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2025年04月10日 絵画 買取

【初心者必見】絵画の価値の調べ方!簡単ステップと注意点

「この絵、本当に価値があるのか不安…」「どこに査定を頼めばいいかわからない」とお悩みではありませんか?

絵画には定価がなく、だからこそ素人判断では誤って安く売ってしまうリスクもあります。

この記事では、美術品買取専門店として数多くの査定を行ってきた経験をもとに、絵画の価値を正しく調べる方法をわかりやすく解説します。

読んでいただければ、所有している絵画の価値の調べ方だけでなく、信頼できる査定先の選び方や、損をしない売却のための知識が手に入り、大切な作品を適正価格で手放す準備が整うでしょう。

【重要】絵画の価値を調べる際に押さえるべき3つの要素

絵画の価値を知るには、主に「サイン・署名の有無」「作者と年代」「市場での需要」の3つの観点から判断することが大切です。

以下で、それぞれの要素がどう価格に影響するのかを解説します。

サイン・署名の有無を確認する

絵画にサインや署名があるかどうかは、作品の出所や真贋を見極めるうえで非常に重要な情報です。署名は額の右下・左下、裏面などに記されていることが多く、作品の完成時に記されたものと考えられます。

ただし、サインがあるからといって必ずしも高額になるわけではありません。サイン・署名はあくまで「作者が誰か」を判断するための手がかりであり、査定における信頼性の補強材料のひとつです。

サインが判読しづらい場合は、専門家やGoogleレンズなどのアプリを活用して調べてみるとよいでしょう。

また、サインがまったく見当たらない場合でも査定ができないということはありません。絵画の価値は、作品の画風や構図、使用されている素材など、総合的に評価されるため、サインの有無にかかわらず安心して査定を依頼できます。

作者と年代を見極める

絵画の価値を決める最大の要素のひとつが、「誰が、いつ描いたか」です。有名な作家や受賞歴のある画家、海外で評価を得ている作家の作品は、それだけで高額査定につながりやすくなります。

また、同じ作家の作品でも、描かれた年代によって評価が変わることがあります。たとえば「全盛期」に制作された作品が高く評価されることもあれば、「初期」の実験的な作風や、「晩年」の円熟味ある作風が高値となる場合もあります。どの時期の作品が価値を持つかは作家ごとに異なるため、過去の取引事例や市場動向をあわせて確認するとよいでしょう。

市場での需要とトレンドを確認する

絵画の価格は、市場で「欲しい人がいるかどうか」に大きく左右されます。たとえ有名作家の作品でも、需要がなければ高値はつきません。

一方で、SNSや海外のオークションで注目されているジャンルやテーマの作品は、無名の作家でも相場が急騰する可能性があります。日本国内だけでなく、海外市場やアートフェア、オークションの落札履歴などを参考にし、常に最新の市場動向をチェックすることが大切です。

絵画を売却する予定がない方でも、定期的に市場の動きを確認しておくことで、相続や保険加入の際に役立つ知識となります。

トレンド

無料でできる絵画の価値の調べ方|アプリと査定サービス

「この絵は一体いくらの価値があるのか?」と思ったとき、まず試していただきたいのが、無料で使えるアプリの活用や査定サービスです。この章では、スマホやインターネットを活用して、自宅にいながら簡単に絵画の価値を調べる方法をご紹介します。今すぐ実践できる手段ばかりなので、気軽に試してみてください。

絵画の作者を調べるアプリ「Googleレンズ」の使い方

Googleレンズは、スマートフォンのカメラで絵画を撮影するだけで、画像に近い情報をインターネット上から自動で検索してくれるアプリです。作者名がサインとして記されていない場合や、どこかで見たことがある絵の名前を知りたいときに便利です。Googleレンズの利用は無料で、iPhone・Androidどちらにも対応しています。

撮影後は関連画像や、同じ作者の別作品、販売履歴などが一覧で表示されることがあります。完全な真贋判定には向きませんが、初期の情報収集手段としてはとても有効です。

絵画の価値を知るための無料査定サービスの利用方法

より具体的に価値を知りたい場合は、専門家による無料査定サービスを活用しましょう。査定サービスは、主に以下のような方法があります。

  • オンライン査定
  • スマートフォンで作品全体とサイン部分を撮影し、LINEやメールなどで送信する方法です。時間や場所を選ばず利用でき、スマホ操作に慣れている方や忙しい方に向いています。

  • 出張査定
  • 専門家が自宅まで訪問して査定する方法です。持ち運ぶ手間がかからないため、大型作品や高額な可能性がある作品に向いています。

  • 宅配査定
  • 作品を梱包して査定業者に送付する方法で、遠方の方や複数点をまとめて依頼したい方におすすめです。

いずれも無料で利用できるため、まずは一つの方法から気軽に試してみることをおすすめします。

写真を送るだけのオンライン査定サービスの手順

実際にオンライン査定を利用する場合、どのような手順になるかを理解しておくと安心です。基本的には、以下の3ステップです。

1.スマートフォンなどで絵画全体、サイン部分、額の裏などを撮影する

2.査定業者のLINEやメールフォームから写真を送信する

3.査定結果(価格)が返ってくるのを待つ

このとき、写真の明るさや角度に注意しましょう。また、作品名や作家名、いつ・どこで入手したものかなどの情報もわかる範囲で伝えると、査定の精度が上がりやすくなります。気になることがあれば電話での相談も可能な業者を選ぶと、さらに安心です。

オンライン査定

無名作家の絵画の価値を知るための基本ステップ

自宅にある絵画が無名作家のものかもしれないと感じたとき、「これは価値があるのだろうか」と不安に思う方は多くいます。この章では、無名作家の作品と考えられる絵をどう調べ、どのように判断すればよいかを解説します。

サインや証明書がなくてもまずは専門家に相談

サインや保証書がない無名作家の絵画でも、価値がゼロとは限りません。評価のポイントは、作品そのものの完成度希少性です。

たとえば、地方の展覧会で入賞歴がある作品や、構図や色彩に優れた絵画は、一定の評価を受ける可能性があります。また、アートマーケットで注目されるジャンルに合っていれば、将来的に価値が上がることもあります。

判断が難しいときは、美術品専門の業者に相談するのがおすすめです。査定実績が豊富な業者であれば、無名作品でも正当な評価をしてくれます。

無名作品を扱うおすすめの売却先と注意点

無名作家の作品を売却する際、どこに依頼するかで価格に差が出ます。リサイクルショップでは専門知識を持ったスタッフが不足しているため、適正な価格がつかないことが多いです。

おすすめは、美術品を専門に扱っている買取業者や、アートオークションに強い会社です。実績や取引履歴のある業者を選ぶと、安心して任せることができます。

また、メールや電話で事前に相談し、相場感や取引条件を確認しておくと失敗を避けやすくなります。

【重要】信頼できる査定業者の選び方と注意点

絵画を売却するうえで最も重要なのが、信頼できる査定業者を選ぶことです。業者選びを間違えてしまうと、本来の価値よりも大幅に安い金額で手放すことになりかねません。ここでは、査定業者選びで押さえておきたいポイントと注意点を解説します。

信頼できる業者を見分けるチェックリスト

信頼できる業者かどうかを判断するには、以下のような点を確認しましょう。

  • 美術品買取に特化しているか
  • 査定実績や創業年数が豊富か
  • 公式サイトに査定事例や作家相場が掲載されているか
  • 会社情報や店舗情報が明記されているか
  • 古物商許可番号を持っているか

また、査定額の理由をきちんと説明してくれる業者は、誠実で信頼に値します。相場や市場状況についても丁寧に解説してくれる業者を選びましょう。

査定価格に納得できないときの対処法

提示された査定額に納得できない場合は、すぐに売却を決めず、複数の業者に相見積もりを取ることが大切です。 業者によって評価基準や得意ジャンルが異なるため、査定額に差が出ることはよくあります。特に当店のような専門性の高い業者では、他店では見逃されるような価値を正当に評価できることもあります。

相場の確認や業者の比較は手間に思えるかもしれませんが、大切な絵画を適正な価格で売却するためには必要不可欠なステップです。

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絵画買取の買取相場は?絵画を相場より高く売るコツも解説

絵画の価値を守るために知っておきたい保管・修復の知識

絵画の価値を正しく評価してもらうには、その状態を良好に保つことが不可欠です。長年自宅で保管していた絵が「実は高額だった」というケースはよくありますが、ダメージによって価格が大幅に下がることも少なくありません。ここでは、絵画を守るための保管・修復・リスク管理の基本をお伝えします。

湿気・直射日光を避ける正しい絵画の保管方法

絵画は非常に繊細な美術品で、保管環境が悪いとすぐに劣化してしまいます。特に注意すべきダメージとして、シミ・ヤケ・カビ・ワレ・縮み・剥離・破れなどが挙げられます。これらの症状が出ると、見た目の美しさだけでなく市場価値にも深刻な影響を及ぼします。

保管の際は、直射日光の当たらない場所、風通しのよい乾燥した空間が最適です。温度や湿度の急激な変化を避け、できれば絵画専用の保存ケースや緩衝材付きの額縁などで保護しましょう。

経年劣化や破損がある絵画の修復にかかる費用と価値影響

多少のダメージであれば、修復によって見た目や構造の回復が可能です。ただし、修復にも専門知識が必要で、素人による自己修理は逆効果となる可能性があります。

専門業者に依頼した場合、修復費用は数万円〜数十万円と内容により異なります。たとえば、カビ除去や亀裂の補修、色の補正、キャンバス張り直しなどが代表的な修復内容です。

修復された絵画は状態が良くなれば再評価されることもありますが、修復歴があることが分かると場合によっては査定価格に悪影響が出るケースもあります。売却を考えている場合は、修復前に査定を受けてから判断するのが安全です。

保険をかけるべき?高額作品のリスク管理方法

高額な絵画をお持ちの方は、万が一の災害や盗難に備えて保険を検討することも有効です。美術品専用の動産保険であれば、火災・盗難・水害など幅広いリスクに対応できるため、安心して保管できます。

保険に加入する際は、専門家による評価書が必要になることがあります。作品の価値を明確にしておくことで、保険加入や将来の売却時にも役立ちます。

絵画は「所有しているだけで価値が下がる」こともあり得るため、日頃の適切な保管とリスク管理は重要です。美術品の価値を維持・向上させるためにも、正しい知識と環境整備を心がけましょう。

絵画の価値の調べ方で損をしないために今できること

絵画の価値を正しく知ることは、損をしない売却だけでなく、大切な作品を守ることにもつながります。まずは作者やサインの確認からはじめ、複数の査定を取り、信頼できる業者を見極めましょう。保存環境も整えておくことで、将来的に高額での売却が実現するかもしれません。今できる行動こそが、作品の未来を変える第一歩です。

このページは、絵画の価値調査に関するガイドとしてブックマークしておくと便利です。査定やご相談はすべて無料ですので、絵画の価値に迷ったら、まずはお気軽に当店へご連絡ください。


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