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版画作家 クリスチャン・ラッセン

ラッセン

1956年〜現在に至る。
アメリカ・カリフォルニア州生まれ。11歳の時にハワイ・マウイ島へ家族で移住する。1976年より作品を発表し、1983年には国連<クリーンオーシャンキャンペーン>のイメージアート<サンクチュアリ>を制作する。1989年にホノルルマラソン公式アーティストに選定される。1990年に環境保護団体<シービジョン財団>を設立しる。1998年に<国際海洋年1998>の公式ポスターを制作するとともにN.G.O.組織<F.U.N.>の親善大使に任命される。

買取ポイント

ラッセンといえば、<>を題材にした絵画作品ではないでしょうか。ハワイの海を中心に作品を制作しており、日本で最も有名なマリンアートアーティストでしょう。イルカなどを良く描き、幻想的でチャーミングな作品は若い世代を中心に人気を博しました。
お客様からの問い合わせでは原画(ユニーク版も含む)よりも圧倒的に版画作品(限定部数と本人直筆のサインがある)が多く、ブロンズなどの造形物等の問い合わせもあります。業界の先輩方から80年代の後半から90年代にかけてかなり販売されたと聞いており、現在でも定期的に個展を開催しています。電車内の広告で見かけた方もいるのではないでしょうか。少し前ですが某芸能人のギャグで話題になりましたね。

現在の評価は?
ラッセンが一時代を築いた80年代後半〜90年代はバブル期の後半から終焉の丁度境目だと思いますが、かなり良い価格帯で販売されていたそうです。
売却する際は購入価格と比べてしまいがちですが、元々の販売価格が時代の影響もあり高かったため、現在は厳しい査定額になるケースが多いと思います。
しかしながら、現在もラッセンの根強いファンはおり、最も人気があるのは<イルカ>を描いた作品でしょう。ラッセンの代名詞ともなるモチーフです。
ラッセンは様々な技法で作品を残しましたが、よく市場に出てくる原画作品と版画作品に分けて解説していきます。

@ 原画(アクリル・水彩)
ラッセンの原画作品はキャンバスにアクリルで描いた作品と、紙に水彩で描いた作品があります。キャンバス作品は希少で、現在の買取価格は数十万円〜200万円前後の価格帯になるかとおもいます。水彩作品は市場にも出回っており相場は安定しています。イルカなどでモチーフでしたら10万〜30万円前後の価格帯です。
ラッセンの水彩画には「エッセンス」というシリーズがあります。エッセンスとは水滴のようなモノが描かれています。直筆の作品ですが評価はそこまで高くなく数万円代の買取価格になります。

A 版画
ラッセンの版画作品は3つの制作時期に分けて評価します。

(1)シルクスクリーン(初期)
(2)キャンバスエディション(中期)
(3)ラッセングラフ(現在にかけて)


主に上記の3つに分類され、制作時期によって版画を刷る表現方法が異なっています。どの時代の作品かを現物を見て判断することが重要です。
では、初期のシルクスクリーンから詳しく見ていきましょう。

まず、一番のポイントはサインやエディション(限定部数)が書かれている場所です。
イメージ(絵が刷っている部分)とマージン(絵が刷られていない白い余白部分)があり、サイン等はマージン部分に書かれていれば【シルクスクリーン】と判断してよいでしょう。

次は<キャンバスエディション>です。
シルクスクリーンとは異なりサインとエディションはイメージ部分に書かれています。大きなポイントはキャンバス地に刷っています。一般的な版画は紙に刷られることが多いですが、キャンバスエディションはキャンバス地の上から刷っており、油彩画に近い質感に見えます。

最後に<ラッセングラフ>です。
サインとエディションはキャンバスエディションと同じくイメージ内です。一番の特徴は刷られている絵の場所がツルツルです。写真かと思うような光沢感があります。
もし、作品を何枚か所有されていれば見比べてみると分かりやすいかと思います。購入時の販売元保証書に記載されている内容と差異があるケースもありますので注意しましょう。作品の種類を判断できたら、みなさんが気になる値段です。

買取金額に関しては、新しい作品ほど査定金額が高くなる傾向が強いです。
初期のシルクスクリーン作品は非常に厳しく、1万〜2万円前後になることが多いです。
中期のキャンバスエディションは2万〜5万円前後で、ラッセングラフは4万〜12万円前後の価格帯です。
ラッセンの版画作品にはよくありますが、同じタイトル・図柄で技法やサイズ違いというものがあります。見るべきポイントさえ押さえればおおよその買取価格を想像できます。具体的な金額は作品の構図やコンディションにより決定されますので、お気軽にご相談ください。

☆限定部数の前についているアルファベットについて
ラッセンの版画作品には限定部数の前にアルファベットが付いている事があります。CRLやGLなどですが、買取に関しては金額に影響しません。

☆限定部数がない版画<デラックスユニーク版>
市場価値がある版画の定義は<サイン>と<限定部数>ですが、ラッセンの版画作品には限定部数が無いものもあります。デラックスユニーク版と呼ばれ、これはキャンバスエディションの技法で刷られた作品にラッセンが色を付けているものです。手が加えられているので1点モノとして考えられており、少し前までは買取金額にも影響ありましたが、現在は通常のキャンバスエディションと同様の評価になっています。


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クリスチャン・ラッセンの作品

エッセンス

■エッセンス(水彩)
直筆作品ですが評価は高くありません。5万〜7万円前後となります。

マジェスティV

■マジェスティV(キャンバスエディション)
ラッセンは技法によりざっくりとした評価が決まります。こちらの作品は4万〜6万円前後となります。キャンバスの毛羽立ちに注意が必要です。

ドルフィンシンフォニー

■ドルフィンシンフォニー(キャンバスエディション)
ラッセンの十八番です。買取査定額は数万円の半ばとなります。

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