
徳田八十吉作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開
日本
徳田八十吉
トクダ ヤソキチ
評価の高い買取実績
徳田八十吉の作品は、作品の種類や保存状態などにより買取価格が異なりますが、「燿彩大皿 華々」を78万円、「燿彩香炉」を10万円、「燿彩花瓶」を9万円で買い取るなど、さまざまな作品の買取実績がございます。
買取相場
| 種類 | モチーフ | 買取相場 |
|---|---|---|
| 三代目作品 | 大皿、鉢 | 数十万~100万円以上も |
| 三代目作品 | 壺 | 数万円~30万円前後 |
| 初代作品 | 大皿 | 数十万~100万円以上も |
| 二代目作品 | 皿、壺など | 数千~数万円前後 |
※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.
※内容により取り扱いが難しいケースもございます.
評価の高い作品の特徴
徳田八十吉は、初代から四代目まで続く陶芸の名門で、その作品は時代ごとに異なる特徴と価値を持ちます。以下では、各代の特徴とその作品の買取相場について詳しく解説します。
初代・八十吉(1873~1956)
1953年に上絵付(九谷)の分野で国の無形文化財の指定を受けました。八十吉の原点です。作風は古典的な九谷焼で、白地に花鳥画などが絵付けされています。
二代目・八十吉(1907~1997)
1923年に初代の養子となり師事しました。1956年に二代目徳田八十吉を襲名し、九谷焼の近代化を推進しました。1988年に八十吉の名を長男・正彦に譲りました。作風は初代と近似しています。
三代目・八十吉(1933~2009)
二代目の長男として生まれました。従来の九谷焼と一線を画す表現方法で徳田八十吉の名をより有名にしました。三代目の歴史は燿彩(ようさい)との戦いです。燿彩とは青系の特透明感がある色調と段階的な色彩の変化が特徴的な表現様式です。上絵釉薬の調製法と絵付・焼成法に関する研究、技の錬磨を必要とし、焼成法に関しても大きな変化が必要でした。ガラス釉の特質を活かした高い透明感と深みのある色調を生み出し、紫、紺、緑、黄の四彩を基本とし、少しずつ割合を変えて調合することで200を超える中間色の発色が可能になりました。三代目・八十吉は1997年に重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者、いわゆる人間国宝として認定されています。
四代目・八十吉(1961~)
三代目・八十吉の長女です。アメリカ美術館で見た景徳鎮の壷と出会い自分のルーツを再確認したのが作家を目指したきっかけです。1990年に九谷焼技術研修所を卒業後、2007年頃から父、三代目八十吉に初代から受け継いだ釉薬の調合を師事しました。2009年に日本伝統工芸展に入選しました。父が亡くなった翌年2010年に四代目徳田八十吉を襲名しました。三代目と同様の美しいグラデーションの作品が特徴的です。三代目が青を基調にした作品を多く制作していましたが、四代目は白・緑・黄などの色も多用しながら表現の幅を広げています。
襲名してから約10年しか経過していないため、二次流通の市場価格は安定していません。今後の活躍次第では三代目のような評価額まで上がるかもしれません。
買取相場は作品の内容次第ですが数万円台から200万円までと開きがあります。作品の金額を決定する要素はサイズ・作品の種類・グラデーションの3つです。
まずサイズとは作品の大きさです。花入れは高さ、皿(鉢)は直径で判断し、大きければ大きいほど評価は高くなります。花入れだと高さ25cm以上、皿だと直径40cm以上あると大きい部類になります。注意点として花入れは細長いタイプとリンゴの様な丸みがあるタイプがあり、細長い花入れは値段がつきにくいです。
作品の種類とは、花入れ、茶碗、ぐい呑み等を言います。リンゴ型の花入れと皿(鉢)作品は高価買取しやすいです。
最後にグラデーションとは三代目八十吉の代名詞である虹の様な色彩変化です。通常はブルーを基調とした寒色系で構成されていますが、一部作品に黄色のグラデーションが施されているものがあります。黄色が多く出ている作品が最も評価が高い作品群です。
徳田八十吉の評価ポイント
金額を決定する主な要素は、サイズ、作品の種類、グラデーションの3つです。サイズは作品の大きさで、花入れは高さ、皿(鉢)は直径で判断され、大きければ大きいほど評価が高くなります。高さ25cm以上の花入れや直径40cm以上の皿は高評価です。ただし、細長い花入れは値がつきにくいです。作品の種類では、リンゴ型の花入れや皿(鉢)が高価買取の対象です。グラデーションは三代目八十吉の代名詞で、特にブルー基調の寒色系に黄色のグラデーションが入った作品が最も高く評価されます。
お客様の声
女性・50代 満足度 ★★★★★
初めて利用しましたが、担当の方が非常に親切で、私の持っていた古い花入れの歴史や価値について興味深く説明してくれました。査定も思ったより高額で、とても満足しています。安心して任せられると感じました。
男性・70代 満足度 ★★★★★
徳田八十吉の作品を売却するために出張買取を依頼しました。担当の方が迅速かつ丁寧に対応してくださり、査定もとても分かりやすく説明していただきました。査定額も予想以上で、大変満足しています。これで家の整理が少し進みました。また機会があればぜひお願いしたいと思います。ありがとうございました。
徳田八十吉の魅力を深掘り
徳田八十吉
トクダ ヤソキチ
1933年~2009年 物故作家。(三代目)
石川県生まれ。二代徳田八十吉の長男として生まれる。本名は正彦。金沢美術工芸短期大学(現、金沢美術工芸大学)陶磁科へ入学するが中退する。二代八十吉の陶房で絵付技術を学ぶ。1955年の秋に病に倒れた祖父・初代八十吉から上絵釉薬の調合を任されて翌年2月祖父が亡くなるまでの数ヶ月間に釉薬の調合を直接教わる。1957年に本格的に陶芸の道に進む意志を固める。1963年に第6回日展に「器(あけぼの)」を出品して初入選する。1969年に独立して小松市桜木町に工房兼自宅を構えた際、電気窯による高温焼成を始めた。1983年から「光り輝く彩」の意を込めたこの作品名を使うことが多くなる。1993年に紫綬褒章、97年にMOA岡田茂吉大賞などを受賞する。同年に国の重要無形文化財「彩釉磁器」保持者に認定される。2003年の古希記念展の後は作品名に使う「燿彩」を「耀彩」へ変更する。
2023年に巡回展「四代 徳田八十吉展」が開催された。

徳田八十吉の作風
略歴部分は市場に最も作品が出回っている三代目八十吉について紹介しました。
三代目八十吉は、人や花を絵付けする従来の九谷焼とは違い、色の配色のみで仕上げる作風が特徴です。約70色を使い分け、通常900度で焼成するところを1000度の高熱で焼き上げ、そこに現れるグラデーションのみで仕上げる「彩釉」という技術を確立させました。
徳田家は九谷焼を代表する陶芸一族で、現在は徳田順子が四代目八十吉を襲名しています。
石川県小松市の八十吉の生家跡に作られた「小松市錦窯展示館」では、八十吉の作品を鑑賞することが出来ます。
その他、東京都文京区にある本郷骨董美術館でも八十吉作品を見ることが出来ます。






