東郷青児|絵画買取や美術品買取なら東京都大田区の株式会社獏

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東郷青児の油絵・水彩・デッサンの買取価格とポイント

東郷青児

1897年〜1978年 物故作家。
鹿児島生まれ。本名は東郷 鉄春。幼少期に家族で上京し、青山学院中学を卒業する。青児の名前の由来はここからきているのではないかと言われている。同じ頃に日本橋にできた竹久夢二が開いた港屋絵草紙店に出入りし、絵の下書きなどを手伝う。その後初の個展を経て、有島生馬を知り以後師事する。1921年には戦時中のフランスに渡り、ダダイズムに出会い、イタリアで未来派の運動に参加したほか、フランスではパブロ・ピカソや藤田嗣治らとも交流した。1928年に帰国。戦後は二科会の再建に努力し、藤田嗣治と交流を深め、会長も務めるなど長く同会の指導的な立場にあった。1976年に東郷青児美術館(現在の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館)が開館する。私生活もスキャンダラスで、女性関係でたびたび浮名を流すプレイボーイでもあった。また、デザインの仕事も精力的に取り組み、包装紙や化粧品のデザイン、漫画など幅広く才能を発揮した。
2023年に栃木市立美術館「これだけは見ておきたい 日本洋画の歩み」で「ヴァイオレット(カンヴァス、油彩)」が展示された。

東郷青児の最新買取情報

  • 思い出(シルクスクリーン)
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    東郷青児思い出(シルクスクリーン)

  • 街の娘(リトグラフ)
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    東郷青児街の娘(リトグラフ)

  • 二つの城(リトグラフ)
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    東郷青児二つの城(リトグラフ)

  • 髪(リトグラフ)
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    東郷青児髪(リトグラフ)

東郷青児の買取ポイント

東郷青児の作風|洋菓子の包装紙などのデザインも手掛ける

東郷青児といえば、<女性>を題材にした作品ではないでしょうか。
生涯を通して女性を描き続けました。創作起源の1つはイタリアで巻き起こった芸術運動の<未来派>だそうです。
未来派とは、1909年にイタリアの詩人フィリッポ・マリネッティが提唱したのが始まりです。演劇、音楽、文学、政治活動に至るまで広範囲に及ぶが、1915年頃に終息しました。伝統的な芸術と社会を否定し、新しい時代にふさわしい機械美やスピード感、ダイナミックな動きを賛美した思想です。
そのためか、東郷青児が描く女性は人格を帯びないように見受けられます。東郷青児が思う女性の理想像ともとれるのではないでしょうか。個人的にはローランサンが描く女性を現代に焼き直したような印象があります。油絵作品だけではなく、パステルやデッサンで描かれた作品が数多く残され、今でも高い評価を受けています。

夢二の大正レトロの影響を受けながら、長期のフランス留学で西洋の雰囲気も取り入れた東郷青児の憂いを帯びた美人画はデザイン性も非常に高く、多くの洋菓子店の包装紙に使われました。今はもう閉店していますが吉祥寺の老舗喫茶店「ボア」は、店のロゴからケーキの箱・包装紙・マッチなどほとんどを東郷青児が手がけていました。美しく凛々しい女性のデザインは非常に人気が高く、日本全国の洋菓子店や喫茶店で使用されており、現在でも現役で活躍している包装紙やショッピングバッグなどが数多く存在しています。あまりの人気に、東郷青児風に描かれたデザインなども多く出回りました。

高価買取のポイントは、<目>です。一番は目が描かれているかどうかが重要になります。初期の作品は目をはっきりと描いています。その後、目を閉じている作風に変遷していきました。目を閉じている作品の方が評価は高く、目が描かれている作品と比べると倍以上値段が違うケースもあります。以上の事を踏まえて技法ごとの評価を見ていきましょう。

東郷青児の現在の評価と価値

@ 油絵
まずキャンバスに油絵で描かれた作品が最も評価が高いです。
代表作である、目を閉じている図柄ですと50万〜200万円くらいが買取価格になります。一方、目が描かれている作品は100万円以上の金額を付けるのは難しいでしょう。
主題である女性のほかに<塔><帽子><花>などが描かれていると評価が上がる傾向です。
油絵作品はワレやカビなどのダメージが出やすく、初期の作品はダメージが出ていることが多い印象です。
油絵は<東郷青児鑑定委員会>が所定鑑定機関になりますが、鑑定書が無くても査定は可能です。お気軽にご相談ください。

A 水彩・デッサン
色紙に描かれている事が多い印象で、図柄やコンディションにもよりますが、数万円〜10万前後が買取価格になります。
コンディションに関しては色が飛んでいて薄くなり、ヤケやシミが出ている作品が多い印象です。
水彩・デッサンも<東郷青児鑑定委員会>が所定鑑定機関になりますが、鑑定書が無くても査定は可能となりますので、お気軽にご相談ください。

東郷青児のリトグラフの相場は?

たまに銅版画の作品も見かけますが、多くの作品はリトグラフで制作されています。技法(銅版やリトグラフ)による買取価格の違いは殆どありませんが、直筆の作品に比べると評価は低くなります。

シミや退色などのダメージが出ていると買取価格は下がりますが、作品のタイトル若しくは図柄が分かれば概算価格をご提案できます。

東郷青児は一時代を築いた洋画壇の巨匠です。知名度も流通価格も一流のため贋作も多く査定には十分な経験が必要な作家です。当社では東郷青児の買取実績も多く、取扱いには自信をもっております。満足いただけるような査定額をご提案できるよう努めます。
「電話」、「LINE」、「メール」で査定受付しております。お気軽にご相談ください。

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東郷青児の代表作品

  • 東郷青児 婦人画 水彩

    ■婦人画(水彩)
  • 東郷青児 油絵 70-90

    ■城(油絵)
    キャンバスに8号の油絵作品です。買取金額は70万円〜90万円です。ほとんどの油絵作品には共シールが付いています。共シールが無いと評価に影響しますのでご注意ください。
  • 東郷青児 水彩

    ■着物の女性(水彩)
    東郷青児の独特なタッチで水彩画を描くと流れるような美しさを感じます。
  • 東郷青児 版画

    ■想い出の城(版画)
    女性と城の構図は東郷青児の作品でよく見かける構図です。
  • スカーフの女

    ■スカーフの女(版画)
  • 赤い花

    ■赤い花(版画)
  • 赤い塔

    ■赤い塔(版画)

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