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野又穫の作品の買取価格とポイント

野又穣

1955年 〜 現在に至る。
東京都出身。目黒区の染物屋に生まれる。幼少期はちょうど東京オリンピックの前で都市開発が盛んに行われており、大きなビルや工場が次々に建てられていた。初めは建築に興味はなく、東京五輪のポスターに感銘を受けてデザインの道を志す。東京芸術大学美術学部デザイン科卒業し、マッキャンエリクソン博報堂でアートディレクターを務める。在職中に制作活動を続けていた。昼は仕事、夜は制作という生活を送っていたが1986年に会社を辞めて、初の個展を開く。インスタレーション形式の個展が成功し、正式に画家としての活動を始める。どこかで見たことのあるような架空の建築物を描き、時空を超越した空間を演出することから「予兆の画家」と言われることもある。国内だけではなく海外でも個展を開催するなど精力的に活動中。2014年から女子美術大学で芸術学部 デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻の教授を務めている。


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野又穫のポイント

野又穫の作風

野又穣と言えば、空想建築です。どこかで見たことのあるような建物が画面一杯に描かれていますが、それらは全て空想で建てられた建造物なのです。作品には人物が描かれていません。「鑑賞する人が一番最前列で見ている感覚になってほしい」ということで人を描くのを止めたそうです。サインすら表ではなく裏に描くという徹底ぶりです。それらは単なる建築物なのではなく色々なメッセージが込められているのですが、多くは語られず見る人に委ねられています。
エッシャーやチャールズ・シーラーを好み「ブレードランナー」のディックやその他SF作品が好きでよく読んでいたそうで、作風にも顕著に出ているように思われます。絶え間ない都市開発への警鐘や、紛争に対する不安など、その時その時の思いを込めて作品作りに取り掛かるそうで、まずデッサンを行いきちんと定規を使って真っすぐなラインを正確に描きます。無機質で殺風景に見えるようでも、よく見ると様々な描き込みがあります。
以前はキャンバスいっぱいに建築物を描いていましたが、東日本大震災後に自然の前での人工物のもろさを思い知り、それ以降は空の部分を描くことが多くなったと言います。大地に聳え立っていたビル群も、最近は空中に浮かばせるなど時代の流れと共に作風も少しずつ変化を遂げているようです。

野又穫の現在の評価と価値

人物を描かないシュルレアリスム的な風景画が印象的な作家です。50号を超えるような大作も多く、サイズや描き込み具合によって評価が変わります。野又穣の作品のご売却をご検討の際はお気軽にご相談ください。

野又穫の作品

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