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鴨居玲の作品の買取価格とポイント

鴨居玲

1928 〜 1985年 物故作家。
石川県金沢市に生まれるが、出生地は諸説あり。現在の金沢美術工芸大学に入学、宮本三郎に師事する。31歳の時初めての渡欧。帰国後二期会を脱退。30代の頃は、シュルレアリスム・抽象主義か具象主義か、自らの方向性に悩んでいた。その後南アメリカやイタリアなど海外へ旅行し、ブラジルで自分のスタイルを築き上げた。一時帰国し、1968年日動画廊にて初めての個展、1969年には安井賞を受賞。1971年にスペインに渡り、住んでいた村の人々の様子を描いた。その後もスペインを転々とし、パリに滞在してから1977年に帰国。神戸にアトリエを構えて制作に励むも、自殺願望を抱えていた鴨居は睡眠薬と酒をあおり、度々の自殺未遂の末1985年に自宅で急逝することとなった。57歳逝去。
2023年に高梁市成羽美術館で「鴨居 玲―1983年2月3日、私」。石川県立美術館で「Rey Camoy- 鴨居玲 晩年の肖像 -」。長崎県美術館で「鴨居玲のスペイン時代 ― スペイン・バロックの巨匠ジュゼペ・デ・リベーラの作品とともに」が開催された。

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鴨居玲の作品のポイント

鴨居玲の作風

鴨居玲と言えば、哀愁を帯びた人物画で有名です。暗く重い厚みのあるマチエールで描かれた背景に、ぽつんと佇む人物は、鴨居が海外で接することの多かった道化師や酔っ払いや老人たちで、皆どこか憂いを帯びて沈み淀んだ顔をしています。モデルはそういう人たちであったものの、鏡で自分の立ち姿を見ながら描くという独特のスタイルであったためほとんどは鴨居本人の顔、すなわち自画像であったと言います。顔の表情もぼんやり描かれていることが多く、特に目は落ちくぼんでほとんど見えず人物が一体どこを見ているのか判断がつきません。生活に苦しみ日々にあえいでいる人々の姿に、自分の悲壮感と死への強迫観念を重ねていたのかもしれません。晩年帰国してからは、裸婦像にも精力的に取り組み制作の幅を広げようとしていました。サインも1971年頃に「Rei Kamoi」から「Ray Camoy」に変更しています。

鴨居玲の現在の評価と価値

死後30年以上経過した現在でも人気が高い作家です。市場に流通している数もそこまで多くはないため、当社では積極的に買取を行っています。鴨居玲の作品は原画(油彩、水彩等)が殆どで版画作品は珍しいです。珍しいといっても版画に比べると原画作品の方が買取金額は高い傾向です。
鴨居玲の代表的なモチーフは【道化師】【酔っ払い】【おじいさん】などです。こちらのモチーフではなくても鴨居玲らしいダークな雰囲気であれば最大限評価させていただきます。当社でも強く取り扱っている作家のひとりのため、鴨居玲作品のご売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。

鴨居玲の作品

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