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中国美術品オークション会社が増えた理由と中国美術の種類を解説

買取のポイント

オークション会社とは?


まずオークション会社とはインターネット上では無く、リアルな場所で行われているものです。売りたい人と買いたい人をマッチングさせて、成果報酬として売り上げ価格の約15%を手数料とする所が多いです。オークション会社は日本国内でも数社あり、独自の強みを持って運営しています。例えば毎日オークションなら幅広い取扱ジャンル(絵画・骨董・ジュエリー等)と開催頻度(月に1〜2回開催)が特徴で、シンワアートオークションなら日本の近代作家が強く、SBIアートオークションなら現代美術が強いなどの特色があります。その特色を生かし出品者(売りたい人)と落札者(買いたい人)を集め、各社が上質なオークションを開けるように努力しています。
今回ピックアップするのは中国美術専門のオークション会社です。運営も中国の方がされていることが多く、オークション会社の設立自体が日本国内に眠る中国美術を収集するのが目的です。


なぜオークション会社をわざわざ日本に設立するのか


オークション会社は美術品の発展や文化の継承等、多様な目的がありますが会社として運営している以上、利益を出すことが最も重要な目的と言えるでしょう。中国美術の買い手の殆どは中国人なので、中国国内でオークション会社を経営した方が良いと思いますが、売り手になる日本人が重要なのです。なぜなら日本国内には状態も良い良質な中国美術がたくさん眠っているからです。なぜ異国の地に多数の作品が眠っていたかを2つの理由から紐解いていきます。
まず、紐解くためには中国の歴史を理解する必要がありますが、複雑で細かく説明するとキリがありませんので端的の述べさせていただきます。
1つ目の理由は1966年に実施された政治運動の<文化大革命>です。文化大革命とは中国共産党の毛沢東が実施した革命の1つで、過去の文化を否定して毛沢東が掲げる思想を支持することでした。旧態依然の政治のみならず、文化も否定され貴重な芸術作品が失われたとされています。その際に文化人も迫害を逃れて日本国内に亡命したとされて、貴重な中国美術が日本人の手に渡ったそうです。文化大革命以外にも、1900年代は中国にとって変革の時期だったため、このようなことがありました。

2つ目は外貨獲得の為です。自国の貨幣に価値が無い時に起こる現象ですが、ドルや円という影響力がある貨幣を獲得するために美術品をお土産がわりに売っていたと言われています。1972年の日中国交正常化が大きな起点で、その当時を知る人に話を伺うと、中国に行った際は外貨を獲得するために伝統品などを安く売ってくれたそうです。
ここ5〜10年くらい前が中国美術全盛期で、国内外を含めて非常に盛り上がっていたジャンルでしたがここ最近はその熱気もだいぶ落ち着いて、売れる作家、売れない作家が明確になってきた印象です。以前は中国作家というだけでそれなりに売れていましたが、現在は日本美術と同様に相場が安定してきました。


具体的に中国美術はどんな種類があるの?


ではここで中国美術とは何か紹介させていただきます。中国美術とは中国人又は中国に関係ある作品です。
作品の種類は書・水墨・骨董が多いです。他には香木・金・現代美術などがありますが、少数派なのでここでは割愛させていただきます。オークションに出品される割合は書・水墨と骨董で半々くらいの印象ですが、古美術・骨董関係は説明が難しいので、書と水墨を紹介します。中国には洋画というジャンルがあまり無く、伝統的な水墨画作品が殆どです。基本的に評価方法は作家の相場が基準になり、古い作品は作品のクオリティや年代で評価されます。ダイナミックな構図で鮮やかな色合いや優雅な筆の跡が特徴的です。
そして、日本美術と大きく異なる点は茶道具や日本画のように共箱や共シールといったものはありません。欧米諸国のように純粋に作品のみで判断する考え方です。なので、掛軸の場合は箱が無くてもまったく問題ありません。

まとめ


最盛期ほどの熱狂はありませんが、売れる作家は現在でも高額で動いています。日本国内にはまだまだ良質な中国美術が残っていると言われているので、この分野にも強い絵画・美術品の専門業者を見つける必要があります。当社 東京の美術品買取専門店獏 では中国美術に関しても強く取り扱っておりますので、買取のご相談をお待ちしております。

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