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2020年02月24日 [美術館の常設展・企画展]

原美術館のラストイヤー|森村泰昌展を鑑賞

原美術館外観

◯はじめに
「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020ーさまよえるニッポンの私」を東京・原美術館に見に行きました。2020年1月25日から4月12日まで行なっています。2020年に閉館予定なので残り少ないので是非足を運んで欲しい場所です。国立美術館のような大規模な展覧内容ではありませんが、旧邸宅を改造した空間は特別な時間を確約してくれます。通常の美術館とは異なる感覚に出会える場所です。

◯森村泰昌の略歴
1951年の6月11日に大阪市で生まれました。京都市立芸術大学美術学部を卒業し、1985年にゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を発表したことで一躍注目されました。以降、自画像作品を中心に発表してきました。

1988年に第43回ヴェネチア・ビエンナーレのアペルト部門に選出されて世界的にも注目されました。2014年にはヨコハマトリエンナーレ2014のアーティスティックディレクターを務めるなどアーティストの枠を超えた活躍を見せました。

受賞歴は2006年、京都府文化功労賞、2007年度、芸術選奨文部科学大臣賞、2011年、第52回毎日芸術賞、日本写真協会賞などがあります。


◯森村泰昌の作品について

森村泰昌は「セルフポートレイト」で有名です。セルフポートレイトとは日本語で写真の自撮りという意味で自分自身が被写体として制作する作品群をいいます。セルフポートレイト 写真という分類では日本で最も有名でしょう。海外ではシンディ・シャーマンなどが同様のジャンルで活躍しています。

森村泰昌のセルフポートレイト 写真は「森村泰昌」を撮るのでは無く、歴史上の人物や西洋名画の一場面に扮して記録に残します。大規模な作品ですと大掛かりなセットや衣装を用意する必要があり、今回の展覧会で展示されていた「オランピアの部屋」はエドゥアール・マネの「オランピア」に基づいて制作されています。作品と一緒にセットも飾ってありますので一つの作品を作り出すまでの手間暇が垣間見ることができます。


アンディ・ウォーホルのように大衆が作り出したイメージを借用するだけでは無く、森村泰昌のセルフポートレイト はイメージを借用しながらも彼自身の哲学を加えて表現しています。ジェンダーや人種など超えることが難しい壁を森村泰昌のフィルターを通して表現された作品は日本人とは何か?という根源的な問いかけをされているように感じました。

今回の展示では作品解説を森村泰昌自身の直筆で行われているので、作品の本質を理解しやすい内容かなと感じました。

森村泰昌 オランピア
森村泰昌 オランピア セット

◯森村泰昌の二次流通での評価

1951年生まれの現存作家です。二次流通とは簡潔に説明すると中古品です。一時流通は作家が初めて画廊などで売却することで、二次流通とは一時流通で購入した方が手放した作品が流通する場所です。なので、既に亡くなった作家の作品を購入する際は二次流通で購入したこととなります。現存作家であり国内外でも評価が高い作家のため一時流通で購入した方が手放さず二次流通には殆ど出回ってきていません。

絵画・美術品の買取を専門で行なっているためオークション等をチェックしていますが、森村泰昌の作品はなかなか見かけません。

しかしながら、当社では然るべきルートで適切な評価額をご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。




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