オシップ・ザッキン

オシップ・ザッキン

買取相場

種類 モチーフ 買取相場
ブロンズ 人物など 数十万円~数百万円
デッサン・水彩 人物など 数十万円
版画 人物など 数千円~数万円

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

オシップ・ザッキンは、彫刻作品を主軸としながらデッサンや版画も手掛けており、現在の美術市場においても安定した評価を受けています。
作品の種類によって買取価格に大きな差が見られるため、具体的にご紹介いたします。

ブロンズ

ザッキンの評価の中心となるのがブロンズ彫刻です。人体をモチーフとした量感ある造形や、独特のデフォルメ表現が特徴で、コレクターからの需要も高いジャンルです。
買取価格は数十万円~数百万円が相場となり、サイズの大きい作品や鋳造数の少ないもの、保存状態の良いものは高額査定が期待できます。特に代表的なモチーフや完成度の高い作品は上限に近い価格帯になることもあります。

デッサン・水彩

紙に描かれた人物ドローイングや水彩作品も一定の評価があります。彫刻の下絵的な性質を持ちながらも、ザッキン独自のフォルム感覚が表れた作品として人気があります。
買取価格は数十万円程度が相場で、描き込みの丁寧さや保存状態、サインの有無によって評価が変動します。コンディションが良く、作品として完成度の高いものは比較的安定した査定が見込まれます。

版画

版画作品は市場に比較的多く流通しており、コレクションとして入手しやすいジャンルです。人物モチーフが中心で、ザッキンの造形感覚を手軽に楽しめる点が魅力です。
買取価格は数千円~数万円程度が相場で、他のジャンルと比較すると落ち着いた価格帯となります。エディション数や保存状態、サインの有無によって査定額が変わりますが、高額にはなりにくい傾向です。

オシップ・ザッキンの評価ポイント

ザッキンの評価が最も高いのは、1920年代から30年代にかけての、<キュビスムの影響を強く受けた時期の作品>です。凹面(へこみ)を多用した独創的な人物像や、楽器を持つモチーフは人気があります。
また、ブロンズ作品の場合、いつ、どこで鋳造されたかが査定額を大きく左右します。初期の鋳造で質感が鋭く、作家の意図が忠実に再現されている作品ほど高く評価されます。

オシップ・ザッキンの魅力を深掘り

オシップ・ザッキン

オシップ・ザッキン

1890年~1967年 物故作家。
オシップ・アレクセーエヴィチ・ザッキンは1890年、ロシア帝国領ヴィツェプスクに生まれた彫刻家・画家である。ユダヤ系の家庭に育ち、若くしてイギリスに渡り工芸美術学校で学ぶとともに、大英博物館で古典彫刻に触れたことが芸術への志向を決定づけた。1909年にパリへ移住し、ピカソやモディリアーニらと交流しながらエコール・ド・パリの一員として活動する。キュビスムの影響を受けつつも、アフリカ彫刻の要素を取り入れた生命感あふれる造形を展開し、独自の作風を確立した。第二次世界大戦中はアメリカへ避難するが、戦後は再びパリを拠点に制作を続ける。1950年ヴェネツィア・ビエンナーレ彫刻大賞、1960年芸術国家大賞を受賞し国際的評価を確立、さらにエコール・デ・ボザール教授として後進の育成にも尽力した。親日家としても知られ、日本との文化的交流にも寄与した。1967年没。

オシップ・ザッキンの作風

オシップ・ザッキンといえば<キュビスム的彫刻>を代表する作家です。対象を幾何学的な形態へと分解し再構成することで、構造的でありながら有機的な温かみを感じさせる造形を生み出しました。
さらに、顔や身体の一部をあえて凹ませる独特の手法により、光と影が複雑に交錯し、周囲の空間と一体化する表現を実現しています。引き裂かれたようなフォルムや動きのある構成には、人間の苦悩や生命力が込められ、強い精神性とリズム感を備えた作品として高く評価されています。

0120-89-0007 営業日10:00〜18:00 日祝休み メール LINE