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2020年07月26日 [絵画 買取]

現代アート(美術)の買取について

現代美術

★はじめに
近年、美術業界における日本人作家の活躍は大変目覚ましいものです。
過去にも、1900年代前半 エコール・ド・パリの一員として注目を浴びた藤田嗣治や、アメリカで活動した国吉康雄、第二次世界大戦後に注目された具体美術協会(吉原治良、白髪一雄など)など世界で注目された日本人画家は多数存在しましたが、個人的には今ほど多数の日本人作家が活躍している時代は無かったと思います。

現代美術作家の買取は物故作家(既に亡くなった作家)とは若干評価方法が異なるため、絵画の買取を専門に行っている立場から『現代美術の買取について』を紹介させていただきます。

はてな


★そもそも現代美術とは

英語で言うと“Contemporary Art(コンテンポラリーアート)”。日本語に直訳した言葉が現代美術です。
【現代美術】は人によって解釈が異なる曖昧な言葉です。広義では20世紀美術全般 もしくは第2次世界大戦後に活躍した作家を指し、狭義では現在も第一線で活動している現存作家を指したりします。絵画作品を扱う業者間では、現代美術に含まれる作家は主に[第二次世界大戦後に活躍し、抽象的な表現やコンセプトを重視している作家]を意味する事が多いように思います。

似た言葉として【近代美術】がありますが、具体的に「XXXX年以前は近代、それ以降は現代」という線引きはありません。
表現方法(具象・抽象)、時代など、様々な時系列があるため一概には言い切れませんが、一般的には作家が活躍した時代がいつかによって使い分けられています。

現代美術の具体的な作家名を挙げるなら、草間彌生、村上隆、奈良美智辺りが有名でしょう。他にも杉本博司、名和晃平、鴻池朋子、タカノ綾、横尾忠則、会田誠、森村泰昌、宮島達男、加藤泉・・・など、沢山居ます。最近では小松美羽が24時間テレビのTシャツ『チャリTシャツ』のデザイナーに選ばれたことで注目を浴びました。

現代アート作家はその中で洋画家・日本画家・版画家などと区別されて使われていますが、同じ基準での分類ではないため、作家によっては「現代美術作家であり洋画家でもある」場合もあります。

評価

★現代美術の評価方法
絵画の買取価格は[市場評価]に応じて決められています。市場評価とは需要と供給のバランスから導き出される流通価格のことです。
株式市場をイメージいただくと分かりやすいと思います。欲しい人が多いほど評価は高まり、欲しい人が少ないほど評価は下がります。絵画のマーケットは株式市場ほど相場が動かず、数週間から数カ月単位でゆっくりと動いている印象です。作家によっては10年以上相場が変わらない場合もあります。

基本的には上記の通り相場動向を考慮して買取価格を決定しますが、相場が形成されるためには一定量の作品が市場に出回っていないといけません。
個展などで新作(まだ誰の手にも渡っていない作品)を購入したコレクターが作品を売却する事で市場に出ます。この流れを[二次流通]と呼び、一度人の手に渡った作品が一定数出回る事で安定した二次流通の市場が形成されます。
某グルメサイトの口コミでも、一定数の口コミ・評価が集まらないと星は付きません。それと同じような原理です。

〜安定した相場が無い場合はどうする?〜
既に亡くなった巨匠や、現代美術の作家でも既に市場が成熟している作家(草間彌生など)は相場を参考に価格決定が出来ますが、新人から中堅作家の作品は未だ市場に多くの作品が出回っておらず二次流通の市場が形成されていないため、相場を参考には出来ません。
では、そのような場合はどのようにするのでしょうか?

当社の場合はですが、ギャラリーでの発表価格や作家を取り巻く環境(受賞歴や所属ギャラリーなど)を総合的に判断し、買取価格を決定しています。これはあくまでも当社の方法であり、買取業者によって基準とするものは異なると思います。
これらの情報は実績が数字で残る相場と異なり、市場動向は日々注目していないと得ることが出来ない情報です。当社では視野を広げて新しい作家もチェックすべく努めていますが、日々新しい作家が登場しているため、なかなか難しい所です。

投機

★投機的な対象にされている作家評価の難しさ
相場が安定している物故作家(例外あり)と異なり、現代美術作家は相場の動きが激しい傾向にあります。相場の動きがあるところには、その差を利用して投機対象とする人間がマーケットに参加します。

投機目的でアート作品を購入する方は、基本的に「作家が好き」という気持ちはなく、売買によって得られる利益を目的としてマーケットに参加します。純粋にその作家が好きで作品を購入したい方にとっては、作品を購入しづらくなるというデメリットもあります。こう聞くとネガティブな雰囲気になりますが、中にはこのような方達がいるからより注目され、お金が流れることにより市場価値が上がる作家作品もあります。
ただ、投機目的での購入ばかりが集中すると、確固たる根拠があり評価が上がっているわけではない為、作家によってはマネーゲームで作品を食い尽くされた後、あっという間に価値が落ちてしまう場合もあります。


★まとめ
現代アート(美術)の買取価格は、その作家を取り巻く環境により判断方法が分かれます。市場が安定している作家は買取時点の相場で評価できますが、新人作家〜中堅作家のように二次流通に作品が出回っていない作品は買取業者ごとに評価方法が分かれます。

当社では二次流通の相場だけではなく、幅広い情報を考慮して買取金額をご提案させていただきます。是非、お気軽に当社「美術品買取専門店『獏』」までご相談ください。


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