守屋多々志作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

日本

守屋多々志

モリヤ タダシ

買取相場

種類 モチーフ 買取相場
日本画 静物など 数万円前後

※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.

※内容により取り扱いが難しいケースもございます.

評価の高い作品の特徴

守屋多々志は、歴史画の第一人者として知られる日本画家です。綿密な時代考証に基づいた格調高い作品を数多く制作し、日本の歴史や人物を題材とした独自の画境を築きました。一方で、静物や花を描いた作品も残しており、落ち着いた色彩と気品ある筆致が魅力です。
作品の種類や保存状態によって買取価格は変動します。具体的に見ていきましょう。

日本画

日本画作品の買取価格は、数万円前後が目安です。
シミやヤケ、剥落などのダメージは査定額に影響します。保存状態の良い作品や作家らしい格調高い表現が見られる作品は、相場を上回る評価となることもあります。

守屋多々志の評価ポイント

守屋多々志の作品は、対象を丁寧に観察した確かな描写力と、端正で品格のある画面構成が特徴です。特に、彼の本領である歴史画や物語性のある題材は、人気が高く高額査定に繋がりやすいです。静物画においても、花器や草花などを繊細な筆致で描いた作品は高く評価されています。
また、共シールや共箱、展覧会出品歴などの資料が残っている場合は査定面で有利です。

守屋多々志の魅力を深掘り

守屋多々志

守屋多々志

モリヤ タダシ

1912年~2003年 物故作家。
守屋多々志は岐阜県大垣市に生まれ、本名を守屋正という。幼少期に養子として育てられ、岐阜県立大垣中学校卒業後に上京。同郷の日本画家・前田青邨に師事し、東京美術学校日本画科へ進学した。在学中は特待生として学び、卒業制作《白雨》で川端玉章賞を受賞するなど、早くから才能を高く評価された。1941年に院展へ初入選し、1943年より雅号を「多々志」として本格的な創作活動を展開した。
歴史や古典文学を題材とした格調高い人物表現を得意とし、日本の伝統美を現代に伝える作品を数多く制作した。また、法隆寺金堂壁画や高松塚古墳壁画の模写事業にも深く携わり、文化財保存の分野でも大きな功績を残している。1974年には日本美術院同人となり、愛知県立芸術大学教授として後進の育成にも尽力した。院展では《駒競べ》で文部大臣賞、《愛縛清浄》で内閣総理大臣賞を受賞するなど高い評価を獲得し、1984年にはローマ教皇庁より聖シルベストロ教皇騎士団勲章を授与された。2001年には文化勲章を受章。同年、大垣市守屋多々志美術館が開館した。日本画の創作と文化財保護の両面において多大な足跡を残し、2003年に91歳でその生涯を閉じた。

守屋多々志の作風

守屋多々志の作品は、歴史上の人物や出来事を題材にした<歴史画>で高く評価されています。豊かな歴史の知識をもとに、登場人物の表情や衣装を丁寧に描き、物語の世界を生き生きと表現しました。
初期には大和絵の影響を感じさせる繊細な筆致が見られますが、イタリア留学後は厚く絵の具を重ねた重厚な画面へと変化します。晩年には金泥や黒を効果的に用い、独特の遠近感や力強い構成によって、歴史の重みと人物の存在感を際立たせた格調高い作風を確立しました。

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