田村能里子の作品は油絵、パステル、版画と多様であり、それぞれの技法により市場での評価や買取価格が異なります。各技法の特徴と売却時のポイントを解説します。
油絵
精力的に制作活動をしている壁画は基本的に売り絵として出回らないため、キャンバスに油彩で描かれた作品が最も高い評価を得ます。赤色を使用して作られた女性の絵が高価買取しやすいです。
老人をモチーフにした作品も多くありますが、女性の構図に比べると落ち着いた金額提示になるでしょう。保管状態が芳しくないとワレやカビなどのダメージが出てしまい、買取価格に影響します。現存作家のため鑑定書は必要ありません。
モチーフ・サイズ・コンディションによりますが数十万円~100万円前後の買取が多いです。
パステル
紙にパステルで描かれている作品を指します。描き込みは少なく、女性や老人などの対象物だけシンプルに描かれている作品が多い印象です。
買取価格はサイズや状態によりますが油絵に比べると低くなり、数万円単位となります。ある程度販売価格と比例しているのではないでしょうか。紙の折れ、破れや、シミなどのダメージがあると評価が下がります。
紙に描かれている事が多く、大きいサイズ(10号以上)の作品をよく見かけます。
版画
人気作家のため多数の版画が制作されました。田村能里子の版画は大きく分けて2種類あります。
1つはリトグラフで制作された作品で、油絵作品をもとにして色合いが鮮やかです。
もう1つは版画に手彩色(てさいしき)された作品です。手彩色とは版画作品に作家本人が色を加えることで、水彩画をベースにした見え方の作品です。
買取価格に大きな違いはありませんが、原画作品と比べると厳しい査定額(数千円~2万円程度)になるかもしれません。シミや退色などのダメージがあると評価額から下がります。
田村能里子の評価ポイント
高価買取のポイントは、田村能里子の代表色である<赤>の使用度、全体のバランス、作品サイズです。上記の3ポイントを特にチェックして評価させていただきます。
モチーフだけで見ると市場評価は<老人>よりも<女性>の方が高いです。また、女性でも年配よりも若い女性の方が高評価となる印象です。
若い女性モチーフで、赤い色が多用され、かつ黄色などの差し色がある作品だと最も評価が高くなります。