BLOG

2026年02月05日 草間彌生

草間彌生の最高額はいくら?落札記録と高値理由を専門店が解説

草間彌生の作品は、いったい最高額いくらで落札されているのでしょうか?

近年の海外オークションでは10億円超の記録が相次ぎ、「存命女性アーティスト最高額クラス」として世界的に注目を集めています。

「自分の持っている草間作品はいくらになる?」

「版画でも高値は付く?」

「今は売り時?」

本記事では、最新オークションの落札データと市場動向をもとに、最高額記録・高値理由・相場・売却判断基準まで専門店目線でわかりやすく解説します。

読み終える頃には、あなたの作品が「今すぐ査定すべき1点」かどうか明確に判断できるはずです。

草間彌生の最高額はいくら?海外オークション落札レコード

草間彌生の評価は日本国内よりも、ニューヨークや香港など海外マーケットで先に爆発しました。

現在は10億円規模が当たり前という、世界トップクラスの価格帯に到達しています。

オークション落札価格ランキングTOP7

順位 作品名 ジャンル 落札年 オークション 落札額
1位 A Flower 絵画 2023 クリスティーズ香港 約15億1,700万円
2位 Untitled (Nets) 絵画 2022 フィリップスNY 約13億5,000万円
3位 Pumpkin (L) ブロンズ彫刻 2023 サザビーズNY 約10億5,000万円
4位 Flowers 絵画 2023 クリスティーズ香港 約10億3,000万円
5位 Pumpkin (M) ブロンズ彫刻 2022 サザビーズNY 約10億2,000万円
6位 Pumpkin 絵画 2023 フィリップス香港 約9億5,200万円
7位 Infinity Nets (TWHOQ) 絵画 2022 クリスティーズ香港 約9億4,000万円

※2026年2月現在(最新オークション公開情報をもとに作成)

代表作の最高額記録

「花(FLOWER)」:約15億1,700万円

2023年、クリスティーズ香港にて大型キャンバス作品が落札。

水玉と原色の花を全面に展開したポップで象徴的なシリーズで、視認性と装飾性を兼ね備えた“飾れる現代アート”として世界中のコレクター需要が集中。草間作品史上最高額を更新しました。

「無限の網(INFINITY NETS)」:約13億5,000万円

2022年にフィリップス・ニューヨークにて、初期の白の網目作品「Untitled (Nets)」が当時のレートで約13億5,000万円で落札されました。

「カボチャ(PUMPKIN)」:約10億5,000万円

巨大ブロンズ彫刻が10億円超で落札。日本人彫刻作品の歴代最高額クラス。絵画作品でも常に数億円規模で取引され、アジア富裕層の象徴的コレクションとなっています。

なぜこれほど高いのか?

草間彌生は単なる「ドットの画家」ではありません。

1960年代にニューヨークでアンディ・ウォーホルらと並び、前衛芸術の最前線にいた歴史的事実が、欧米のコレクターにとって「美術史に残る重要なマスターピース」として評価されているからです。

■関連記事

絵画の値段ランキング【日本編】 取引価格で見る注目作家

高値で落札される作品の「3つの絶対条件」

草間作品であれば何でも高額になるわけではありません。最高額帯に入る作品には、明確な「勝ちパターン」があります。

① モチーフの象徴性

カボチャ(Pumpkin): 最も一般的であり、最も人気。特にキャンバスに描かれたアクリル画(肉筆画)は、サイズが大きく、色が鮮やかなほど高騰します。「黄色のカボチャ」が最も評価しやすいです。

網目(Nets)と水玉(Dots): 草間のアイデンティティそのもの。網目の密度や、色が重なり合う複雑さが評価を左右します。

花(FLOWER):草間の代名詞である水玉と原色の花モチーフを全面に展開したシリーズ。近年のポップでアイコニックな作風を象徴する作品群として、世界的コレクターからの需要が非常に高いです。

これら「草間=これ」と誰もが連想する代表モチーフが最強とされています。特に花・カボチャは世界的需要が非常に高いです。

②制作年代(1950年代末〜1960年代)

最も高く評価されるのは、草間がニューヨークに渡った初期の作品です。特に「無限の網(Infinity Nets)」の初期作品は、彼女の精神的苦痛を芸術へと昇華させた原点として、一定の需要があります。

③ 形態とサイズ

一点物の大型キャンバス作品が最高額帯の中心です。また形態ごとの価格帯は、肉筆画(原画) > 彫刻 > 版画であることが一般的です。

アクリル画(肉筆): 1点ものの絵画。これが最高額帯(数千万〜数億円)です。

ブロンズ・立体作品: 直径1メートルを超えるカボチャの立体像などは、企業のロビーや富裕層の庭園用として数億円で取引されます。

版画(シルクスクリーン): 200枚〜300枚発行されているため、数百万〜1,000万円程度が相場です。

サイズ:アクリルも版画も大きければ大きいほど評価しやすいです。ただ、かぼちゃを描いた小さい作品の方がネットを描いた大きい作品よりも評価しやすいです。草間作品に関しては、モチーフの方がサイズよりも重要です。

草間作品のシリーズ・モチーフ別の評価ランク【買取相場早見表】

手元の作品がどのランクに属するかを確認しましょう。「自分の作品はいくら?」を把握するための目安です。

評価ランク 作品タイプ 推定市場価格 評価のポイント
Sランク 大型油彩・アクリル画 1億円 〜 10億円超 美術館収蔵クラス。歴史的価値。
Aランク カボチャのキャンバス画(大型) 8,000万 〜 3億円 色彩が鮮やか(黄×黒)で状態が良い。
Bランク カボチャのキャンバス画(小型・F0〜F4程度) 2,500万 〜 8,000万円 飾りやすいサイズは個人需要が非常に高い。
Cランク カボチャの版画 250万 〜 1,000万円 エディション(部数)が少なく、人気モチーフ。
Dランク カボチャ以外の版画 50万 〜 500万円 草間らしさが薄い作品は評価が落ち着く。

※2026年2月現在

■関連記事

「自分の作品も高い?」を判断するチェックリスト

ここからは、「実家にあるカボチャの絵、もしかして数千万円になる?」と期待される方に向けた、期待値調整のチェックリストです。

ここに該当すれば「高額」の可能性大!

  • キャンバスの裏に「サイン」「タイトル」「年号」が直接書かれている
  • 作品の表面に、絵具の凹凸(マチエール)がある
  • 「草間彌生作品登録カード(登録証)」が付属している
  • 購入先が有名百貨店や、老舗の現代アートギャラリーである

「そこまで高くならない」可能性が高いケース

  • 表面がツルツルしており、ドットが印刷のように均一
  • シルクスクリーン、あるいは工芸印刷の可能性があります。

  • 美術館のショップで購入した
  • グッズや複製画であり、美術資産としての価値は数千円〜数万円です。

  • サインが印刷されたもの、あるいはサインがない
  • 草間作品において、本人の自署サインがない版画は評価が大幅に下がります。

次に取るべき行動は「査定だけ」

草間彌生の作品は、現在「偽物」の流通量も世界的に増えており、真贋判定が非常に厳格化されています。

本物なら数千万円、偽物なら価値ゼロ」という極端な世界です。

もし、お手元の作品が「キャンバスに描かれた肉筆」であったり、1980年代〜2010年代に画廊で購入した「サイン入りの版画」であれば、一刻も早くプロの査定を受けるべきです。なぜなら、草間彌生の存命中に、再評価の波が来ている「今」が、最も売り時を判断しやすい時期だからです。

原画を所有するあなたが今すべきこと

まずは、作品の価値を裏付ける「登録カード(草間彌生作品販売委員会発行)」があるか確認してください。

カードがある場合: 今すぐ最新の相場を聞くために「写真査定」へ進んでください。

カードがない場合: 本物であればカードを再発行(または新規登録)することで価値が確定します。登録代行も可能な「草間彌生に強い専門店」へ相談してください。

版画を所有する方へ

作品が数百万単位と高額化したことにより、贋作も出回ってきました。そのため版画でも真贋の確認が入ります。どこで手に入れたか思い出してください。ギャラリー、オークション、デパートなど様々です。

また買われた時期も大事です。1980年代、2000年代なのか。このような情報と現物を照らし合わせて真贋を確認します。

これらの情報を整理して業者に打診するのがおすすめです。スムーズに取引が進むでしょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 草間彌生の作品の最高額はいくら?

現在確認されているオークション最高額は、「FLOWER」シリーズの約15億円です。そのほか「無限の網(Infinity Nets)」が約13億円、「カボチャ(Pumpkin)」の彫刻作品が約10億円を超えるなど、草間作品は世界的に10億円規模で取引されています。

Q. 版画でも高額になりますか?

はい、版画でも数百万円〜1,000万円前後で取引されるケースがあります。特に「カボチャ」「花」「網目」など人気モチーフ、かつエディション数が少ない作品は高値が付きやすいです。

Q. サインがない作品に価値はありますか?

サインがない場合や印刷サインのみの場合は、評価が大きく下がる可能性があります。ただし一部の版画には例外もあるため、自己判断せず専門店で確認することをおすすめします。

Q. 本物か偽物か自分で見分けられますか?

個人での判別は非常に困難です。登録カードの有無、来歴(購入先)、技法、サインなど総合的に確認する必要があるため、必ず専門査定をご利用ください。

Q. 昔購入した作品でも高く売れますか?

はい。むしろ1980〜2000年代に購入された作品は、現在の再評価ブームにより価格が大きく上昇しています。当時数十万円だった版画が、現在は数百万円になる例も珍しくありません。購入時期が古いほど、価値が伸びている可能性があります。

Q. 今は売り時ですか?

現在は海外コレクター需要と円安の影響により、草間作品の相場は高値圏を維持しています。草間彌生は存命作家のため、市場の注目度が非常に高く、「今が最も価格を把握しやすいタイミング」と言えます。

Q. どこに売るのが一番高くなりますか?

草間彌生の取扱実績が豊富な「美術品専門の買取店」や「現代アート専門業者」がおすすめです。リサイクルショップや総合買取店では適正評価が難しく、専門店と比較して数分の一の価格提示になるケースもあります。

Q. 査定には費用がかかりますか?

多くの専門店では「無料査定・出張費無料・キャンセル無料」です。写真を送るだけの簡単査定も可能なので、まずは気軽に価格だけ確認する方が増えています。

まとめ

草間彌生作品は現在、歴史的な高騰相場にあります。最高額は15億円超、版画でも数百万円で取引されています。

「このカボチャの作品、本物ならいくらになる?」

その疑問、放置して価値を下げてしまう前に、まずは写真1枚から始められる「無料査定」で可能性を探ってみませんか?


顔出しバナー