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2020年01月25日 [買取のポイント]

査定と鑑定の違いは?絵画・美術品の買取でよく出てくる言葉を解説!

交渉

査定と鑑定は同じ意味合いに取れそうですが、明確に違います


絵画・美術品の買取を専門で行っていると、お客様から『作品の査定をお願いします』や『作品の鑑定をお願いします』と聞かれることが多いです。お客様自身は売却の意図をもって買取業者を調べていると思いますので、意味合いとしては<売れる金額はいくらか?>だと解釈し対応させていただいています。
査定と鑑定は同じ意味合いとして使われる事が多いかもしれませんが、明確な違いがあります。三省堂大辞林第三版で調べてみましたので下記をご覧ください。

査定→物事を調べて、その等級・金額・合否などを決めること
鑑定→科学的な分析や専門的な知識によって判断・評価すること。美術・骨董(こつとう)品の良否や真贋(しんがん)の判断、不動産の評価などにいう。目利き。

元々すっきりとした文章ですが、更に簡略化すると

査定→金額を決める事
鑑定→真贋を決める事

という意味になります。
金額を決めて買うこと自体が本物を前提としていますので、同じ意味ではないかと思うかもしれませんので更に詳しく説明していきます。

査定とは


絵画・美術品の査定とは、作品の価値を判断して金額を提示する行為です。大前提として査定額を出すという事は、その作品を本物として扱います。当然ですが、ニセモノには金額をつけず、お断りさせていただきます。
査定するプロセスは複雑ですが、それぞれの業者がいくらまで買っても良いかと思う金額になり、市場価格とは必ずしも一致しません。
例えば、現在の市場価格で100万円を売り上げられる可能性がある作品の売却相談を受けたとします。それを10万円として査定するのも、90万円として査定するのも各業者の自由になります。絵画・美術品に精通している業者でしたら、作品ごとの相場観をしっかり持っていますので、市場価格を考慮した売り上げ予想額に大きな差はありません。どれくらいの利益を取るのかで査定額は変動します。例外的に知識・経験不足で絵画・美術品の適正価格を判断できない業者もいますので、1社で売却を決めるのではなく数社に確認した方が良いかと思います。

鑑定とは


鑑定とは本物か偽物かを判断する行為です。鑑定という言葉は辞書に書いてある内容で間違いありませんが、美術品買取業者では使い方が若干異なります。その点も含めて詳しく説明させていただきます。
一部の作家は鑑定書が無いと公で売買できないです。
亡くなっている、有名、流通価格が高い等の条件に当てはまると所定鑑定機関が設けられています。消費者や百貨店からの要求(本物の根拠づけ)として出きたのが大きな理由とされ、上記に当てはまる作家は業界の慣習として鑑定書を取る必要があります。
鑑定も誰でもいい訳ではなく、美術業界の有識者によりきちんと決められています。同じ作家で複数の鑑定機関があると公平性や厳格さが損なわれて、鑑定機関の意味をなさないからです。
贋作を作る人がいる限り、美術市場の安全化を図るために鑑定書は必要になります。鑑定書があれば真作としての根拠となります。

しかしながら、絵画・美術品の買取業者はすべての作品ごとに鑑定→査定という作業をします。まずは鑑定をして作品として取り扱えるかどうかを判断した後に、実際に買取できる金額を提案します。このようにすべての査定行為に鑑定の要素も含まれていますが、この流れは査定と呼びます。なので、テレビでお馴染みの某鑑定団は<査定>の側面が強いと言えます。

代表的な鑑定機関は?


鑑定機関は該当作家の遺族や取り扱い画廊が役割を担っていましたが、遺族の高齢化などにより、窓口がまとめられている傾向です。このような現象は日本の洋画・日本画に限定され海外作家の多くは作家それぞれで鑑定機関を持っています。
日本国内の代表的な鑑定機関を挙げておきます。

東京美術俱楽部
https://www.toobi.co.jp/judge/index.html

日本洋画商協同組合
http://www.yokyo.or.jp/jada/judge.html

上記鑑定機関で見当たらない作家は美術市場や美術年鑑にまとめられています。一部の作家ですが、当社HPの買取品目欄にも記載しています。亡くなっている作家は必ず鑑定書が必要なわけではありませんので、気になる方はご相談ください。

鑑定機関が無い作家の扱いは?


公的な鑑定機関が無い場合は、美術品買取業者が真贋を判断しています。売却希望の作品を見る際に、『これは本物なので査定します』とは言いませんので査定金額が出れば本物として扱われるという認識でよいでしょう。

まとめ 査定と鑑定の使い分け方


絵画・美術品の買取業者に『鑑定してください』と伝えると、『鑑定はできません。査定のみになります』と言われてしまうこともあります。理由は上記文章を読んでいただくと分かるかと思います。鑑定=鑑定書を取る、という意味合いになりますので、売却の意思があることを伝えた方が取引はスムーズです。
美術品買取専門店 獏での買取の流れを簡単に紹介させていただきます。
鑑定書が必要な作家の場合は真作として金額をご提示します。その提示金額に納得いただけましたら、鑑定に出して真作の判断ができた段階でお支払いとの流れになります。是非当社 東京の美術品買取専門店獏 へお気軽にご相談ください。

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