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2020年07月18日 [陶磁器 骨董 買取]

漆器の管理は大変?コツを掴めばずっと使えます

漆器
東京の骨董品買取なら獏

はじめに

東京の美術品買取専門店 獏 です。
絵画・美術品の買取を専門的に行っているため、様々な芸術作品と出会います。歴史があるご自宅にお邪魔すると【漆器(しっき)】をお持ちの方が多い印象です。漆器は美術品として評価できるものから、そうではないものまで幅広い作品(製品)が作られ、日本人に馴染み深い作品ではないでしょうか。

漆器の世界は非常に奥が深いため、今回は漆器の保管方法を簡単に紹介させていただきます。

そもそも漆器とは?

漆器(しっき)とは、漆(うるし)のほどこされた器のことです。漆を塗る素材の「素地」と仕上げに使われる「塗料」を合わせたものが漆器となります。素地に使われるのは、木、竹、和紙、布などがあり、少し特殊ですが金属でも大丈夫です。

漆は、漆の木から採った樹液のことで、国産の漆は希少で多くは外国産です。樹液から採取した漆をこしてから使用します。その漆に顔料等を混ぜることにより多彩な色味を表現できます。一例ですが、一般的な黒色は【呂色(ろいろ)】と呼ばれ、鉄を混ぜ合わせて作ります。

NGポイント

漆器の正しい保管方法

お客様から、漆は管理が大変そうとの声をよく聞き、私自身もきちんと調べるまでは『漆の管理は大変』という固定概念がありました。しかしながら、3つのポイントを抑えれば長い間使うことが可能となります。

〜漆器保管の3つのポイント〜
@ 紫外線はNG
A 電子レンジ・食洗器はNG
B 水につけておくのはNG

まず「紫外線はNG」についてです。
漆は熱や湿気などに強く、腐敗、防虫の効果もあるため、食器に優れています。水分にもある程度の耐久性がありますが、紫外線を受けると劣化します。

次に「電子レンジ・食洗器はNG」についてです。
こちらは変色、はがれ、変形の原因になります。食品を温める際は電子レンジOKの器に移しましょう。また、漆器を洗う際は食洗器ではなく、柔らかいスポンジで手洗いしてください。洗剤はOKです。

最後に「水につけておくのはNG」についてです。
短時間であれば水につけていても問題ありませんが、ヒビやカケがあると、そこから水分が入り、漆が剥がれる原因となります。長い間使用しているとヒビやカケなどのダメージが出るのはしょうがないため、ダメージが出ている前提で扱った方が良いでしょう。


漆器風のプラスティック製品と比べると、丁寧に扱う必要がありますが、上記ポイントを抑えれば比較的大雑把に使用できるのではないでしょうか。

まとめ

漆器は扱いづらいというイメージがありますが、上記のポイントを抑えれば長い間使用できます。奥行きがある艶と抗菌作用は漆器の醍醐味でしょう。もし実家や自宅にあるようでしたら、是非使用して食を楽しんでください。

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