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富士山を描いた有名な絵画とその魅力を解説

昔から霊峰としてあがめられてきた富士山。

その魅力にたくさんの画家が富士山を描いてきました。

富士山が描かれた絵画は、古くは平安時代のものから残っており、さまざまな美術作品の題材になってきています。

今回の記事では、世界文化遺産に登録されている富士山を描いた画家や信仰について解説していきます。
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富士山を描いた有名画家たち


時代を超えて人々を魅了してきた富士山は、さまざまな画家の題材になっています。
古くから富士山は、日本人の心のよりどころになっており、絵画にもたくさん登場しています。
その富士山を描いた有名画家とその作品を紹介します。

葛飾北斎「富嶽三十六景」


江戸時代になると街道の整備も進み、旅や山登りが庶民にとって身近なものになってきました。

人気浮世絵師の葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」は、さまざまな構図を使いこなし、富士山を描き尽くしたといわれる作品です。

まず三十六図が出版され、その後、売れ行きが好調だったため十図が追加で出版されました。

なかでも、高く波打つ海と波にもまれる3艘の舟の先に堂々とそびえる富士山が描かれた「神奈川沖浪裏」、青々した樹海と荘厳な赤富士が描かれた「凱風快晴」、照的な天候と共に黒富士が描かれた「山下白雨」は特に人気が高く、富嶽三十六景の三大役物と呼ばれています。

横山大観の「富士」シリーズ

近代日本画の巨匠として知られている横山大観。

なかでも、富士山を題材にした数々の絵画が有名です。
「横山大観と言えば富士」と言われるほどで、人気が今も続いています。
大観は「春、夏、秋、冬だけではなく、朝、昼、夜、いずれも趣がある」と、さまざまな表情を見せる富士の絵を描いています。
生涯に横山大観が描いた富士の絵は、1500点。
亡くなる直前に描かれた作品も、富士でした。

歌川広重「富士三十六景」


歌川広重は、東海道などを描いて風景画を確立した浮世絵が人気を博しました。

富士山を題材とした「富士三十六景」は、亡くなる直前に描かれたとは思えないほどの作品です。

歌川広重のモチーフとして頻繁に登場するようになった富士山。
このころから庶民にも親しまれる対象となり、登山者が大幅に増加したといわれています。

酒井抱一「絵手鑑(富士山図)」


尾形光琳の画風を継承し、「江戸琳派」の創始者となった酒井抱一。

「富士山図」は、濃い群青の背面に赤い日輪と白い富士にたなびく金の霞が、富士山を際立たせています。
その構図の大胆さが、魅力の作品です。

このころから、「三峰型」と言われるそれまで定型とされていた富士山の描き方から抜け出た、新たな手法が多く使われるようになりました。

時代ごとの富士山絵画の変遷


「不二」「不死」とも書かれ、霊峰としてあがめられてきた富士山。
日本人は、昔からさまざまな形で富士山と関わりがあり、富士山を通じていろいろな文化が生まれてきました。

富士山は、とても神聖な存在で、「信仰の対象」として日本人にとても大きな影響を与えています。

その富士山の絵画について時代ごとに解説していきます。


平安時代の富士山絵画


文献によると10世紀ごろ、富士山を描いた絵画があったことが記録として残っています。

その記録が残っているものしては最古だと思われますが、残念ながらその作品は現存していません。

現存する最も古い絵画は、平安時代に秦到貞が描いた「聖徳太子絵伝」です。

甲斐の国(現在の山梨県)から贈られた黒駒に乗った聖徳太子が、富士山の山頂へと駆け上がる様子が描かれています。

この絵の中にある富士山は、急勾配で「三峰型」といわれる頂上を3つの峰で描かれたもので描かれており、中国の水墨画に登場する山のような形となっています。

この当時描かれた富士山は、富士の高嶺と伝え聞くだけで、想像上の異国のやまと捉えられていまいた。

そのことから、現実の姿とは違う形になっています。


室町時代の富士山絵画


室町時代になってくると、富士山を中心とした題材の絵画が登場するようになってきます。

この時代の富士山図としてとても重要な作品が、雪舟が描いたとされる『富士三保清見寺図』です。

富士山、名刹・清見寺という神仏の題材に三保の松原を組み合わせ、安定した構図に仕上げられた作品です。

富士山と三保の松原という絵は、この構図を使った数多くの作品が生み出されていきます。

江戸時代の富士山絵画


江戸時代の作品は、室町時代の作品と比較して見ると、周辺の描写が全体的に簡略化されており、紙に描かれるようになりました。

また、神聖さをイメージするものとして、「富士山と龍」がセットでよく描かれていました。

神秘的な霊山である富士山と神秘的な力をもった龍のそれぞれのイメージが結びつき富士山と龍が描かれている絵が多く制作されました。


富士山が描かれる理由 - 象徴、信仰、縁起


富士山は、日本を代表する山として人々に愛されることとなり、近代日本画の世界においても日本という国の象徴としてさまざまに描かれてきました。

富士山がそこにある限り、これからも日本人の心の拠り所として多くの画家たちによって描き続けられていくことと思われます。

そんな、富士山を描く理由や赤富士について解説していきます。

富士山を描くことの意味 - 日本人の心象風景


富士山は、古代の昔から日本人にとって象徴、信仰、縁起物の対象であり、数多くの絵画に描かれてきました。

さまざまな思想や思いのせた日本人の心象風景でもあるんです。

平安時代からとどまることなく描かれ続けてきた富士山は、時代の鏡のように人々の心を映し続けるものとして存在しています。


赤富士 - 開運、縁起をかつぐ象徴


赤富士は、めったに見ることができないため、赤富士を鑑賞すると、厄除け、商売繁盛など願いが叶うと言われています。

さらに、家の中央や家から観た富士山のある方向へ飾ると全体的な運気が上がると言われています。

東の方向に飾ると、仕事運がアップします。

また、寝室の北側に飾ると子宝に恵まれるというジンクスもあります。

こういったことから室内に赤富士を飾る人も多くいます。


富士山絵画が西洋画家に与えた影響


浮世絵で描かれた富士山は、江戸時代後期の開国とともに海外へ輸出されヨーロッパにわたり人気となりました。

浮世絵は、当時のヨーロッパの画家たちに強い影響を与えました。

山や自然を主題にするという、西洋絵画の伝統的な主題とは大きくことなっており西洋の画家たちには思いがけない作品でした。

これ以降の作品には、自分の作品にも模写した富士山を加えるなど、東洋のタッチを取り込もうという意欲が見られます。

さらに、1867年にフランスのパリで開かれた万国博覧会の出品で注目を浴び、「ジャポニズム」とよばれる日本の伝統芸術の一大ムーブメントがヨーロッパで巻き起こりました。

フジヤマに魅せられた西洋の天才画家たち


モネ、ゴッホ、マネ、ドガ、ルノワール、ロートレックなど印象派を代表する画家たちがジャポニズムの影響を大きく受け、新しい絵画の創作に取り組んでいきました。ゴッホやモネなどの作品には、浮世絵の富士山にヒントを得たと思われるものもあります。
ゴッホの「タンギー爺さんの肖像」には、歌川広重の富士山が頭部の後ろに描かれているのは有名ですね。

獏は富士山絵画作品の買取を行っております。


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絵画にも、油絵、日本画などさまざまな種類があります。

どのようなものに価値があるのかというのは、素人目には価値の判断をつけることができないことが多いです。

そんなときは、豊富な知識を持った専門業者にお任せするのが良いと思います。

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まとめ


富士山を描いた有名な絵画とその魅力を解説しました。

富士山を題材にした絵画は、時代を超えて人々を魅了してきました。

そのため、富士山絵画が昔からお家の中にあったり、眠っていたりすることもあるのではないでしょうか。

特に、骨董品や美術品は知識が求められるもので、専門業者でないとその価値を見抜くことができません。

価値がある富士山絵画をそのままにしてしまう前に、ぜひとも獏にご相談ください。
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