1975年~現在に至る。
奈良県に生まれた洋画家である。1996年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学し、2000年には首席で卒業。O氏賞および学校買い上げ賞を受賞し、将来を嘱望される存在となった。その後、同大学大学院博士課程に進学し、油画技法材料研究室にて研鑽を積む。以後、渋谷東急本店や佐藤美術館、日動画廊、日本橋三越本店などで個展を重ね、卓越した写実表現と深い精神性を併せ持つ作品で注目を集めた。受賞歴も華々しく、2006年に昭和会賞、2011年に白日会展で文部科学大臣賞を受賞。2013年にはホキ美術館大賞展で美術館長賞、2014年には白日会展にて内閣総理大臣賞、さらに青木繁記念西日本美術展で石橋文化財団賞を受賞するなど、写実絵画の分野で高い評価を得ている。
小木曽誠の作風
小木曽誠は、油彩とテンペラを用いた高度な写実技法により、現実を超える存在感を放つ作品を生み出す写実画家です。
骸骨や蝶、水など象徴的なモチーフを用い、生と死、自然と人間の本質に迫る深いテーマ性が特徴です。光の描写や空気感の表現にも優れ、緻密な筆致と構成で静謐かつ哲学的な画面を構築します。単なる再現を超えて、見る者に問いを投げかける、現代写実絵画の最前線を担う存在です。