デビッド・ウィラードソンの絵画・版画の買取価格とポイント

ウィラードソン
1948年〜現在に至る
アメリカの南カルフォルニア州サンディエゴに生まれる。ロサンゼルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザイン(私立の美術大学)を卒業。1954年、「Outstanding Paperboy」のコンテストで受賞し、ディズニーランドのグランドオープンへ参加する権利を得る。それをきっかけにディズニーのキャストとして勤務。スピルバーグ監督の映画「レイダース−失われた聖櫃」のロゴ、ジョージ・ルーカス監督の映画「アメリカン・グラフィティ」に登場する車をデザインしながら、アニメーション制作にも携わる。1970年代、広告代理店からウォルトディズニーワールドにおけるグーフィーの絵を依頼され、ここからディズニーのイラストやロゴを手がけ始めた。

1972年、ミュージシャン:リトル・リチャードのアルバム「ザ・セカンド・カミング」のジャケットに挿絵を提供。1980年代にディズニースタジオのメンバーとなり、「シンデレラ」や「白雪姫」、「ライオンキング」や「アラジン」など映画のポスターを制作。彼の技術と世界観は高く評価され、「ディズニー公認アーティスト」の1人として作品を発表し、17年間ディズニーに貢献している。ディズニー以外には、1996年にロックバンド:リフレッシュメントのアルバム「Fizzy Fuzzy Big & Buzzy」のジャケット、月刊誌「Rolling Stone」のカバーアートを手がけている。

買取ポイント

デビッド・ウィラードソンの作風

デビッド・ウィラードソンは「ペップアート」とも言われ、明るい彩りのデザインがキャラクターの表情を豊かにし、見ている人に勇気と希望を与えているでしょう。初期の作品は筆のみを使っていましたが、病気療養後はエアブラシも追加するようになり、さらにディズニーの雰囲気が演出されています。版画で描かれるキャラクターには勢いがあり、絵の具が飛び散るような背景と組み合わせることで、作品の中で生きるミッキーマウスやミニーマウスに生命力が吹き込まれているかもしれません。

彼のディズニー作品には、社会的な背景も込められています。ドナルドが消防士となる「ナンバーサーティーン」は、アメリカ同時多発テロで活動した13の消防署に所属する消防士への感謝と敬意が込められた作品です。ライブアートパフォーマンスで描いた「アートライブ プー」、元気づけられる「フロントライン」、ディズニーファンを穏やかな気持ちにさせる「ティックルドピンク」は、デビッド・ウィラードソンだからこそ描けるアートです。モノトーンに彩られた「The Thinker」や「Minnie Driver」は、少し大人のディズニーを感じさせるでしょう。受け取り方によって幼さないイメージが持たれるディズニーも、モノトーンやセピア色で見事なアートとして表現されています。

デビッド・ウィラードソンの現在の評価と価値

原画・版画に関わらず、デビッド・ウィラードソンの作品は子供からシルバー世代まで世界中に需要があります。これまで何度も展覧会が開催され、2010年には本人が来日して神奈川県横浜市にある日石横浜ホールで、絵画の展示即売会も行われました。その際、多くのディズニーファンが集まったとも報道されています。

ディズニーは、どちらかと言えば20代〜50代くらいの年齢層に盛り上がりがあり、作品によってはネットを経由したオークションやフリーマーケットで入手、もしくは買取を希望する人も存在しているかもしれません。しかし、人気が高いゆえに模倣品も増えているため、適正な価格ではないケースもあります。日本ではこれからも展示会が開かれ、テーマパークを訪れたディズニーのファンやコレクターから支持されるでしょう。

みんなを笑顔にさせる作品は今後も衰えないので、作品が手元にあってご売却をご検討の際は、お問い合わせだけでも「獏」へご相談ください。

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デビッド・ウィラードソンの代表作品

A Bird in The Hand
■A Bird in The Hand
MICKEY LAUGHTER
■MICKEY LAUGHTER
HAWAIIAN BLUES 5-10
■Funny Business

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