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荻須高徳の油絵・水彩・版画の買取価格とポイント

荻須高徳

1901年〜1986年 物故作家。
日本の洋画家。愛知県稲沢市に生まれる。川端画学校で学んだ後、東京芸術大学に入学し、藤島武二の師事を受けた。卒業後にフランスへ留学し、佐伯裕三に導かれパリの下町を描いた。第二次世界大戦により帰国したが、再び戦後パリに渡り終生パリを描き続けた。サロン・ド・Xに招待出品、フランス政府から勲章を受けるなどして功績を認められる。代表作は<ル・ペック(パリ郊外)>などがある。

買取ポイント

荻須高徳の作風

荻須高徳といえば<パリの風景>をモチーフにした絵画作品ではないでしょうか。人物画や静物画を探すほうが難しいほど一貫してヨーロッパの風景を描き続けています。ヴラマンクなどの※フォービズム(野獣派)の影響を受けたのか、荒々しいタッチでパリの喧騒を表現され、人物の描写が殆どないので静寂・孤独・虚無のような哲学的な感じ方ができます。油彩のほか水彩作品も市場に出回ており、書き込み具合によっては水彩でも高額査定が可能です。
作品の技法により評価が異なりますので順に見ていきましょう。


※1905年頃パリで生まれた革新的な表現方法の名称。特徴は細部の簡略化、平面的な描写、明るい色彩等があげられる。ヴラマンクやマティスが代表的な作家です。

荻須高徳の現在の評価と価値

@ 油絵
キャンバスに油絵絵画の具で描かれた作品です。サイズ・構図・来歴次第ですが、数百万円〜の買取金額となります。
ひどいダメージや荻須らしくない構図の場合は数十万円代の可能性もあり得ます。

A 水彩
油絵作品と比べてよく市場で見かけます。色の有無や描き込み具合で判断させていただきます。紙の性質上、キャンバス作品と比べると劣化しやすいため、保存状態も重要なポイントとなります。

B 版画
版画作品(リトグラフ等)は油彩と比べて市場価値が大幅に下がります。バブル期から2000年前後までは評価されていましたが、近年は厳しい状況です。

荻須高徳の版画作品では「靴屋メトロ」が最も評価が高いです。主に赤色が使われている作品が高額査定しやすいですが、作品によって価格の差が出やすいです。版画作品は画集と比べると色味が抜けている作品をよく見かけ、特に赤色が特に抜けやすいので注意が必要です。

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荻須高徳の直筆(油絵等)は鑑定が必要

油絵などの原画作品は<荻須恵美子>氏の鑑定書が必要となります。当然ですが荻須高徳の生前に手に入れた方は鑑定書が付いていないです。しかしながら、現在は鑑定書を取得していない作品は正規の流通ルートにのせる事が難しいため、鑑定を取るケースが殆どです。日本人作家ですが鑑定人が海外在中のため、通常より時間がかかる印象です。国内に鑑定機関がある場合は1〜2月ほどで取得できますが、海外の場合は取得までの期間が読みづらいです。将来ご売却する可能性がある方は鑑定書だけ先にとるのも良いかもしれません。

荻須高徳の代表作品

  • 靴屋メトロ 20-30 1986年

    ■靴屋メトロ(1986年)
    版画作品で最も評価が高く、晩年の最高傑作です。買取査定額は20万〜30万円前後となります。
  • ラ・グリーユ 10-20 1977年

    ■ラ・グリーユ(1977年)
    隠れた名作です。買取査定額は10万〜20万円前後となります。
  • リオ・ディ・カトロン

    ■リオ・ディ・カトロン(1972年)
    奥行きがあり西洋絵画のお手本のような作品です。
  • 金の時計盤

    ■金の時計盤(1978年)
  • モントルグイユ通り

    ■モントルグイユ通り(1970年)
  • ピア通り

    ■ピア通り(1977年)
  • カンカンポワ通り

    ■カンカンポワ通り(1978年)
  • サンタ マリア マッダレーナ広場

    ■サンタ マリア マッダレーナ広場(1974年)
  • 石炭屋

    ■石炭屋(1986年)

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