九鬼三郎作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

日本

九鬼三郎

クキ サブロウ

買取相場

種類 モチーフ 買取相場
油彩 静物など 数万円前後

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

九鬼三郎「古陶と花」を一貫した主題として描き続けることでも知られている洋画家です。静かで上品な世界観は多くの鑑賞者を魅了し、和の美意識と洋画の技法が調和した独特の作品を多数残しています。
それでは、作品の種類ごとに買取相場を見ていきましょう。

油彩

九鬼三郎の最も代表的な作品群は、日本の古陶器に活けられた四季の花々を描いた静物画です。備前焼、信楽焼などの壺や花器が題材となっており、器の質感と草花の繊細さを見事に表現しています。
比較的小型のキャンバス作品が多く、穏やかでインテリアにも合う作品は人気があります。ただし、美術市場ではプレミア価格がつくことは少なく、安定した価格帯(数万円前後)に落ち着いています。

九鬼三郎の評価ポイント

高価買取のポイントは古陶と花を組み合わせた作品の中でも、<希少性の高い古陶が描かれたもの>です。「魯山人」「古備前」「古伊賀」「志野」「織部」などの格調高い陶器や、国宝級の器物をモチーフにした作品は、特に評価が高くなります。繊細な描写力と構成の美しさに加え、古陶の品格が作品全体に重厚感を与えており、鑑賞性・美術的価値ともに優れたものは高額査定の対象となります。

九鬼三郎の魅力を深掘り

九鬼三郎

クキ サブロウ

1951年~現在に至る。
九鬼三郎は、兵庫県朝来市に生まれた洋画家である。1972年に渡仏し、パリのアカデミー・ドゥ・ラ・グランド・ショミエールにて本格的に絵画を学ぶ。1978年には第5回青枢展に大作「天平の人」(2000号)を出品し注目を集め、1979年からはニューヨークの月刊誌『エコノミック・ワールド』の表紙絵を2年間担当するなど、国際的な活動を展開する。1995年にはパリ芸術大賞を受賞。
国内外で個展を多数開催し、2010年には大阪セルビスギャラリーで読売新聞社・JR西日本などの主催による展覧会を開催。2015年にはミラノ万博へ作品を出品し、シエナ美術館より日伊美術教授の名誉称号を授与される。2018年にはフェノロサ芸術文化賞を受賞。2022年には日本を代表する近代画家30人の一人として選出され、『Modern Japanese Artists』に作品が掲載された。2023年にはホテルニューオータニ大阪に常設ギャラリーを開設し、現在も全国各地の百貨店を中心に個展を精力的に開催している。

九鬼三郎の作風

九鬼三郎は、<古陶と花>を一貫した主題としています。古備前や信楽などの重厚な古陶に、牡丹や椿といった四季の花を添える構図が特徴で、花の儚さと陶器の力強さの対比から、侘び寂びの情緒を静かに湛えた世界観を築いています。写実的な描写力にも優れ、釉薬の艶や土の質感、花の瑞々しさまで丹念に描き分けるその技法は、まさに油彩による日本的美意識の昇華と言えるでしょう。

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