一時期に比べると落ち着いた相場となっていますが、他の作家と比べると高価買取ができるでしょう。具象画でありながら大胆なマチエールのため、抽象的な作品としても捉えることができるかもしれません。
舞妓、富士、薔薇でしたら対象物のイメージがわくと思いますが、黒川能に関しては初めて名前を聞く方も多いのではないでしょうか。簡単に紹介させていただきますと、山形県鶴岡市黒川にある、807年に創建された春日神社の「王祗祭」で演じられる能のことを指します。その能で演じた人を描いています。森田茂は黒川能を描き続け、黒川能といえば森田茂と呼ばれるまでになりました。
森田茂の評価ポイント
高価買取のポイントは<明るさ>でしょう。上にあげた代表作の中では<富士>と<黒川能>が評価しやすく、色合いが鮮やかなほうが査定しやすい印象です。鮮やかなピンクを使った作品もあり、色味は重要になってきます。
買取査定額は数十万円前半の価格帯となり、一時期に比べると価格が落ち着いている印象です。また、市場に出回っている作品は4号以下のサイズが多い印象です。サイズが大きくなるにつれ買取価格は上昇していきます。
油絵作品は湿気等によるワレやカビがでる場合があり、森田茂作品は厚塗りのためダメージが発生しやすい印象です。ダメージの程度により評価は下がるため、保管には注意が必要です。
現在、所定鑑定機関は<日本洋画商協同組合鑑定登録委員会>になりますが、鑑定書が無くても買取は可能となります。お気軽にご相談ください。