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「ガラス工芸家」エミール・ガレ

ガレ

ヨーロッパの19世紀の装飾様式アールヌーヴォーの巨匠と言われるフランスの工芸家。エミール・ガレは1846年にフランスロレーヌ地方に生まれる。父はガラスと陶器、家具の工場を経営していた。幼い頃から工場を遊び場としていてそこで自然とデザインなどを学んでいた。また、その頃から植物に惹かれ、ドイツ留学(詩、文学、哲学、植物学、鉱物学、建築学、装飾美術を学んだ)を得て大人になってもなお、他の人が見向きもしなかった「枯れ葉」や「かげろう」をモチーフに、自身で発明した複雑な技法を用い、オリジナリティ溢れる作品を制作した。1889年のパリ万博でガラス、陶器、家具の各部門で受賞し、国際的な評価を受け、1900年の同万博で最盛期を迎えた。

エミール・ガレの買取ポイント

エミール・ガレの作風|19世紀西洋の装飾様式
アール・ヌーヴォーの巨匠

19世紀の後半に産業革命による機械化が普及するにつれ、人々の心には職人が手仕事で生み出す作品やアートを生活の中に取り入れる事が流行っていました。ガレの作品は日用品というガラスでありながらアートを感じとる事ができるところが特徴です。詩人でもあるガレは、その詩情をガラスという物に込める方法を編み出した人物といえます。

作品の特徴は主に動植物のモチーフを装飾とする作品が多く、花入れ・ランプ・皿・鉢等のテーブルウェアを中心としたガラス作品が印象的です。
代表的な技法では、ガラスパーツをガラスへ象嵌するマルケットリーやガラスの表面を錆色にくもらせ、濁らせるパチネなどがあります。他にもエナメル彩・グラヴュール・アップリカシオン・被せガラスなど様々な技法を駆使して制作された作品は目を奪われるほどの美しさを感じさせてくれます。また、ガレはガラス製品だけではなく家具も制作し、こちらでも高い評価を得ている異色の作家です。

エミール・ガレの現在の評価と価値

1世紀以上の歴史がある、最も有名な西洋アンティーク作品のひとつです。バブル期に多くの作品が日本に輸入され、数多くのコレクターをつくった事でも有名です。当時の販売価格に比べると落ち着いた価格帯になっていますが、作品によっては数百万円台の買取が可能です。マーケットに流通する作品のボリュームゾーンは数万円台から数十万円台となり、比較的小品でシンプルな文様な作品が当てはまります。
ガレは人気が高いため、アンティーク品以外も流通しています。近年制作されたガレ作品は高い評価が難しいため、注意が必要です。
また、アンティーク品のため制作されてから長い期間が経過しています。そのため欠けやワレが発生している作品がありますが、そのダメージ部分をカットしているモノもあるため、こちらも注意が必要です。カットされていると通常の評価よりも下がる傾向です。
ガレ作品のご売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

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エミール・ガレが台頭したアール・ヌーヴォーとは

アール・ヌーヴォーとは、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで起きた美術運動です。フランス語で「新しい芸術」という意味で、植物や生き物と言った有機物をモチーフにした作品や、鉄やガラスといった新しい素材を使った作品が大流行しました。
この運動はイギリスを発祥として、ヨーロッパ全土に広がっていきます。フランスでは「パリ派」と、ガレやドーム兄弟で形成された「ナンシー派」が誕生しました。パリのような都会ではデザインがより簡素化されてスタイリッシュなものが好まれたようですが、ナンシー派は豊かな自然の中において身の回りの虫や植物、花といったモチーフをふんだんに使用した作品が多く生まれました。このデザイン性の豊かさ・精密さが、ガレを巨匠まで押し上げた要因の一つであったと言えるでしょう。なめらかな曲線と深い色彩で作られたランプや花瓶と言った装飾品は今でも希少性・人気共に高く、当時は家具などもたくさん製造されていました。

第一次大戦に突入するころには、華美な装飾を押さえたより実用的なものが好まれるようになり、時代はアール・デコへと切り替わっていきます。

エミール・ガレの代表作品

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