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2020年06月28日 [陶磁器 骨董 買取]

バカラは高級食器?いえ、美術品でしょう!

バカラ
東京の骨董品買取なら獏

はじめに

【バカラ】はフランスのガラスブランドです。グラスが有名で、価格は1つ1万円くらい〜と、決して安いものではありません。実は私自身もお祝い事でいただいたことがあり、大切に保管しています。数百円のグラスと並べるとその輝きの違いは一目瞭然、やはり値段が高いだけあります。
バカラは高級食器として百貨店などでも販売されていますが、当社では美術品として買取の対象としています。今回は食器であると同時に美術品とも言えるバカラについてご紹介します。

バカラの歴史

簡単にですが、バカラの歴史を見てみましょう。調べたところ、想像以上に深い歴史があり、改めて偉大なブランドであると感じました。

1764年−フランス王ルイ15世により、フランス ロレーヌ地方『バカラ村』にガラス工場設立を許可される。
(江戸中期には既に存在していたということですね。ちなみにショッピングセンターで有名なイオンの前身は創立1758年のようです。)
1816年 − 初めてクリスタルガラスを製造。
1841年 − 現在でも製造が続く【アルクール】シリーズの誕生。(後で詳しくまとめます)
1948年 − 米国支社をニューヨークに設立。
1964年 − 創設200年を記念した展覧会を、フランス ルーブルで開催。
2017年 − 中国の投資会社フォーチュン・ファウンテン・キャピタル(沣沅資本)がバカラの保有会社から株式88.8%を購入し、経営権を取得。

中国企業の傘下に入った今、これからどのような事業展開をするのか予想が付きませんが、伝統あるバカラの名に恥じない経営をしてほしいなと思います。

バカラは高級食器であり、芸術品です

バカラ製品で普段目にする機会が多いのは、[テーブルウェア]と呼ばれる食器関連のモノではないでしょうか。特にグラスは数多くの種類が制作されています。ただ、グラス一つをとっても、計算し尽くされたデザインは芸術の域に達しており、決して侮る事はできません。[茶道]の世界と共通する点ですが、バカラにおいても必ずしも華美な装飾が良いモノでなく、[余白を大事にする表現]も美学とされていると感じます。無駄な装飾を省いたシンプルなデザインは、王者の風格をも漂わせています。

バカラ社は使用できる作品(グラスなど)だけでなく、空間を彩るオブジェやシャンデリアなども制作しています。次章では、テーブルウェアとして日用使いが可能なジャンルと、オブジェの様なインテリア性が強いジャンルとに分けて、買取価格の傾向をご紹介します。

テーブルウェアの評価

上の歴史でも名前が出てきた【アルクール】シリーズ。これは非常に有名なデザインであり、1841年の誕生から現在に至るまで製造が続くシリーズです。
1825年にアルクール公爵の注文をきっかけに誕生したモデルであり、200年弱経った現在でもバカラを代表するモデルとして数多くの愛好家を作っています。重心が低い台座に力強いフォルムが特徴的なデザインで、ワイングラスやロックグラスなどに採用されています。初めて手にした時に感じた「ずっしりとした重さ」は非常に印象的であり、安価なグラスでは感じ得ない喜びで満たされました。アルクールはバカラの顔とも言えるモデルでしょう。個人的には飲んだ時にグラスの底に見えるバカラの刻印が素敵ですね。

バカラ 刻印
アルクール以外にも、【ベガ】、【アビス】、【アルルカン】、【コンコルド】など、紹介しきれないほど様々なデザインが存在し、バカラの歴史の重さや深さを痛感することが出来ます。

〜買取価格はどれくらい?〜

基本的にテーブルウェアは販売価格もビックリするほど高額ではありません。もちろん、一般的なグラスなどと比べるとかなり高価格帯ですが、オブジェに比べると落ち着いた価格帯です。シンプルなデザインのタンブラーやハイボールグラスは店舗でも1万円以下で購入することが出来るため、買取価格は販売価格によって異なります。ただ、絵画などと比べると換金率は高いでしょう。
注意点としては、箱などの付属品が無いと若干評価が下がる傾向です。基本的に海外の美術品は【作品のみ】あれば評価に影響しませんが、バカラに関しては箱がある方が好まれます。

オブジェなどの評価

フィギアなどのオブジェ以外にもシャンデリア、テーブルなども制作しています。現在はチェス盤など非常にユニークな商品も展開しています。ただ、気軽に使えるような販売価格ではありません。興味があれば公式ホームページで見てください。

【ガラスで作ることに価値がある】という考えではなく、ギリシャ彫刻の様な本格的な作品に仕上がっています。作り手の技術力の高さや類を見ない表現力が遺憾なく発揮されています。バカラは妥協する事を知りません。

〜買取価格はどれくらい?〜

バカラが制作した瀟洒なシャンデリアは100万円前後で買取できる事もあります。色や金彩で装飾されたオブジェなどは数十万円単位で買取可能です。具体的な金額は細部のデザインや大きさなどで変わるため、お気軽にご相談ください。

まとめ

バカラのグラスは贈答品や自分のご褒美などで手に入れる方が多いと思います。日常使いしている方もいれば、大事な日のために保管しておく方もいるでしょう。欠けなどの致命的なダメージが無ければ、買取対象となります。大掃除や引っ越しのタイミングで出てきたバカラ製品があれば、是非当社「東京の美術品買取専門店 獏」へお気軽にご相談ください。

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