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松本明慶の評価と買取金額

松本明慶

1945年〜現在に至る。
京都府京都市に生まれる。1964年、京仏師:野崎宗慶へ弟子入り。1979年に個展を開催する。1980年、京都仏像彫刻展で「京都市長賞」を受賞。1981年に広島県にある福王寺で、「不動明王坐像」を制作する。1985年には同展で「京都府知事賞」を受賞した。1988年、フランスのパリにあるギメ東洋美術館で100体の佛像を修復。その翌年に、大阪府大東市にある龍眼寺で「虚空蔵菩薩坐像」を制作した。1991年に「大佛師」の号を授けられ、1997年に北海道にある慈照寺で「釈迦如来像」を制作。2000年、鹿児島県にある最福寺の「清池宇賀弁財天」を手がける。高さは18.5m。「世界最大級の木造大佛」と言われ、完成まで11年の歳月を必要とした。

2006年、京都市上京区に「松本明慶佛像彫刻美術館」が開館。2011年に「京都府文化賞功労賞」、2013年に「京都市文化功労賞」を受賞する。2014年、「京都新聞社文化学術賞」を受賞。2015年に高野山金剛峰寺の「広目天立像」と「増長天立像」を制作し、その功績が認められ「和歌山県文化功労賞」が贈られる。2019年に第58回京都佛像彫刻展で「市長賞」を受賞、そのあと埼玉県の遍照院にある「不動明王坐像」の制作にとりかかる。





買取ポイント

松本明慶の作風

松本明慶は、平安末期〜鎌倉時代に佛像彫刻で名を残した「慶派」。木造の質感を活かした荘厳さと曇りのない華やかさを備えた作品が、「平成の名仏師」と呼ばれる理由かもしれません。慈悲と理知を漂わせた「普賢菩薩像」や鮮やかに彩られた「聖観音菩薩像」は、匠の技術と芸術性あふれる彩色を組み合わせた名品。白檀で制作された「地蔵菩薩像」は衣装の文様と装飾品のみが彩色されており、慎み深い味わいと気品に満ちているでしょう。小さいながらも仏像を持ち歩ける香合佛には、細かいところまで再現した「十一面千手観音菩」が彫刻されています。

仏像を彫り始めたきっかけは、4歳年下の弟が亡くなったことでした。当時17歳だった彼の悲しみから出発した彫刻も、時代の流れを越えて価値の高い美術品へと姿を変えています。松本明慶の作品に癒されるのは、仏像の中に宿された優しさや慈しみを感じられるからかもしれません。絢爛豪華な彩色が施された「孔雀明王像」や「吉祥天像」、力強い「達磨大師」や「不動明王像」など、多くの彫刻は展覧会でも公開され、松本明慶の高い技術を確認できます。

松本明慶の現在の評価と価値

手のひらに収まる香合佛は、彼の作品をどこへでも連れて行ける彫刻です。そのため仏教彫刻に興味ある若者からシルバー世代まで、世代を越えて人気があるでしょう。ある程度の数が制作されているため、仏像を手に入れるよりコストが低いかもしれません。古くからのファン、作品集「道 第一巻」や「慈―大仏師」で作品に魅せられた方も多く、時代によって生み出された松本明慶の彫刻は、見る人の心をつかんで離しません。それだけ仏像への愛情や温もりが伝わってくる作品と言えます。

全国で行われている彫刻展は、利便性の良い商業施設で開催。買い物ついでに立ち寄れるため、これまで仏像彫刻が身近になかった方も彼の作品と出会えるでしょう。今後も素晴らしい彫刻を制作し、伝統的な技術と新しい発想を取り入れたスタイルから、作品価値が上がるかもしれません。

お手元に作品をお持ちでご売却をご検討の際は、ぜひ美術品買取専門店「獏」へお問い合わせください。

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