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2019年12月06日 [陶磁器 骨董 買取]

大人気作家!三代目 徳田八十吉 査定に影響する3つのサイン

九谷焼

★はじめに
【九谷焼】と聞くと、どのような作品が思い浮かぶでしょうか?
上の画像の様な、色絵で花鳥風月が描かれている華やかな印象のモノではないでしょうか。

一般的な九谷焼の華やかなイメージ、それを打ち砕いたのが<三代目・徳田 八十吉(トクダ ヤソキチ)>です。一般的な九谷焼と異なり花等の絵柄が無く、釉薬を使い分けることでグラデーションを作り出しています。この斬新さが受け、三代目・八十吉は非常に高い評価を受けます。
残念ながら三代目・八十吉は既に亡くなり、現在は四代目が八十吉を襲名していますが、四代目も三代目の流れを汲み、素晴らしい作品を作り出しています。(ちなみに、初代と二代目の作品は古典的な、いわゆる華やかな九谷焼でした。いかに三代目が思い切った変革を行ったかがよく分かりますね。)
実際に三代目・八十吉の作品を見てみましょう。(下画像)

八十吉

最初に載せた古典的な九谷焼とは大きく違う魅力であることがおわかりいただけるでしょうか。「華やかさ」という点では両者共引けを取りませんが、三代目・八十吉の青色の作品は一般的な九谷焼の概念を大きく超えた作品であり、個人的には和室以外の現代住宅にも飾りやすい作品だと感じます。


★三代目・八十吉の買取ポイント!〜制作時期によりサインが異なる〜
三代目・八十吉の作品を買取する上で、我々買取業者が最初に確認するポイントがあります。それは、[制作時期]です。勿論、作品の種類(花生・皿・鉢・香炉・ぐい呑みなど)やサイズ、出来栄えなどを総合的に考慮して評価額を決定しますが、三代目・八十吉の場合 同じような作品でも制作時期により大きく価値が変わります。
三代目・八十吉の作品は、制作時期を大きく3つの期間に分けて考えます。

※新作陶器(近代の作家が制作した陶器作品)ですので、共箱(作家のサイン・作品名が描かれた木箱)が無い場合、評価が著しく下がってしまいます。作品だけしか見当たらない…という方がいらっしゃいましたら、是非お探しいただくことをおすすめします。存命の作家であれば新たに共箱を作ってもらえるケースもありますが、三代目・八十吉は物故作家(既に亡くなっている作家)であるためそのようなことが望めず、要注意です。

〜制作時期を3つに分けて判断〜
(1) 八十吉襲名前<徳田正彦>銘時代
(2) 八十吉襲名後
(3) 人間国宝(重要無形文化財保持者)の認定後

(1)(2)(3)の順に新しい作品となり、新しい程評価が高くなります。(2)八十吉襲名後と(3)人間国宝認定後とでは、同じような作品であれば値段は大きく変わりませんが、(1)八十吉襲名前と(2)(3)とでは値段に差が付くことが多い印象です。
同じ人物の作品であるため作品の見た目はさほど変わりませんが、襲名前<正彦>銘で作られた作品か、襲名後の八十吉銘の作品かを見極めることがポイントです。

少し話がそれますが、ピカソのような一部の作家を除き、初期の作品よりも晩年に近い作品の方が高い評価を得るのが一般的です。晩年をピークとして価値が上がる作家が多いためかと思われます。


〜3つの制作時期を見分けるポイントは【サイン】〜
見るべきサインは作品の底面に書かれています。三代目・八十吉は制作時期によってサインを使い分けていました。

(1)八十吉襲名前 :主に赤い文字で<正彦>と書いてあります
(2)八十吉襲名後 :<赤文字>で八十吉と書いてあります
(3)人間国宝認定後:<金文字>で八十吉と書いてあります


★まとめ
【サイン】という非常にシンプルな基準ですが、それを知っているだけでも買取業者とスムーズに取引が出来ます。
ただ、上記内容は作品の価値を判断する入り口です。作品の種類(皿・花入・酒杯等)、作品の景色(見た目)や作品の大きさによって金額に差が出てきますので、きちんと査定してくれる専門業者を探すことが重要です。

相続や遺贈によって作品を取得された方や、ご自身でご購入された方、何かのきっかけでご売却をご検討の際は是非当社「美術品買取専門店『獏』」にご相談ください。
他社よりも高価での買取が出来るよう努め、また査定時は金額の理由もしっかりと説明させていただきます。


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