若尾和呂作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開
日本
若尾和呂
ワカオ ワロ
買取相場
| 種類 | モチーフ | 買取相場 |
|---|---|---|
| 油絵 | 人物 | 数万円前後 |
※掲載時の相場のため、最新の買取価格はお問い合わせください.
※内容により取り扱いが難しいケースもございます.
評価の高い作品の特徴
若尾和呂は、幻想的な女性像を主題に独自の絵画世界を築いた洋画家です。神秘的なマチエール(絵肌)を特徴とし、夢と現実の狭間を思わせる詩情豊かな作品で高い評価を受けています。
市場では代表的な女性像を中心に取引されており、作品の完成度や保存状態によって買取価格は変動します。具体的に見ていきましょう。
油絵
人物をモチーフとした油絵作品の買取価格は、数万円前後が目安です。
油彩作品は、絵具のひび割れや退色、キャンバスのたるみなどのダメージが査定額に影響します。共シールや画廊シールなどの付属資料が残っている場合は査定面で有利です。
幻想性と気品を兼ね備えた独自の画風は現在も根強い人気があり、状態や作品内容によっては相場を上回る査定となることもあります。
若尾和呂の評価ポイント
作家を代表する女性像や、「膜面描法」の魅力がよく表れた作品は査定額が高くなる傾向があります。また、大型作品や展覧会出品歴のある作品、保存状態の良い作品は高評価が期待できます。
若尾和呂の魅力を深掘り
若尾和呂
ワカオ ワロ
1922年〜1993年 物故作家。
若尾和呂は、岐阜県多治見市出身の洋画家である。若くして小柳正に師事し洋画を学び、1960年にインドへ渡航。現地の美術工芸館で個展を開催し、作品がインド政府に買い上げられるなど高い評価を受けた。インド滞在中の神秘的な体験を契機として、絵具を幾重にも重ねて独特の質感と奥行きを生み出す独自の「膜面描法」を考案。この技法により幻想性と精神性に満ちた画面を実現し、唯一無二の表現世界を築いた。1964年に日本橋髙島屋で個展を開催して以降、日本国際美術展や現代日本美術展などへ出品を重ね、注目を集める。
1980年には朝日新聞紙上で「おんなシリーズ」を発表し、さらに1982年から翌年にかけてNHK番組「魅惑のファンタジー」の装画を担当するなど幅広く活躍した。神秘的な女性像を主題とした作品で知られ、幻想美術の分野に独自の足跡を残した作家である。1993年、71歳で逝去した。

若尾和呂の作風
最大の特徴は、自ら考案した<膜面描法>による神秘的なマチエール(絵肌)にあります。幾層にも絵具を重ねることで生まれる半透明の質感は、画面に奥行きと深い陰影をもたらし、まるで夢と現実の境界を漂うような幻想的な雰囲気を演出しています。青や紫、褐色を基調とした落ち着いた色彩も特徴で、静謐で気品ある世界観を際立たせています。