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2020年05月19日 [陶磁器 骨董 買取]

食器類の日用品と美術品の違い|美術品買取業者の見方を紹介

食器

はじめに
食器類の日用品と美術品の違いは明確に線引きされているものではありません。
日常生活ですとその違いを把握していなくても問題ありませんが、売却・処分を検討している時に迷う方が多い傾向です。
美術品の買取を専門で行っているため売却の相談を受けますが、美術品として出張査定に伺ったところ日用品で買取できなかったケースもあります。反対に絵画作品で出張買取に伺った際に、日用品だと思って問合せしなかったものが美術品だった事もあります。

ご自身が所有している食器類が日用品と美術品のどちらに属しているか把握することで、スムーズに手放す事ができます。また、買取業者を間違えてしまうと正しい市場評価よりも安い金額で手放してしまうかもしれません。

美術品の買取を専門で行っている立場から、買取時における『日用品』と『美術品』の違いを簡単に紹介させていただきます。美術品を扱っている専門業者に査定するのが最も判断しやすいですが、予備知識として知っておいて損はありません。

日用品と美術品とは?
まず日用品と美術品について紹介させていただきます。なんとなくイメージが付く方は多いと思いますが言語化して説明するのは難しいのではないでしょうか。
冒頭で紹介した通り日用品と美術品の線引きは明確ではなく、持ち主からすると日常で使うものが日用品で飾って楽しむものが美術品と分けている方もいます。決して間違いではありませんが、価値観で判断するのは曖昧で、金額を付けて査定するには根拠が弱すぎます。

美術品を商品として成立する基準のひとつに、コレクターの規模があります。
食器類の美術品に関しては、物理的なダメージ(ワレや破損)を除けば半永久的に存在します。なので、所有者が変わる事は珍しくないため、需要がある限り値段が付いて売買されます。供給よりも需要が高いほど市場価値は上がる傾向で、この需要の高さがコレクターの規模と比例します。
日用品は食事を快適に行うための価値ですが、美術品は使用して楽しめる価値と資産として売却できる価値があります。当社では日用品と美術品の違いをこのように考えています。

では、買取の際にどのように業者はどのように判断するか紹介します。

プロの立場から見る食器類の線引き
美術品には、歴史的な価値、使用する価値、鑑賞する価値、所有する価値、骨董としての価値など様々な要因で成立していますが、最も判断しやすい価値は「ブランド価値」です。

『誰が作ったか』、『どこのメーカーで作られたか』が最も分かりやすくて判断しやすいからです。骨董品のように作られた歴史的背景や長い時代を超えて現代に辿り着いた希少性で判断する食器類もありますが、ある程度の経験や深い知識が無いと判断することが難しいです。その点、制作者で判断するのは分かりやすく、インターネットで名前を検索した時に買取専門業者が数件〜10件くらい出てくると美術品として扱われる可能性が高いです。
美術品の価値も需要と供給の関係も大きく影響し、その食器を欲している業者が多いほど需要が高いと見て取れます。

基本的に洋食器にはカップやソーサーの裏に製造元が書かれています。日本語で書かれていなくてもアルファベットでそのまま検索すれば確認できますのでお試しください。

下記の画像は洋食器で最も有名な「マイセン」のマークです。
マイセン

和食器の場合は製造元や作家のサインが崩して書いてあることが多いので、違う確認方法があります。和食器の場合は共箱(ともばこ)と呼ばれる「サイン」と「作品名」が書かれている木箱が重要になり、購入時に共箱が無い和食器に関しては日用品の可能性が高いです。共箱があれば作家名や製造元が読みやすいように記載されている事が多いので、その名前をインターネットで検索してみてください。
ちなみに、洋食器には共箱という概念はありませんので付属品が無くても問題ありません。

下記の画像が共箱のイメージです。紐が付いていないタイプもあります。
共箱

最後に
美術品として扱える作品かどうかのポイントは「資産性の有無」です。つまり、値段が付いて売買される食器かどうかになりますので、事前にインターネットで需要の有無を確認するのが良いと思います。家電や家具などの処分のついでに売却するのと、きちんと調べてから売却するのでは売却価格が異なる可能性があります。
美術品も相場モノですので数年単位で金額が変わる可能性がありますので、処分しなくてはならない可能性があれば定期的にインターネットでチェックすることをおススメします。


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