満谷国四郎作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

日本

満谷国四郎

ミツタニ クニシロウ

買取相場

種類 モチーフ 買取相場
油彩 冬景色など 数万円~50万円前後

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

満谷国四郎は現在でもその歴史的価値と技術力の高さから評価があり、作品の状態や内容によっては高額査定が期待できる作家のひとりです。ここでは、満谷国四郎の買取相場について詳しく解説いたします。

油彩

満谷国四郎の作品で最も評価されるのは、油彩による風景画や人物画です。特に雪景色や郷愁を感じさせる日本の風景を描いた作品は人気があり、買取市場でも安定した需要があります。
油彩画の買取価格は、数万円から50万円前後が中心となります。サイズが大きく構図に優れた作品や、保存状態が非常に良いものについては、上限を超える査定額が提示されることもあります。

満谷国四郎の評価ポイント

高価買取のポイントは<冬景色を中心とした風景画>と<女性像>です。「残雪」「早春の庭」など、静けさや柔らかな光を捉えた冬から早春の風景画は、特に情感豊かで評価が高く、高額査定が期待できます。また、「鏡を見る女」など日本女性を描いた作品や裸婦像も人気があり、装飾性と触感豊かな表現がポイントとなります。

満谷国四郎の魅力を深掘り

満谷国四郎

ミツタニ クニシロウ

1874年~1936年 物故作家。
満谷国四郎は、日本近代洋画史において重要な役割を果たした洋画家である。岡山県出身。五姓田芳柳、小山正太郎に学び、「不同舎」で修養を積んだ後、1898年に発表した油彩画「林大尉の死」が宮内省買上となり、画壇で高い注目を集めた。1900年にはフランス・パリ万国博覧会で水彩画「蓮池」が銅賞を受賞、国際的評価も得る。のちに鹿子木孟郎らとフランスに渡り、ジャン=ポール・ローランスに師事。帰国後は吉田博らと「太平洋画会」を創設し、文展でも活躍。明治・大正期の洋画界で多くの画壇改革に寄与し、社会的題材や象徴的表現を追求した。大原孫三郎の支援により再度渡欧し、帰国後は後期印象派の影響を受けた独自の作風を確立。晩年には中国をたびたび訪れ、東洋的気韻を取り入れた画風に展開。代表作に「戦の話」「緋毛氈」「女ふたり」などがあり、晩年は帝国美術院会員として後進の育成にも尽力。

満谷国四郎の作風

満谷国四郎の最大の特徴は、その<作風の変化の分かりやすさ>です。西洋的な写実主義から出発し、後期印象派の影響を経て、最終的には東洋画の精神性と西洋画の技法を融合させた独自の画境を切り開きました。
初期には明暗の強い写実で力強い筆致を見せましたが、第二次渡欧以降は色彩が明快になり、フォルムは単純化され、平面的で輪郭線を強調した表現へと移行します。特に女性像には大正ロマン的な耽美性が漂い、晩年には東洋的筆致や構成も取り入れた温かみあるスタイルを確立しました。近代洋画における融合の先駆者といえる存在です。

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