1958年~現在に至る。
広島県生まれ。ひろしま美術研究所にて学び、白日会会員となる。
写実作品を積極的にコレクションしているホキ美術館や様々な公共施設に作品が所蔵されている。現在までに下記のような様々な賞を受賞し、各地で個展を開催する。1984年に個展(東京セントラル絵画館)を開催する。1987年にひろしま美術大賞展の佳作賞を受章する。1994年に第70回白日会展にて佳作賞、T賞を受賞する。1997年に第73回白日会展のS美術奨励賞を受章する。1998年に描かれた女性展(ウッドワン美術館)を開催する。1999年に第31回日展で特選となる。2001年に第34回現代美術選抜展(文化庁)に出品する。2003年に第19回広島県民文化奨励賞を受賞する。2006年 第に38回日展で特選となる。2010年にホキ美術館開館記念特別展(ホキ美術館)、第42回日展審査員となる。2011年に第87回白日会展で内閣総理大臣賞を受賞す。2015年に個展(日本橋三越、画廊宮坂、津田画廊)を開催する。
2023年に森の美術館で「木原和敏展 気配~そこに在るもの~」が開催された。
木原和敏の作風
木原和敏といえば<女性>をモチーフにした絵画作品ではないでしょうか。落ち着いたトーンで構成された背景に写実的な女性図が描かれている構図が代表的です。
風景や静物をモチーフにした作品も少なからず見かけますが、市場に流通している作品のほとんどが女性を描いた作品です。女性という構図は非常に奥が深く、細かく分けるときりがありませんので「女性の年齢」と「着衣の有無」が大きな区別の方法だと思います。女性を描く作家は多種多様な表現方法で自由に描くのではなくある一定のルールに沿って表現している方が多いです。
1つめのルールは女性の年齢です。年齢で分けると少女・女性・老女の3段階になり、少女か女性を描く方が多く木原和敏は女性をモチーフにしています。
2つめのルールは着衣の有無です。芸術の世界では「裸婦」というジャンルが存在します。古典的な西洋絵画では歴史画や宗教画のヒエラルキーが最も高く、そこにはよく裸婦が登場していました。そういった流れから裸婦だけに焦点が当てられて1つのジャンルとなりました。
木原和敏の描く女性は衣服をまとっていることが多く、背景には具象的なモチーフを描かれてないですが、色合いや風合いで喜怒哀楽を表現され、主役である女性の内面を表現しているかのように感じます。被写体の魅力を十二分に引き出すことが出来るのは、高度な画力が必要です。