児島虎次郎作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

日本

児島虎次郎

コジマ トラジロウ

買取相場

種類 モチーフ 買取相場
油彩 風景など 数十万円~100万円以上も

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

児島虎次郎は、明治から大正にかけて活躍した洋画家で、日本の近代洋画発展に大きく寄与した作家です。また、岡山の大原美術館創設に尽力したことでも知られ、エジプトやヨーロッパへの渡航を経て、海外の美術作品を日本に紹介する架け橋の役割も果たしました。
それでは、児島虎次郎の作品の買取相場について詳しく見ていきましょう。

油彩

児島虎次郎の代表的な作品には、風景や人物、静物などがあり、中でも海外で描かれた風景作品は高い人気を誇ります。特有の柔らかい色彩と写実的な筆致が特徴で、現在でも市場価値の高い作品とされています。
特に描き込みのある大作や、渡欧時代の作品、保存状態が良好なものは、100万円を超えることもあります。一方で、小品や状態に難がある作品は数十万円前後となるケースが一般的です。

児島虎次郎の評価ポイント

高価買取のポイントは<完成度>です。繊細な色彩感覚、丁寧な筆致、バランスの取れた構図が融合した作品は、画家としての実力と個性が最も発揮されており、市場で高く評価されます。特に描き込みが細かく、空間表現や光の扱いに優れた作品ほど高額査定の対象となります。

児島虎次郎の魅力を深掘り

児島虎次郎

コジマ トラジロウ

1881年~1929年 物故作家。
児島虎次郎は、岡山県に生まれた日本の洋画家である。東京美術学校にて黒田清輝や藤島武二に師事し、洋画を学んだ。在学中から才能を認められ、倉敷の実業家・大原孫三郎の支援を受けるようになる。1907年には「なさけの庭」で1等賞を受賞し宮内省買い上げとなるなど、若くして画壇で注目された。1908年からはヨーロッパに留学し、ベルギーのゲント美術アカデミーを首席で卒業。帰国後は画家として活動する一方、大原の依頼で西洋名画の買い付けにも従事し、モネやエル・グレコ、ロダンらの作品を日本にもたらした。これらは後の大原美術館創設の礎となる。晩年には明治神宮聖徳記念絵画館の壁画制作を任されるが、過労により47歳で逝去。未完の壁画は友人により完成された。西洋美術の紹介者としても画家としても、日本近代洋画史に大きな足跡を残した人物である。

児島虎次郎の作風

児島虎次郎といえば、西洋の印象派の影響を深く受けながら、日本人ならではの繊細な感性と詩情を融合させた、<明るく柔和な油彩画>が特徴です。「ベゴニアの畠」などに見られる、明るくやわらかな色面と点描風のタッチは、ベルギー留学中に吸収した印象派・ポスト印象派の影響を感じさせつつも、西洋模倣に留まらない繊細で詩的な感性に昇華されています。日常のささやかな光の移ろいを、静けさとあたたかさをもって描き出した作風には、東洋人としてのまなざしと、油彩画に対する真摯な探究心があふれています。

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