梅原龍三郎|絵画買取や美術品買取なら東京都大田区の株式会社獏

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梅原龍三郎の油絵・水彩・パステル・日本画の買取価格とポイント

梅原龍三郎

1888年〜1986年 物故作家。
京都市下京区生まれ。洋画家を志し浅井忠の聖護院洋画研究所に学ぶ。1908年にフランスに渡りアカデミー・ジュリアンに入学する。ルノワールに傾倒し師事し、セザンヌ・ピカソ・ドガらとも交友があった。1913年に帰国し、翌年に二科会の創立に参加した。
1926年に国画創作協会に加わり洋画部を創設する。明快な色彩と日本画家の伝統的な技法を学び独自の画境を築く。安井曾太郎と並び、梅原・安井時代と称された。
1952年に文化勲章を受章する。日本画と洋画の境界を越えて、日本の洋画を完成させたといわれる。
また、ルノワール、ピカソ、ドガ、マティス、ルオーなど著名な作家の作品から、古代ギリシャ彫刻、大津絵など一流のコレクターでもあった。
代表作に<紫禁城><北京秋天>などがある。
2023年に上原美術館で「梅原龍三郎と伊豆」が開催された。12月現在山王美術館で「横山大観・梅原龍三郎展」が開催中。

買取のポイント

梅原龍三郎の作風

梅原龍三郎といえば、<花><裸婦><山><北京風景>などを題材にした絵画作品ではないでしょうか。梅原龍三郎は問答無用で日本洋画壇の巨匠で、ワーグマンと高橋由一から始まった日本の洋画を完成させたのはこの人でしょう。西洋で生まれた油絵を模倣し追いかける立場から、独自に日本人特有の感性を融合させ、日本的洋画をスタートさせました。梅原が描く作品は師匠であるルノワールの影響を色濃く受けていますが、模倣するだけではないことは作品を見れば一目瞭然です。模倣しただけでも歴史に名は刻まれるかもしれませんが、市場評価はここまで伸びなかったでしょう。美術史に名前が刻まれている理由は梅原龍三郎という新たな作風を生み出したからです。

梅原龍三郎の現在の評価と価値

没後30年以上経った現在でも高い市場価値を有しています。バブル期に動いていた数字に比べるとかなり下がっていますが、同時期に活躍した作家と比べると高い水準かと思います。

@ 原画(油絵・日本画)
梅原が描く本画は油絵と日本画があります。キャンバスに油絵の具で描いた作品とパネルなどに顔彩等で描いた作品に大別されます。買取価格だけで判断すると油絵作品の方が高い印象です。
現在の所定鑑定機関は<東美鑑定評価機構鑑定委員会>になりますが、鑑定書が無くても査定は可能となりますので、お気軽にご相談ください。

A 原画(パステル・水彩)
有名作家の宿命ですが、本来は作家自身が世に出す予定が無い作品も商品として売られます。そういった作品は、バブル期と比べると非常に価格帯が落ち着いているため、購入価格と大きな開きが出やすいです。昔とは異なり梅原龍三郎という名前だけ価値が担保されるわけではなく、作品のクオリティにより大きく買取金額が異なります。

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梅原龍三郎の気になる買取価格は?

高価買取のポイントは<薔薇>でしょう。燃えるような薔薇は梅原龍三郎の代名詞ではないでしょうか。他の構図でも人気はありますが、代表作は薔薇です。作品によって共板がついているものもあり、評価に影響します。
作品の技法によって評価は変わります。順に見ていきましょう。

【油絵】
最も高いのは油絵の薔薇です。買取金額は数百万円代となり、サイズや来歴等によっては1000万円以上の可能性があります。他の構図(裸婦・風景・静物)などは描き込みやサイズによって大幅に変わりますが、薔薇の作品と比べると落ち着いた価格帯になるでしょう。当然ですが、ワレやカビ等のコンディションも評価額に影響します。

【水彩】
紙にデッサンやパステルで描かれている作品を総称して水彩と扱わせていただきます。色彩の有無や描き込み具合等によりますが、数十万円代の買取が殆どです。

【版画】
梅原龍三郎は人気作家のため多数の版画が制作されました。油絵や水彩と比べると厳しい評価になるでしょう。1点モノではない版画は希少性も低くなく評価を見出しにくい部分もあります。

梅原龍三郎の代表作品

  • カーネーション

    ■カーネーション(版画)
    梅原らしい大胆なタッチが特徴の版画作品です。
  • バラ

    ■バラ(版画)
    落ち着いたトーンですが、代表作のバラを描いた作品です。
  • 裸婦

    ■裸婦(版画)
    裸婦を描いた版画作品です。

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