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2020年06月21日 [陶磁器 骨董 買取]

備前焼の買取|金重・藤原・伊勢崎などの有名作家を輩出

備前

はじめに
備前焼とは、岡山県備前市周辺で作られた焼き物です。備前焼の特徴は絵付けもせず釉薬も使わずそのまま焼いたもので、土味がよく表れている焼き物です。
焼き味の景色は、胡麻・棧切り・緋襷・牡丹餅などの変化に富んでいます。これらの景色は自然に出来上がるため、一点として同じ形も焼き味も同じものは無いと言えます。また、歴史も古く平安時代に始まったとされています。

無骨さと自然に生まれる多様な表情で人気を博した備前焼の代表的な作家や現在の買取金額などを紹介させていただきます。


歴史の低迷期を救った金重陶陽
備前焼は現代まで順風満帆な歴史を歩んではいません。明治から昭和初期に至る時期は非常に苦しい時代でした。窯の火を消すことなく様々な努力が続けられました。厳しい時期であった備前焼を復興に導くきっかけを作ったのは金重陶陽でした。金重陶陽は備前焼で重要無形文化財保持者(人間国宝)に指定され、後進作家の『道しるべ』となりました。
備前焼作家の中では最も市場価格が高い作家です。

〜備前焼の代表的な作家〜
金重陶陽以外に有名な作家は藤原啓、山本陶秀、藤原雄、伊勢崎淳などが挙げられます。いずれも人間国宝に認定された作家です。また、備前焼作家は同じ家系で有名作家が輩出されています。金重晃介、金重素山、金重有邦、藤原和、藤原建、藤原敬介、伊勢崎陽山、伊勢崎満などが有名ですね。他には隠崎隆一、森陶岳などが有名です。


茶道から見る備前焼
茶道の世界では【一楽二萩三唐津】と呼ばれる抹茶茶碗の格付けがありました。こちらには含まれていませんが備前焼は茶道の世界でも強い存在感を放っています。
備前焼の釉薬を使用しない無骨さや落ち着いた面構えは侘び寂との相性も良く、古くから茶人の間では親しまれていました。
近代の作家でも金重陶陽をはじめとする人気作家が茶道に使用できる作品を制作しています。

備前焼の評価(買取価格)
備前焼の歴史などを紐解いてきましたが、このブログをご覧になっている方の気になる点は売却時の評価ではないでしょうか。
陶磁器全般に言えることですが、備前焼も【作家物】と【骨董】に分けて考えます。
【作家物】とは、作家が制作した作品です。20世紀から現在にかけて活動している作家の作品を総称して作家物と呼び、共箱(作家の直筆サインと作品タイトルが書かれている木箱)が無いと著しく評価が下がる傾向です。
【骨董】とは、歴史的な価値を有した作品です。備前焼の場合は古備前と呼ばれる事もあります。作家物とは異なり、制作者がハッキリしていなくても現代まで残っている歴史的な価値を重視した作品です。少なくとも100年以上経過している作品をいいます。作家物のように共箱という概念はありませんが、有名な蒐集家や作家などが制作した木箱(識箱とも呼びます)があると評価が高まる傾向です。

〜現在の買取価格は?〜
【作家物】も【骨董】も20〜30年前と比べると買取金額は下がっています。
当時、デパートなどで購入された方はビックリするような査定額になるかもしれません。
人間国宝と呼べる作家でも、出来が良くないと1万〜3万円でしか買取できないケースもあります。もちろん、出来が良い作品は数十万単位で金額提示可能ですが、厳しい判断をせざる得ない事が多い印象です。
また、骨董と呼ばれるものも数万円単位の査定額になる事が多いです。コンディション・歴史的な価値・来歴などの好条件が揃わないと10万円以上は難しいでしょう。

まとめ
高価買取を信条に査定を行っていますが、備前焼の相場は年々厳しく、20〜30年前の購入価格と比べると安価な買取金額になります。査定する際は現在の市場価格を参考にしているため、過去の市場価格とは乖離しているのが現状です。その中でも他の買取業者に負けないような査定額でご提案できるように努力しております。
備前焼以外のも陶磁器・茶道具関係の作品は強く取り扱っております。是非、お気軽にご相談ください。


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