版画・木版画

どこにも負けない
版画・木版画の高価買取実積

アンディ・ウォーホル

スーパーマン
スーパーマン
2800
掲載日:2022/09/01

アンディ・ウォーホル

Volkswagen:「広告」より
Volkswagen:「広告」より
800
掲載日:2025/03/01

アンディ・ウォーホル

INGRID BERGMAN WITH HAT
INGRID BERGMAN WITH HAT
700
掲載日:2023/04/17

草間彌生

レモンスカッシュ(5)
レモンスカッシュ(5)
700
掲載日:2022/08/06

草間彌生

かぼちゃMY
かぼちゃMY
585
掲載日:2024/08/29

アンディ・ウォーホル

カスター将軍
カスター将軍
555
掲載日:2025/07/20

草間彌生

かぼちゃ3つ
かぼちゃ3つ
510
掲載日:2023/10/02

草間彌生

南瓜(黄)
南瓜(黄)
509
掲載日:2024/09/04

高く売れるだけじゃない
お客様に選ばれる理由

査定時点の最高値で買取

美術品や骨董品の相場は日々変動。市場動向をリアルタイムで把握し、査定時点の最高評価額で買取いたします。

価値を正しく見抜く査定力

累計5万点・10億円以上の買取実績。豊富な経験のある専門の査定士が作品の価値を正しく見極めて、高額買取につなげます。

  • staff01

    査定歴13年:小林
    得意分野は美術品全般

  • staff02

    査定歴6年:山本
    得意分野は九州エリアの陶磁器

  • staff03

    査定歴4年:立石
    得意分野は現代アート

  • staff04

    査定歴3年:正村
    得意分野は絵画・陶磁器

  • staff05

    査定歴2年:楜澤
    得意分野はファインアート

高額査定の裏付となる販路

美術館、愛好家、ギャラリー、オークションなど、高く評価してくれる売却先との独自のつながりがあるからこそ、お客様の大切な作品を適正以上の価格で査定することが可能です。

版画・木版画を売却いただいたお客様の声

  • 「カーク・レイナート-ムーンライトユニコーン」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 神奈川 / 男性・50代 /

    レビューコメント

    引っ越しを機に、以前ギャラリーで購入したカーク・レイナートの版画を手放すことにしました。出張査定をお願いすると、担当の方が丁寧に状態を確認しながら、作家の市場価値なども説明してくださり、とても納得のいく取引ができました。対応もスムーズで安心感がありました。

    この度はカーク・レイナートの版画をご売却いただき、誠にありがとうございました。思い入れのあるお品を丁寧に拝見し、ご満足いただける査定を行えたことを嬉しく思います。今後も信頼される対応を徹底してまいります。

    楜澤
  • 「田村能里子-時に染め」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 神奈川 / 女性・50代 /

    レビューコメント

    田村能里子の絵を長年持っていましたが、引っ越しを機に店頭買取をお願いしました。担当の方が作品の背景や価値について詳しく説明してくださり、納得してお取引できました。迅速かつ丁寧な対応で、とても満足しています。また機会があれば利用させていただきます。

    この度はご来店いただき、田村能里子の作品をお持ち込みいただきましてありがとうございました。お客様の大切な絵画に対する想いを尊重し、誠実な査定を行いました。ご満足いただけたことを嬉しく思います。またのご利用を心よりお待ちしております。

    小林
  • 「ポール・アイズピリ-ポンヌフ」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 福岡 / 女性・70代 /

    レビューコメント

    長年リビングに飾っていたポール・アイズピリのリトグラフを、出張で査定していただきました。年齢的に物を減らしたいと考えていたのですが、担当の方が丁寧に対応してくださり、作品の価値についても詳しく説明してくださったので、安心してお任せできました。とても感じの良い取引でした。

    この度はポール・アイズピリのリトグラフをご売却いただき、誠にありがとうございました。長年大切にされてきたお品を丁寧に拝見し、信頼に応えられる査定を行えたことを嬉しく思います。今後も誠実な対応を心がけてまいります。

    山本
  • 「斎藤清-GATE KAMAKURA(B)」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 大阪 / 女性・40代 /

    レビューコメント

    生前整理の一環で、実家にあった斎藤清の木版画を出張査定していただきました。保存状態に不安がありましたが、担当の方が一点一点丁寧に見てくださり、作品の魅力や現在の評価についても詳しく説明してくれました。思い入れのある品でしたが、納得のいく金額で手放すことができました。

    この度は斎藤清の木版画をお預かりさせていただき、誠にありがとうございました。生前整理という大切なご決断の中でご相談いただき、真摯に対応させていただきました。また何かございましたら、どのようなご相談でもお気軽にご連絡くださいませ。

    立石
  • 「田村能里子-風の彩」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 神奈川 / 女性・50代 /

    レビューコメント

    母の遺品整理で田村能里子の作品を買い取っていただきました。出張買取をお願いしましたが、担当の方が丁寧に説明してくれたので安心してお任せできました。作品の価値も思った以上で、家族全員満足しています。手続きもスムーズで助かりました。どうもありがとうございました。

    この度は田村能里子の作品をご売却いただきありがとうございます。ご家族の大切な思い出の品を扱うということで、丁寧な説明と査定を心がけました。ご満足いただけて大変光栄です。また何かございましたら、ぜひお声がけください。

    楜澤
  • 「クリフトン・カーフ-HOZU MAPLES」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 福岡 / 女性・70代 /

    レビューコメント

    実家の整理中に、父が昔購入したクリフトン・カーフの木版画が見つかりました。正直価値があるのか半信半疑でしたが、出張で査定に来てくださった担当の方がとても丁寧に説明してくださり、納得のいく価格で買い取っていただけました。自宅にいながら対応してもらえたのも、大変ありがたかったです。

    この度はクリフトン・カーフの木版画をお譲りいただき、誠にありがとうございます。作品の状態も良く、価値のあるお品でしたので、適正な査定を心がけました。今後もご自宅で安心してご利用いただける出張買取サービスを提供してまいります。また機会がございましたら、ぜひご相談ください。

    山本
  • 「アンドレ・ブラジリエ-Grand Bouquet Bleu」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 福岡 / 女性・70代 /

    レビューコメント

    長年自宅に飾っていたアンドレ・ブラジリエの版画を買い取っていただきました。正直なところ、どのくらいの価値があるのか全く見当がつかず、処分も考えていました。今回初めて出張買取を利用しましたが、担当の方がとても丁寧に査定してくださり、作品の背景や作家について詳しく説明してくださったので、安心して売却することができました。予想以上の査定額にも大変満足しています。本当にありがとうございました。

    この度は、数ある買取店の中から弊社をご利用いただき、誠にありがとうございます。アンドレ・ブラジリエの素晴らしい版画をお譲りいただけたこと、心より感謝申し上げます。お客様の大切な作品に込められた価値をしっかりと見極め、適切な査定額をご提示できるよう、今後も努力してまいります。またのご利用を心よりお待ちしております。

    山本
  • 「安野光雅-オイスターハウス」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取 / 東京 / 男性・60代 /

    レビューコメント

    引っ越しを機に所蔵品の整理を進めており、安野光雅の版画を出張で査定してもらいました。長年大切にしてきた作品だったため不安もありましたが、担当の方が丁寧に作品を扱い、作家の魅力や評価も詳しく説明してくれたので、安心してお任せできました。納得のいく金額で手放すことができ感謝しています。

    この度は安野光雅の版画をお任せいただき、誠にありがとうございました。温かみのある作風で多くの方に愛される作家の作品を拝見できたこと、大変光栄でした。今後もお客様の大切なお品を丁寧に査定し、信頼いただける対応を心がけてまいります。

    楜澤

版画・木版画買取のよくある質問

  • 版画の価格はどのように決まるのですか?

    版画の価格は、作家の知名度、作品の希少性、市場での需要、そして状態の良さによって決まります。有名な作家の作品や、状態が良く、数が少ない作品は高価になりやすいです。

  • 版画を保存する際に重要なことは何ですか?

    直射日光や湿気を避けることが重要です。また、適切な温度と湿度を保ち、酸性のない材料で保管することも大切です。これらは版画の色あせや紙の劣化を防ぎます。

  • 版画が本物かどうかはどうやって見分けるのですか?

    版画が本物かどうかを見分けるには、作家の署名や版数、出版社のマークなどを確認します。また、専門家による判断を受けることも一つの方法です。

  • 版画の保管方法についてアドバイスをください。

    版画は、シートの場合は中性紙で包んで、平らな状態で保管することが大切です。また、湿度と温度が安定した暗い場所で保管すると良いです。額装されている場合は、UVカットのガラスを使うと良いでしょう。

  • 適正な価格を知るにはどうしたらいいですか?

    複数の買取業者に相談して見積もりを取るのが良い方法です。インターネットでの評判や口コミ、過去の買取実績も参考になります。また、同じ作家の他の作品の買取価格を調べることも役立ちます

  • 古い版画を持っていますが、状態が良くない場合でも買取は可能ですか?

    状態が良くなくても買取は可能ですが、通常の価格に比べて価値は下がります。作家の名声や作品の希少性によっては、状態が悪くても価値がある場合があります。一度ご相談ください。

  • 限定部数によって価値はかわりますか?

    基本的に変わりません。一部の作家においてはAPやHCなどの限定部数ですと評価が下がることもあります。

  • 版画の技法によって価値はかわりますか?

    技法よりも作家の評価です。例外的に技法によって評価が変わることもありますが、作家次第です。例えば、ミロの作品では銅版画の方がリトグラフよりも高い評価を受けることがあり、ピカソの場合はリノカットの方が銅版画よりも評価が高い傾向にあります。

獏の想い

staff01

美術品は文化であり、後世に残すべきもの

美術品にはそれぞれの価値があり、適正な評価が必要です。専門外の業者に処分されることなく、適切な査定で次の世代へ繋ぐお手伝いをいたします。

株式会社獏代表

獏で買取できる
版画・木版画関連のカテゴリ

価値が急上昇中の作家

版画・木版画の買取実績新着一覧

高価買取されやすい版画・木版画作家

  • 草間彌生

    国内で最も有名な現代アーティストは草間彌生ではないでしょうか。水玉を散りばめた南瓜(かぼちゃ)のモチーフなど、唯一無二のセルフプロデュースで圧倒的な知名度を誇ります。2019年には【無限の網#4】という作品が、某オークションで796万ドルという金額で落札されたことも記憶に新しいです。
    草間彌生は芸術の中心地であるニューヨークで結果を残した現代アーティストです。『ハプニング』で一躍有名となりました。セントラルパークやブルックリン橋などで米国旗の焼却、全裸のモデルたちの体に水玉の模様を描きだす等、数多くのハプニングを残しました。草間彌生はハプニングを通じて「既成の性にまつわる道徳観」や「ベトナム戦争」に対していくつものメッセージを送ったと言われています。現在では草間が生み出した作品はグッズや有名アパレルブランドなどに採用され、アートに興味がない層にも浸透しています。また、2017年には東京都新宿区弁天町に「草間彌生美術館」が設立されました。オブジェや空間芸術などを中心に、草間彌生の真髄を見る事ができます。

  • 藤田嗣治(レオナール・フジタ)

    藤田嗣治といえば<裸婦><猫><少女><自画像>など様々なモチーフで作品を制作しました。1919年ころから独自な乳白色の下地に、繊細な描線で描いた作風が藤田嗣治の代名詞と言えるでしょう。藤田嗣治が生前に制作された版画作品は、人気のため多くの作品が後世に残されました。描き込み具合等により評価額が決まります。「猫十態」、「魅せられたる河」、「小さな職人たち」等のシリーズ作品も多いです。版画の中では「猫十態」のシリーズが高い評価を得ています。
    通常の版画作品は直筆サインと限定部数がセットで価値づけされているものが多いですが、藤田嗣治の作品はサインや限定部数が無くても高額な作品もありますので、一度ご相談ください。

  • 棟方志功

    棟方志功といえば<女性>や<仏>をモチーフにした絵画作品ではないでしょうか。ときに縄文的とか、青森の祭ねぶたのエネルギーとかと評される奔放な作風と旺盛な制作意欲は変ることなく晩年まで続いたとされ、作品に力強さが表れています。牛乳瓶の底の様な分厚い眼鏡が特徴的で作家自身のキャラクターも強烈です。高価買取のポイントは<大首>でしょう。大首と呼ばれる女性図が最も評価が高い作品の一つです。棟方志功の板画作品は大枠だけ木版で黒く摺り、色は紙の裏から手彩色で入れていきます。版画作品でも1枚1枚棟方自身が色を入れているので原画作品と同じく1点モノ扱いになります。

  • パブロ・ピカソ

    ピカソは多作の作家としても有名です。ギネスにも最も作品を残した作家として記録され、生前に約15万点を残しました。どれだけ一流の作家でも作品を作りすぎると需要と供給のバランスが崩れて市場価値が下がることが殆どです。実際に市場の反応を読めずに作品を作りすぎてしまい、市場価値の暴落を招いた作家も存在します。しかしながら、ピカソは世界で最も多作な作品でありながら、世界で最も市場評価が高い作家のひとりでしょう。版画というくくりだけでも約10万枚制作されています。作品の種類は約2000枚ですが、版画という性質上枚数が摺られため、このような枚数になります。これだけの数があれば高い作品もあれば安い作品も出てきます。注意すべき点はピカソだから何でも高いという訳ではなく、制作年代・技法・作品のモチーフ等で大きく金額が異なります。

  • マルク・シャガール

    初期の作風は印象派的でしたが、徐々に神秘的な作風を確立させます。エコール・ド・パリの中心的な人物であり、キュビスムやシュルレアリスムなどの前衛的な手法を独自に解釈し、ロシア系ユダヤ文化としてのアイデンティティを融合させた作風で大きな評価を得ました。旧約聖書やユダヤ文化を独自の解釈で描き、20世紀で最も評価されたユダヤ人画家ではないでしょうか。ピカソと同じくらい日本国内では非常に有名な作家ではないでしょうか。国内の主要美術館に多くの作品が収蔵され、現在でもギャラリーやデパートで販売されています。バブル期に比べると落ち着てきた印象ですが、売買が活発な作家のひとりです。

版画・木版画を高く売るポイント

 

綺麗な保存状態を維持しておく

作品が色褪せたり、破れたりしていないかを常にチェックし、適切な環境(直射日光が当たらない、湿度が低い場所)で保管してください。一度シミができてしまうと、それが作品にさらなる損傷をもたらしやすくなるため、シミが生じないようにすることが、作品の価値を維持する上での鍵となります。

額縁やマット、ガラスの状態も重要

額縁がオリジナルである場合や、作品を保護するためのマットやガラスが損傷していないかも評価の対象となります。可能な限りオリジナルの状態を保ってください。

版画の名称

版画のダメージを説明するためには<版画の名称>を理解する必要があるので説明させていただきます。版画は基本的に紙に摺られるものと説明しましたが、この摺った部分を《イメージ》と呼びます。サインや限定部数はイメージ外の摺られていない部分に鉛筆などで書かれることが多いです。シートを額装するときはサインや限定部数も見せるようにします。その見えている余白部分を《マージン》と呼びます。一部の木版作品はサインなどが書かれているマージン部分を隠して、イメージしか見せない額装があります。
額縁の内側に布で装飾されたものがあります。これを《マット》と呼び、作品の一部ではなく額の一部になります。では、以上のことを踏まえてダメージの種類を紹介させていただきます。

版画作品で想定されるダメージは<シミ><カビ><退色><ワレ><破れ><波うち>です。

シミは薄い黄色の「普通のシミ」と黒い点状の「点シミ」に分かれ、濃度が評価額に影響します。修復可能ですが、シルクスクリーンでは修復は難しく、B級品扱いとして大幅に評価が下がる可能性があります。カビもシミと同様に扱われ、退色は基本的に修復不可であり、色の抜け具合で評価が大幅に下がります。ワレや破れは致命的な瑕疵となり、特にワレはシルクスクリーンにのみ見られます。波打ちは湿気によるもので、シミやカビのリスクが高まります。

版画 シミ

直筆サインや限定版の番号の確認

作家の直筆サインや、限定版であることを示す番号(エディション番号)がある場合、これらは価値を大きく左右します。はっきりと読み取れる状態にしておくことが重要です。

限定部数(エディション)とは?

限定部数(エディション)は、版画作品の価値を左右する重要な要素です。エディションには「ナンバリングエディション」と「アルファベットエディション」の2種類があります。ナンバリングエディションはアラビア数字やローマ数字で表示され、制作枚数と管理番号が示されますが、番号の順番は作品の評価に大きな影響を与えません。一方、アルファベットエディションはEA、AP、HC、PPなどの記載があり、制作者用の保存版としての意味を持ちます。以前はアルファベットエディションの方が希少とされ、ナンバリングエディションより高く評価されることがありました。しかし、現在では一部の海外作家によるアルファベットエディションが贋作の温床とされることがあり、評価が低下し、オークションでの取り扱いが拒否されるケースも出てきました。今後、日本でも同様の傾向が進む可能性があります。

限定部数

証明書や保証書の有無を確認する

作品の真作を証明する証明書や保証書がある場合、これらは買取価格を高める重要な要素です。購入時に付属していたものは大切に保管してください。

作家の評判や市場での需要

作家の評判や作品の市場での需要も価格に影響します。人気のある作家や、市場で希少性が高いとされる作品は高価買取の対象となりやすいです。

希少性と来歴を明確にする

作品の希少性や、その作品の歴史(どのような経路で現在の所有者の手に渡ったか)も評価されます。来歴が明確な作品は、その真正性が高く評価されます。

版画の今後の動向

2024年現在、版画専門家はその道で一定の人気を保っていますが、原画を元に版画を作る作家にとっては、原画の人気が直接版画の需要に影響します。原画に魅力がなければ、それに基づく版画も市場での評価が得られにくいです。また、版画は比較的簡単に多数制作できるため、供給量を適切に管理しないと作品の価値が下がるリスクもあります。したがって、供給量の調整はこの分野での大きな課題です。

 

版画・木版画とは?特徴・歴史をご紹介

 

定義

版画とは色や形に応じて作った版を、紙などに刷って作る作品のことです。
当たり前ですが油絵や日本画とは異なる制作工程です。基本的には色ごとに版を作り、それを重ねることにより一つの作品になります。一番の違いは再現性でしょう。油絵や日本画は直接キャンバスや紙に描きます。版画は版を作ってしまえば、同じ作品を大量に何度でも制作できますが、絵画は基本的には同じ作品を作り出す事は困難です。

特徴

版画は他の芸術形式とは異なる、特有の魅力を持つ芸術です。この魅力の一つは、その制作過程にあります。版画の制作には、特定の技術や多くの手間がかかりますが、その結果として生まれる作品は、単なる複製品を超えた独立した芸術作品になります。 シルクスクリーン、リトグラフ、銅版画、木版画は、それぞれ独自の特徴を持つ版画技法です。シルクスクリーンは友禅染にルーツを持ち、衣類プリントなどにも使われる技法ですが、色の割れがデメリットです。リトグラフは1798年に発明され、石灰石と脂肪クレヨンを使い、色の重ね塗りで奥行きのある表現が可能です。銅版画は、銅板に物理的処理を加えて作る技法で、線を中心にした繊細な作品に適しています。木版画は最も古典的で、木の板に彫刻刀で凸部を作り、インクを乗せて刷る方法です。木目の温かみや版の出方の違いが作品の味を出します。これらの技法はそれぞれ有名な作家によって愛され、様々な作品で使用されています。

版画 特徴歴史

歴史

版画の始まりは木版画と言われていますが、年代に関しては様々な記録がありハッキリとしていません。1300年代後半からキリスト教の教義を広める目的で、聖地巡礼の記念や護符などで作っていたのが始まりの一つに数えられています。 1400年から1430年頃になると多くの木版画が登場して、木版本が作られるようになりました。木版本は文字を木版で刷り、挿し絵は手描きのものや、木版に手彩をほどこしているものがあります。 ちなみに、現在の印刷技術の基礎を築いたのがドイツ出身のグーテンペルク(1398~1468)と言われており、この印刷技術はルネッサンス期の三大発明の一つとされています。 このように版画の歴史は古く現代までに様々な表現技法が編み出されました。

版画は作家が制作するの?

版画制作はチーム制で、多くは<絵><彫><摺(すり)>で分業化しています。作家がすべて行なっている場合も少なからずありますが、殆どの作家はこのように分業化しています。絵を描く作家に目がいきがちですが、彫師と摺師の存在もとても重要です。それぞれ特別な技能が必要で熟練された職人ではないと作家が思う作品を表現することが困難です。
長谷川潔は長年頼んでいた摺師が亡くなった際に版画制作自体を辞めてしまったというエピソードがあり、チームの重要さが分かります。

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店舗情報


版画・木版画買取対応エリア

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獏で買取できる商品一覧

版画・木版画買取は獏にご依頼ください

版画作品の買取価格は、その作家を取り巻く環境により大きく異なります。市場が安定している作家は買取時点の相場を参考に評価できますが、新人作家~中堅作家のように二次流通に作品が出回っていない作品は買取業者ごとに評価方法が分かれます。

当社では二次流通の相場だけではなく、幅広い情報を考慮して買取金額をご提案させていただきます。作品にダメージがあっても、修復を前提に買い取ることが可能です。是非、お気軽に美術品買取専門店『獏』へご相談ください。