
井上萬二作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開
日本
井上萬二
イノウエ マンジ
評価の高い買取実績
井上萬二の作品は、作品の種類や保存状態などにより買取価格が異なりますが、「白磁緑釉牡丹彫文香炉」を2.6万円、「染彫文壺」を2万円、「白磁緑釉牡丹彫文一輪差」を1.5万円で買い取るなど、さまざまな作品の買取実績がございます。
評価の高い作品の特徴
現役の作家ですが、作品数がある程度二次流通に流れてきたことにより、比較的相場が安定してきている状況です。バブル期に比べると落ち着いた価格帯となりますが、現在の市場動向を考慮して精一杯の買取金額をご提案できればと思います。
井上萬二は白磁の作品が最も有名ですが、中には色がついた作品も制作しています。一般的な作家は色が使用され、華やかであるほど評価が高くなる傾向ですが、井上萬二の作品には当てはまりません。作品の種類やサイズにもよりますが、シンプルで突き詰められた白磁の方がファンは多い印象です。
壺、茶碗、香炉、湯呑等、さまざまな種類の作品が制作されていますが、作品のサイズと買取金額はある程度影響します。規格が決まっている茶碗や湯呑等には当てはまりませんが壺や花入は大きく影響します。人気の高さ故、工房で制作された作品も出回っています。工房の作品は厳しい評価になるでしょう。
買取金額は数万円台から10万円以上と様々のため、井上萬次二の作品のご売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
お客様の声
男性・70代 満足度 ★★★★★
今回、井上萬二先生の陶磁器の整理をすることになり、こちらにお願いしました。出張買取ということで、自宅まで来ていただき、大変助かりました。また、査定額にも満足しています。丁寧な対応ありがとうございました。
女性・50代 満足度 ★★★★★
井上萬二の作品を数点、出張買取でお願いしました。古い作品もあり、状態を心配していましたが、丁寧に査定していただき、予想以上の金額で買い取っていただきました。担当の方の知識と説明も分かりやすく、安心して取引を進めることができました。また機会があればぜひ利用したいです。
井上萬二の魅力を深掘り
井上萬二
イノウエ マンジ
1929年~2025年 物故作家。
佐賀県有田市の有田焼窯元の家に生まれる。
生家が窯元であるにもかかわらず軍人を志し、15歳で海軍飛行予科練習生となる。翌年1945年に復員し、父の勧めで酒井田柿右衛門(13代目)の元で働き、磁器の製法を学ぶ。1952年頃に先代奥川忠右衛門の作品に衝撃を受け門下生となり、白磁や磁器大物成形の轆轤(ろくろ)技術を学ぶ。1958年酒井田柿右衛門を退社し、県立有田窯業試験場の技官やペンシルバニア州立大学の講師として活動し、さらに海外活動はドイツなどで個展や2002年モナコ国王の在位45年記念の展覧会など多岐にわたった。1968年には第15回日本伝統工芸展で初入選を果たし、1977年全国伝統的工芸品展通産大臣賞、1987年には第34回日本伝統工芸展で文部大臣賞を受賞する。1995年には重要無形文化財「白磁」保持者に認定され、1997年に紫綬褒章を受章する。
2024年にセイコーハウスホールで「井上萬二白磁展 わが心の青海波」、大丸福岡天神店アートギャラリーで「萬二窯 受け継がれる『名陶無雑』の精神 そしてその先の未来へ~人間国宝 井上萬二・祐希展」が開催された。

井上萬二の作風
色彩鮮やかなイメージの有田焼ですが、井上萬二は「白磁こそが私の原点」と言い切り、徹底的に<白磁>の造形美を追求しました。白磁を美しく見せるため、表現に様々な技法を試した時期もあったが、初めての個展で完璧な作品に「色」はいらないと気づき、本当の美しさを造形で表現し、本当に美しいものだからこそ「無色」で残すべきだと心に決めたといわれています。
白い土の上に透明な釉薬をかけて焼き上げたガラス質のツヤを出す白磁は、とてもシンプルな見た目ですが、それ故に器そのものの美しさを問われます。一点の歪みも許さない精密な造形技術で作られた器は多くのファンを作りました。



