棟方志功|版画買取や美術品買取なら東京都大田区の株式会社獏

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棟方志功の倭絵・板画・リトグラフ・陶芸の買取価格とポイント

棟方志功

1903年〜1975年 物故作家。
日本の版画家。青森県青森市生まれ。青森市立長嶋尋常小学校を卒業後、給仕の職など働きながら画家を志して1924年に上京する。独学で絵を学ぶ。川上澄生の版画「初夏の風」を見て感動したことがきっかけで版画家を目指す。1936年に第11回国画会展に出品作が柳宗悦、河井寛次郎、浜田庄司らの注目を集める。以後、「釈迦十大弟子」(1939年)などの代表作を手掛ける。第3回サンパウロ・ビエンナーレ展、第28回展ヴェネチア・ビエンナーレ展でそれぞれ版画部門グランプリを受賞し、国際的に評価される。
2023年11月現在東京国立近代美術館で「⽣誕120年 棟⽅志功展メイキング・オブ・ムナカタ」、棟方志功記念館で「安於母利妃」が開催中。

出身地の青森にあり、国内最多数の収蔵品を誇る棟方志功記念館のHPはコチラ

棟方志功の版画が見れる美術館8選
骨董品の買取なら獏

棟方志功の最新買取情報

  • 梔子妃の柵(板画)
    買取価格
    2,200,000円

    棟方志功梔子妃の柵 (板画)

  • 昴祭妃図(リトグラフ)
    買取価格
    70,000円

  • 三尊仏の柵(木版画)
    買取価格
    650,000円

  • 聞風の柵(木版画)
    買取価格
    500,000円

棟方志功の作品の買取ポイント

棟方志功の作風について

棟方志功といえば<女性>や<仏>をモチーフにした絵画作品ではないでしょうか。ときに縄文的とか、青森の祭ねぶたのエネルギーとかと評される奔放な作風と旺盛な制作意欲は変ることなく晩年まで続いたとされ、作品に力強さが表れています。牛乳瓶の底の様な分厚い眼鏡が特徴的で作家自身のキャラクターも強烈です。

高価買取のポイントは<大首>でしょう。大首と呼ばれる女性図が最も評価が高い作品の一つです。棟方志功の板画作品は大枠だけ木版で黒く摺り、色は紙の裏から手彩色で入れていきます。版画作品でも1枚1枚棟方自身が色を入れているので原画作品と同じく1点モノ扱いになります。その為、版画作品では当たり前の限定部数は無く鉛筆のサインのみ記されています。基本的に色がある作品が高価買取しやすいですが、<釈迦十台弟子>のような一部の作品は色無しでも高い評価を得ています。また、棟方志功の没後に作られた版画作品はリトグラフで制作され、木版と比べると評価が下がります。
棟方の作品は倭絵・板画・リトグラフの種類で制作され、評価額がそれぞれ異なります。順に見ていきましょう。

棟方志功の現在の相場評価と価値

@ 倭絵(やまとえ)
紙に水彩などで描かれた直筆作品です。描き込み具合や色の有無によって評価が変わりますが数十万円〜数百万円と幅広いです。

A 板画
木版画の事です。木を使っているため「版」ではなく「板」の字を使い板画(はんが)と呼んでいました。多くの作品は木版で摺られた後に手彩色で色を付けています。モチーフや手彩色の有無で大きく評価が変わります。数万円の作品もあれば、200〜300万円で買取できる作品もあります。価格差が非常に大きいジャンルです。

B リトグラフ
棟方志功の没後に制作された版画作品です。構図はどれも素晴らしいですが希少価値や作品の成り立ちを考慮すると、生前作と比べると落ち着いた価格帯となります。

C 陶芸
民芸運動とのつながりから焼き物も多く制作していました。志功らしい大胆な絵付けが特徴的です。人物などの具象的なモチーフが描かれていると高評価です。

棟方志功の美術館紹介

棟方志功記念館【青森県】

棟方志功記念館【青森県】
【出典】https://munakatashiko-museum.jp/

【入館料】大人550円/学生(専門含む)300円/高校生200円/小・中学生無料
(20名以上の団体割引・各種割引:大人450円/学生(専門含む)200円/高校生100円)
 無料開館日:11月3日(文化の日)
【アクセス】〒030-0813 青森県青森市松原2丁目1-2
【駐車場】有
【公式HP】棟方志功記念館
1975年に棟方志功の生誕地・青森に建てられた記念館です。2012年に鎌倉の棟方版画館を吸収合併したことにより、棟方作品の国内最大の所有数を誇る記念館となりました。校倉造を模した建物と日本庭園の調和が非常に気持ちよく、四季折々に応じて展示を変えるという興味深い展示方法を行っており、青森の棟方に対する愛を感じ取ることが出来ます。

棟方志功記念館愛染苑【富山県】

【出典】https://nanto-museum.com/aizen-en/

【美術館名】棟方志功記念館愛染苑
【入館料】大人310円/大・高校生210円/小・中学生無料
【アクセス】〒939-1654 富山県南砺市福光1026-4
【駐車場】有
【公式HP】南砺市福光美術館

富山は、棟方が1945年から6年8か月疎開した場所です。実は棟方がこの地を選んだのは、富山の「善知鳥(うとう)」という能にインスピレーションを受けたからだと言われています。福光美術館には常設展として棟方作品を展示、さらに別館の愛染苑には40代の脂ののった棟方が豊かな自然と優しい人々に囲まれて創り出した作品が寄贈され、ゆっくりと楽しむことが出来ます。近くには、当時住んでいた住居なども訪ねることが出来ます。

棟方志功の査定と鑑定について

上記で述べたように棟方志功は作品の種類により買取金額が異なります。また、棟方志功の作品は贋作が多く作られているため、没後に制作されたリトグラフ版画以外は鑑定が必要となります。鑑定が必要な作家の多くは原画(油絵・日本画・水彩など)のみですが、棟方志功の場合は制作のメインが版画のため、版画にも必要です。

現在は東急百貨店・渋谷本店にある<棟方志功鑑定委員会>の鑑定書が必要となります。それ以外の鑑定が付いていても再取得させていただきます。鑑定書が無くても査定後にとれますので、お気軽にお問合せください。※現在、東急百貨店閉店の影響により鑑定に関する状況が明示されておりません

倭絵・板画作品は湿気等によるシミやカビ等のダメージが発生しやすいです。作品によっては数十年以上経過していますので、状態のチェックは必要です。コンディションにより評価が変わりますので、現物確認後に最終的な判断させていただきます。

版画の買取について詳しくみる

棟方志功の代表作品

  • 大慈航観世音菩薩図 8-12

    ■大慈航観世音菩薩図(リトグラフ)
    没後に制作された版画作品です。大作ですが8万〜12万円前後の買取査定額となります。
  • 円窓妃図 5-8

    ■円窓妃図(リトグラフ)
    志功の代表作である女性の顔です。買取査定額は5万〜8万円前後となります。
  • 天乃宇受女之美胡登図 5-10

    ■天乃宇受女之美胡登図(リトグラフ)
    赤い背景が印象的です。買取査定額は5万円〜10万円前後となります。

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