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2020年01月17日 [美術館の常設展・企画展]

バスキア展 メイドイン・ジャパン 今までの美術館とは違う!

バスキア展カタログ
2019年9月21日から11月17日までの約二か月間、六本木の森アーツセンターで<バスキア展 メイドイン・ジャパン>が開催されました。絵画・美術品の買取専門店で美術品全般を扱うので、有名な展覧会や美術館は定期的に回る様にしています。この業界に入ってから約10年間経ち全国各地の美術館へ行きましたが、バスキア展は独特な雰囲気でした。
バスキア
バスキアという作家については某有名人がオークションで天文学的な金額で購入したのが記憶に新しいのではないでしょうか。1990年に当時史上最高落札額でゴッホやルノワールを落札した「大昭和製紙」の斉藤了英名誉会長のような人が出てきたと、心躍らされました。過去にそのようなたくさんの知識人がいたおかげで日本各地に良質な美術品があると感謝しなくてはなりません。

私自身もウォーホルやリキテンシュタインなどのポップアートを代表する作家は好きです。大量生産・大量消費のイメージである<大衆芸術>を純粋な芸術作品として昇華させたポップアートの歴史的背景や、デザインを含めて格好いいなと思っていました。バスキアも非常に近い立ち位置で名前や作品のスタイルなど大まかな事は知っていましたが、仕事として接する機会が殆ど無い為分からないことが多かったです。
仕事して接する機会が無いとは、美術品の買取を行っていますが価格のボリュームゾーンは数万円〜数百万円ほどなので市場価値が高すぎる作家は取り扱う機会はありません。ウォーホルやリキテンシュタインなどの版画作品は数十万円から数百万円代が多く、作品数も多いので市場ではよく見かけていたので、興味をもって勉強してきました。
しかしながら、バスキアは1988年に薬物中毒が原因で27歳の若さで亡くなったため、作品数が少なく価格も高騰し一般的なマーケットでは殆ど見かけないので業務に必要ありませんでした。
なので、メディアでよく取り上げられていたという理由から見に行きましたが、人の多さと客層に驚きました。世間のリアルを垣間見えた瞬間でした。
年配の人
★美術館の客層は?と質問されるとみなさんどのような人々が思い浮かぶでしょうか。

一般的には年齢層が高めで、若くてもデート中かなという人が多いかと思います。
今回は外国の方が多く、全体の2割くらいいました。そして、1人で来ている若い方も多く服装を見るから芸術系の学生やクリエイティブ関係の仕事に従事している方なのかなと思いました。ちょっとしたライブ会場みたいな雰囲気でした。
土曜日に行ったところ90分待ちだったので平日に行きましたが、それでも数分待ちでかなり熱気を感じました。バスキアという影響力には驚かされました。
このように、展覧会会場に普段見かけないよう人々がいて、芸術というカルチャーの奥行や深さを感じ、芸術作品に興味をもってくれて嬉しかったです。
国内の作家だとバスキアのような客層を呼べるのは草間彌生くらいでしょうか。同じ美術業界でも古典的な油絵・日本画・版画作品を扱うことが多いですが、バスキアや草間彌生のように幅広い世界に受け入れられるような場所を作れるように日々努力しなければと思いました。


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