吉田美統作品の買取・査定相場と最新の買取価格を公開

日本

吉田美統

ヨシダ ミノリ

評価の高い作品の特徴

吉田美統の作品を評価する上で大前提となるのが<釉裏金彩>の作品かどうかです。市場に出回っている作品のほとんどが釉裏金彩で制作されたモノのため、それ以外の作品はあまり見かけませんが、厳しい評価になるでしょう。販売時は珍しいという事で評価されているかもしれませんが、買取時は作家の代表的な作品以外は評価しにくい傾向です。

 

あとは<作品のサイズ>と<紋様の出来>で判断させていただきます。
買取金額は数万円台から10万円以上と様々です。茶碗や盃などの一定の大きさが決まっているものを除いて、作品のサイズは大きい方が良いとされています。また、釉裏金彩の文様はバランス感覚や細かさで判断させていただきます。

 

日本の陶磁器全般に言えることですが、共箱(作家本人がサインとタイトルを書いた木箱)が無いと著しく評価が下がる傾向です。閉まっている方は売却時までに用意しておいた方が良いです。吉田美統の作品のご売却をご検討の際は、お気軽にご相談ください。

お客様の声

女性・70代 満足度 ★★★★★

父の遺品整理を進める中で、吉田美統の酒杯が出てきたため出張査定をお願いしました。陶芸の知識がなく不安でしたが、担当の方がとても丁寧に説明してくださり、作家の格や技法についてもわかりやすく教えてくれました。大切に扱っていただけたことが伝わり、安心して手放すことができました。

吉田美統の魅力を深掘り

吉田美統

ヨシダ ミノリ

1932年~現在に至る。
石川県小松市に生まれる。生家は作陶を生業としていて、九谷焼独特の赤絵金襴手を継承していた。美統本人も高校在学中から陶芸技法を学び始め、高校を卒業した1951年に九谷焼絵付け技法を習得し19歳の若さで錦山窯の三代目を襲名した。そして、釉裏金彩技法(金箔や金泥で文様を描き、そのうえに釉薬をかけ焼き上げる作陶技法)の先駆者である加藤士師萌の作品に出合い、感銘を受け自身の作品にも釉裏金彩技法を取り入れるようになった。
釉裏金彩技法を習得後に制作した作品は、1970年に大阪で開催された日本万博博覧会に出品され、高い評価を得た。また1974年からは日本伝統工芸展に出品し、1974年は入賞、1992年には高松宮記念賞、1995年には日本工芸会保持者賞などを受賞し、輝かしい功績を残す。その後も数々の名作を生み出し、2001年には紫綬褒章を受章し、「釉裏金彩」で重要無形文化財(人間国宝)に認定される。
2024年に小松市立本陣記念美術館で「特別展 人間国宝「釉裏金彩」吉田美統の景色」が開催された。

吉田美統

吉田美統の作風

<釉裏金彩>で制作された艶やかな作品が特徴的です。九谷焼伝統色絵の具をかけた素地を本焼きして地色とし、その上に2種類の金箔を文様に切り取ったものを載せて焼き付け、更に仕上げとして全面に透明な釉薬をかけて焼き上げる。その1つ1つの工程において独自の研究を成し技術の洗練度を高めています。
下地はグリーンが多いですが、パープルやレッドなどの色も使用しています。それぞれの色にそれぞれの良さがありますが、吉田美統と言えばグリーンの下地に描かれた釉裏金彩が代表的です。

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