モーゼルの買取価格とポイント

モーゼル
1857年、温泉保養地として知られていたチェコ・ボヘミア西部の都市カルロヴィ・ヴァリに創業したモーゼルは、チェコを代表するガラスメーカーである。創業者はルードヴィヒ・モーゼル。
多くの展示会で数々の賞を受賞してきたモーゼルの作品は、100%ハンドメイド。
高いハンド・クラフト技術とオリジナリティあふれる多種多様なデザイン・色によって、王侯貴族に愛されるブランドになっていった。
モーゼルといえば色とりどりのガラスが特徴的。この宝石のような色合いのクリスタルガラスを作ろうと、1910年代から長きにわたり研究開発を重ね、そして1920年ガラスに希土酸化物(レア・アース)を混ぜることにより、色を付ける技術をついに実現させた。
ボヘミアガラスの最高峰ともいわれている。2011年にヨーロッパを代表する一流ブランドで組織された「コルベール委員会」の一員に迎え入れられたことも、その高い品質の証である。

買取ポイント

モーゼルの作風

オールハンドメイドを徹底しているモーゼルは、機械ではつくり出せない人間ならではの作品作りにこだわっています。
クリスタルガラスの多くは鉛を含んでいますが、モーゼルでは環境に配慮し、鉛を一切含まない重厚感と透明度抜群のカリガラスを使用。
ガラス彫刻による装飾や、宝石のようなきらめき、多種多様なカット技術が特徴です。
ハンドカッティングされたガラスの美しさは格別で、まぶしいほどに光を反射します。
ファセットカットという宝石のカットに用いられる平面カットを施した作品が多く、素材の良し悪しや傷などが目立つリスクがあるカットのため、職人の高い技術が必要だと言われています。ファセットカットは、モーゼルが得意とするガラス彫刻技術と並ぶ伝統技術の一つといえます。
もう一つ、モーゼルの大きな特徴である宝石のような色合いの貴石ガラス。このガラスには、アレキサンドライトやアクアマリンなど天然石と同じ名前が付けられています。目を見張るほど美しい色はクリアを含め全11色展開されています。モーゼルでは変わることのない技術を160年以上も受け継ぎ、そして今でも熟練の職人がガラスへの挑戦を続けています。



モーゼルの作品

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