アンディ・ウォーホルの絵画・版画(シルクスクリーン)の買取価格とポイント

ウォーホル
1928〜1987 物故作家。
アメリカ・ペンシルベニア州でチェコ系移民の両親のもとに生まれる。ピッツバーグ近郊の労働者階級の町で育つ。1949年にニューヨークに出て、50年代には商業芸術家(靴の広告など)として成功を収める。60年代にはポップアートの旗手のひとりとして認められた。マリリン・モンローや毛沢東などのイメージを使用して作られたシルクスクリーンが有名。銀色のカツラでセルフプロデュースをし、メディアでも騒がれ社交界のスターになる。20世紀後半を代表する偉大なアーティスト。
2022年から2023年にかけて京都市京セラ美術館で「ANDY WARHOL KYOTO/アンディ・ウォーホル・キョウト」が開催された。

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アンディ・ウォーホルの最新買取情報

INGRID BERGMAN WITH HAT
(シルクスクリーン)

買取価格
7,000,000円
アンディ・ウォーホルINGRID BERGMAN WITH HAT(シルクスクリーン)
New spirit
(シルクスクリーン)

買取価格
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アンディ・ウォーホルNew spirit(シルクスクリーン)
MAO(シルクスクリーン)
買取価格
4,000,000円
アンディ・ウォーホルMAO(シルクスクリーン)
SUPERMAN(シルクスクリーン)
買取価格
28,000,000円
アンディ・ウォーホルSUPERMAN(シルクスクリーン)

ユニクロともコラボしたアンディ・ウォーホルの買取ポイント

アンディ・ウォーホルの作風

商業美術の手法とされていたシルクスクリーンを純粋芸術まで高め、当時のアート業界に旋風を巻き起こしました。アンディ・ウォーホルの人柄やエピソードを表す伝記や本は数多く出版され、彼が作り出されたイメージはアパレルやデザインの世界でも使用されています。日本国内だけではなく世界でも最も有名なアーティストのひとりでしょう。
【ポップアート】と呼ばれる新たな表現様式を確立し、大衆のイメージである大量生産品(キャンベル缶など)や有名人(マリリン・モンローやエルビス・プレスリーなど)をモチーフにして、シルクスクリーンで大量に摺りました。機械的に摺るのではなくムラやズレをつくる事により『正確に摺れる』シルクスクリーンの概念を覆しました。アメリカの大量生産・大量消費を象徴するようなアーティストでした。
ポップアートのアーティストはウォーホルだけではなく多数いました。その中でもロイ・リキテンスタインと比べられる事が多く、当時はウォーホルよりもリキテンスタインの方が評価されていたそうです。

アンディ・ウォーホルの現在の評価と価値

ウォーホルの作品は没後間もない時と比べると、市場価値が上がっています。生前も世間を賑わせ、当時から高い市場価値があるアーティストでしたが、没後30年以上経過した今、再度評価されています。そのため、80〜90年代に購入した方は当時の金額よりも高く売れる可能性が高いでしょう。ただ、全体的に上がっていると言え購入する場所により販売価格が異なる世界のため、すべての作品と言い切ることは難しいです。
世界的な作家のためシルクスクリーン以外にも多くの作品が残っています。芸術作品として評価できるものから、インテリアとしてしか見る事が出来ないものまで様々です。長年の経験と専門的な立場からしっかりと査定させていただきます。

ウォーホルのシルクスクリーン作品の相場は?

ウォーホルはファクトリー呼ばれる工房で多くのシルクスクリーン作品(版画の一種)を制作しました。アンディ・ウォーホル全版画(美術出版社)に掲載されている数は413種類ですが、実際にはそれ以上に種類があると言われています。ウォーホル版画は同じ構図で色違いの作品を多数制作しています。実際に彼の代表作のひとつであるマリリン・モンロー(1967年作)は10パターンあります。画集に注書きで記されていますが、マリリン・モンローのように画集に掲載されている作品以外にTP版と呼ばれる色違いのイレギュラーな作品も存在します。

買取金額は数万円台から1000万円以上と様々です。サインと限定部数が記載されている作品は基本的に数百万円台になる事が多く、100万円なのか900万円なのかは作品次第でしょう。
マリリンモンロー、ミッキーマウス、ムーンウォークなどの人気作品は1000万円を超える評価となります。

作品の性質上ダメージが発生しやすいです。多少のスレや折れなどは許容範囲内ですが、シートが破れている、濃いシミが発生している等は査定額に影響を与えます。ただ、需要がある作家のため多少状態が悪くてもしっかりと査定させていただきます。


アンディウォーホル作品のシルクスクリーンの相場価格はいくら?

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アンディ・ウォーホル美術館について

アンディ・ウォーホルの生まれ故郷、ペンシルベニア州ピッツバーグには「アンディ・ウォーホル美術館」があります。
1994年にオープンしたこの美術館は、7階建て17室の展示を公開、各フロアで年代別のウォーホル作品を展示しています。

1〜5階までは美術館所蔵作品の展示、6階と7階には特別展という構成になっています。約4000点の作品が集められ、個人のアーティストの美術館としては全米で最大規模だそうです。

誰でも一度は目にしたことのある有名な「キャンベルのスープ缶」や、カラフルでポップな色遣いで様々な有名人を描いたシルクスクリーンはもちろん、映像作品や晩年に作成したデジタルアートなども多数展示されており、ファンならずとも時間が経つのを忘れてしまうほどの豊富な収蔵数となっています。

その他に小さな時の落書きから、大学卒業後にニューヨークで仕事を始めた頃の絵など、数多くの作品が網羅されています。またウォーホルは自分宛てに届いた手紙や旅行先で購入したお土産など全てを保管するコレクターとしても有名で、彼のコレクションの数多くが展示されています。

美術館の地下にあるワークショップでは、ウォーホル作品の代名詞ともいえるシルクスクリーンプリントや、彼がポップアートで有名になる前、コマーシャルイラストレーター時代に多用したブロッテドラインスタイルと呼ばれる転写手法などを体験できます。

そして、ピッツバーグの町の中心部から美術館に行く途中にあるブリッジは「アンディ・ウォーホルブリッジ」と言い、橋桁ごとにリトグラフのウォーホル自画像が展示されており、ファンならば一度は渡っておきたい新名所になっています。


アンディ・ウォーホルの代表作品

レディース・アンド・ジェントルメン1975
■レディース・アンド・ジェントルメン(1975年)
リンカーン・センター・チケット 1967年
■リンカーン・センター・チケット(1967年)
ミック・ジャガー 1975
■ミック・ジャガー(1975年)
ウォーホルだけではなくミック・ジャガーのサインもあります。
グレース・ケリー 1984年
■グレース・ケリー(1984年)
マリリン・モンロー 1967年
■マリリン・モンロー(1967年)
花 フラワー 1970年
■花/フラワー(1970年)
シャネル 1985年
■シャネル【広告】より(1985年)
ミッキー 1981年
■ミッキー【神話】より(1981年)
牛 1971年
■牛(1971年)

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