藤田嗣治|版画買取や美術品買取なら東京都大田区の株式会社獏

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藤田嗣治の油絵・パステル・版画の買取価格とポイント

藤田嗣治

1886年〜1968年 物故作家。
日本の洋画家。フランス名はレオナール・フジタ。東京都生まれ。東京藝術大学卒業後、1913年に渡仏し、第1次大戦下にはパリにとどまって生活を送り、モディリアーニらと親しく交友する。その後、エコール・ド・パリの著名なひとりとして国際画壇のなかで活躍し、1929年に17年振りに帰国して個展を開催する。その後、南米・中米旅行などをへて、1940年には第2次大戦下のパリを脱出して帰国し、戦争中は、戦争記録画の第一人者として活躍する。戦後、日本画壇のなかでの中傷などされ、1949年に日本を離れてアメリカ経由でフランスにわたり、1955にはフランス国籍を取得する。1959年にランス大聖堂でカトリックの洗礼を受ける。臨終には君代夫人、海老原喜之助、田淵安一、元パリ市会議員ジョルジュ・ブラジェが付き添う。
2023年10月現在笠間日動美術館で「没後55年藤田嗣治展」が開催中。12月よりアサヒグループ大山崎山荘美術館で「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」が開催予定。

藤田嗣治の作品を見るならポーラ美術館へ

猫や自画像などの作品で有名な画家藤田嗣治とは?作品の特徴や値段をしっかり解説

藤田嗣治の最新買取情報

  • 台所にて(リトグラフ)
    買取価格
    450,000円

    藤田嗣治台所にて(オリジナル)

  • 猫十熊より黒い猫(エッチング)
    買取価格
    1,200,000円

    藤田嗣治猫十熊より黒い猫(エッチング)

  • ヴァンドーム広場(エッチング)
    買取価格
    260,000円

    藤田嗣治ヴァンドーム広場(エッチング)

  • 煙草屋(リトグラフ)
    買取価格
    60,000円

    藤田嗣治煙草屋(リトグラフ)

2023年最新の藤田嗣治作品の買取ポイント

藤田嗣治の作風

藤田嗣治といえば<裸婦><猫><少女><自画像>など様々なモチーフで作品を制作しました。1919年ころから独自な乳白色の下地に、繊細な描線で描いた作風が藤田嗣治の代名詞と言えるでしょう。日本人だからこそ到達できた油絵の境地です。
高価買取のポイントは<少女>か<猫>でしょう。油絵・水彩・版画関係なくこの2つのモチーフが高価買取しやすいです。作品の描き込み具合や繊細さを見て判断させていただきます。版画作品に関しては、色がついている作品の方が良いとされ、近年ではエスタンプ作品なども作られています。
世界的な作家のため様々な種類の作品が残されました。順に見ていきましょう。

藤田嗣治の現在の評価と価値

@ 油絵
キャンバスに油絵の具で描かれた作品です。藤田嗣治が残した作品では最も評価が高く、猫や少女を描いた作品は特に高価買取がしやすいです。作品のサイズ・構図・コンディションにより大幅に評価が変わります。数百万円〜3000万前後がおおよその価格帯になります。美術館クラスの作品になると金額は青天井ですが、市場にはなかなか流れてこないのが現状です。

藤田が描く油絵作品はワレ等のダメージが発生しやすいです。コンディションにより評価が変わりますので、現物確認後に最終的な判断させていただきます。
油絵などの原画作品は<東美鑑定評価機構鑑定委員会>の鑑定書が必要となります。鑑定書が無くても査定後にとれますので、お気軽にお問合せください。

A 水彩・パステル・デッサン
紙に水彩・デッサン等で描かれた作品です。油絵と同様ですが作品次第で大きく金額が異なります。

B 版画(生前)
藤田嗣治が生前に制作された版画作品です。人気作家のため多くの作品が後世に残されました。描き込み具合等により評価額が決まります。「猫十態」、「魅せられたる河」、「小さな職人たち」等のシリーズ作品も多いです。版画の中では「猫十態」のシリーズが高い評価を得ています。

通常の版画作品は直筆サインと限定部数がセットで価値づけされているものが多いですが、藤田嗣治の作品はサインや限定部数が無くても高額な作品もありますので、一度ご相談ください。

C 版画(没後・エスタンプ)
藤田嗣治の没後に作られた作品です。これらの作品を総称してエスタンプと呼んでいます。限定部数とスタンプサインで構成されており、落ち着いた買取価格になる印象です。近年作られた作品なのでシミやカビ等のダメージが出ている作品は少ない印象です。


版画の買取について詳しくみる

藤田嗣治の気になる資産価値

現在、藤田嗣治の作品を所有されている方やこれから購入を検討されている方は資産価値の有無が気になる点だと思います。バブル期に比べるとかなり落ち着いた価格帯になっていますが、日本でも数少ない世界的な作家のため、大幅に評価が下がることは考えにくいです。一方で没後半世紀経過しているためある程度相場が安定しているとも言えます。

売却時には買われた時期により大きく値段が下がるかもしれませんが、同時期に売っていた作家と比べるとまとまった金額で売却できるかと思います。

レオナール・フジタの由来は?いつからパリに?

1913年に藤田嗣治は東京美術学校を卒業後すぐにフランスへ渡りました。乳白色の滑らかな下地に繊細な黒の輪郭線を描く手法を確立し、エコール・ド・パリの代表作家として名を広めました。
エコール・ド・パリとは、パリのモンマルトルやモンパルナスに集まった画家たちを指します。同時代に同場所に集まった作家たちの総称のため、ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、シャガールなど異なる表現様式をもっているのが特徴です。キュビスムや印象派など画風やコンセプトの方向性が異なるくくりでまとめられるのは近代美術史では珍しい事とではないでしょうか。このような多種多様な感性の中で乳白色の独自様式を生み出しました。
藤田嗣治は一時帰国し、戦時中は戦争画(アッツ島玉砕など)を精力的に制作しますが、戦後は画壇から戦争協力者として批判を浴び、その責任をとる形で日本を離れました。
上記のような事があったため、日本には戻らないと決意し、1955年にフランス国籍を取得しました。1959年に時にカトリックの洗礼を受け、レオナールという洗礼名を与えられたことにより、レオナール・フジタと呼ばれるようになりました。

映画にもなった藤田嗣治の代表作品

  • 猫を抱く少女 15-20

    ■猫を抱く少女(生前作)
    リトグラフ作品です。藤田嗣治らしい少女の図で、買取査定額は15万〜20万円前後となります。
  • 猫の本 10

    ■オリバ「猫の本」より(1930年)
    猫の本というシリーズの1枚です。コロタイプという技法で摺られている作品です。買取査定額は10万前後となります。
  • カフェ 5-10

    ■カフェ(没後・エスタンプ)
    画集の表紙にも使われている代表的な作品を、現代に蘇らせました。買取査定額は5万〜10万円前後となります。

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