油絵・洋画

油絵・洋画の買取実績

  • 油絵・洋画

    北海道風景

    浮田克躬

    21

    出張買取 広島 男性・50代
    価格設定の背景

    全体的に絵の具のワレが発生している事が多い作家です。こちらの作品もワレのダメージが出ておりましたが精一杯評価させていただきました。

  • 油絵・洋画

    バラ

    鈴木信太郎

    20

    出張買取 東京 男性・60代
    価格設定の背景

    描き込みも十分で鈴木信太郎らしい作品です。全盛期に比べると落ち着いた相場観になっております。

  • 油絵・洋画

    アトリエの二人の裸婦

    ジャン・ジャンセン

    50

    店頭買取 名古屋 男性・70代
    価格設定の背景

    バレリーナではありませんでしたがジャンセンらしさが存分に出ております。小さいサイズでしたが、しっかりと査定させていただきました。

  • 油絵・洋画

    冬麗 武蔵野

    向井潤吉

    50

    出張買取 広島 女性・40代
    価格設定の背景

    贋作も出回っている作家のため注意が必要でした。しかしながら買取させていただいた作品は真筆で先生らしい作風でした。もう少し差し色があると良かったです。

  • 油絵・洋画

    居待月

    智内兄助

    19

    出張買取 大阪 女性・50代
    価格設定の背景

    絵のタッチだけで作家が分かる特徴的な作品です。サイズとしては非常に小さい部類でしたが、しっかりと査定させていただきました。

  • 油絵・洋画

    パリの朝市

    児玉幸雄

    65

    店頭買取 東京 男性・60代
    価格設定の背景

    パリの風景と言えばこの作家ではないでしょうか。脂がのっている時期の作品で他社様よりも高い金額で評価させていただきました。

  • 油絵・洋画

    プラス・ド・ラ・レピュブリック

    増田誠

    15

    出張買取 福岡 男性・30代
    価格設定の背景

    特徴的な人物描写や軽快なタッチが人気です。こちらは風景作品となり相場通りの金額で提案させていただきました。

  • 油絵・洋画

    ポインセチア

    笠井誠一

    14.9

    出張買取 名古屋 女性・50代
    価格設定の背景

    無駄を省いたシンプルな構図が特徴的な作家です。花のモチーフは人気があり、その分評価に上乗せさせていただきました。

  • 油絵・洋画

    塔のある街

    東郷青児

    140

    出張買取 福岡 男性・40代
    価格設定の背景

    名前を冠した美術館も作られるように一時期大きな影響力を持った作家です。全盛期に比べると落ち着いた価格帯ですが、まだまだ需要はあります。背景に建物などの描き込みがあるのが高価買取のポイントです。

  • 油絵・洋画

    黄金旭日富岳

    絹谷幸二

    190

    出張買取 東京 男性・60代
    価格設定の背景

    現存作家の中でも非常に人気があります。その中でも富士山が華やかに描かれていると評価しやすいです。背景に太陽や月が描かれていると更に良いとされています。

油絵・洋画を買取のお客様の声

  • 「田崎広助-浅間山」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 東京/ 男性・50代/

    レビューコメント

    古い油絵の価値をしっかり分かっていて、父が所持していた絵にも適正な値段をつけてくれました。担当の方はとても親切で、作者についても教えてくれました。大切に扱ってくれるとわかって安心しました。

    お父様の油絵の買取に関して、ご満足いただけたようで私たちも嬉しい限りです。作品の価値を正しく評価し、お客様に安心していただけるよう努めております。作者の背景についてもお伝えできたことが、お役に立てたようで何よりです。

    金久
  • 「吉井淳二-薔薇」をお買取り

    ★★★★★

    店頭買取/ 福岡/ 女性・60代/

    レビューコメント

    油絵の買取を依頼しましたが、担当の方の対応が非常に丁寧でした。査定も早く、思ったより高い値がついてびっくり!手続きも簡単で、あっという間に終わりました。ありがとうございました。

    お客様の期待を超える査定結果にご満足いただき、ありがとうございます。私たちは迅速かつ丁寧な対応を心がけておりますので、手続きがスムーズに進んだと聞いて安堵しております。今後もお客様に喜んでいただけるサービスを提供し続けます。

    山本
  • 「油絵-一式」をお買取り

    ★★★★★

    店頭買取/ 東京/ 女性・70代/

    レビューコメント

    家族が昔集めた油絵を売ることにしました。担当の方は一枚一枚丁寧に見てくれて、それぞれの絵の特徴や価値を教えてくれました。感じの良い対応で、また機会があればお願いしたいと思いました。

    ご家族が集められた油絵の買取を担当させていただき、感謝申し上げます。一点一点を大切に評価させていただいたことが、お客様にとっても価値ある体験となったようで幸いです。またの機会がございましたら、ぜひお声がけください。

    正村
  • 「油絵-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 名古屋/ 男性・50代/

    レビューコメント

    父の遺品の中にあった古い油絵を数点売りました。担当の方は絵の情報を詳しく教えてくれました。査定価格も納得のいくもので、感謝の気持ちでいっぱいです。

    お客様の大切な遺品である油絵の買取をさせていただき、光栄です。専門知識を持つ担当者が詳細な情報を提供し、ご納得いただける査定価格を提示できたことを嬉しく思います。これからもお客様の期待に応えるサービスを心がけます。

    立石
  • 「油絵-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 広島/ 女性・60代/

    レビューコメント

    実家にあった油絵を売ることにしました。担当の方はとても親切で、絵のことを色々と教えてくれました。査定も思った以上の価格で驚きました。丁寧な査定と誠実な対応により、安心して買取を依頼することができました。

    実家からの油絵の買取に際し、お客様にご満足いただけたことが何よりの報酬です。査定額についてもお客様の期待を超えられたようで、私たちも大変嬉しく思います。今後も誠実かつ丁寧な対応を続けてまいります。

    山本
  • 「油絵-一式」をお買取り

    ★★★★★

    出張買取/ 大阪/ 男性・80代/

    レビューコメント

    大きいサイズの油絵の買取を依頼したところ、担当の方が特別な配慮をしてくれました。運搬や保管に関する心配事も解消され、作品が適切に扱われることに感謝しています。

    大きなサイズの油絵の買取をお任せいただき、ありがとうございます。運搬や保管に関するご心配を解消でき、作品を適切に扱うことができたことに感謝しております。プロフェッショナルなサービスを提供し続けることをお約束いたします。

    立石

査定士紹介

  • 小林 査定歴:13年 得意分野:美術品全般

    美術品・芸術品とは文化です。しかるべき状態で後世へ残すべきだと考えております。人それぞれ美術品に対しての好みや熱量は異なる事が多く、最も悲しいのは専門外の業者に処分依頼をしてしまうケースです。 詳しくみる
  • 山本 査定歴:5年 得意分野:九州エリアの陶磁器

    私には業務の中で大切にしている考え方があります。それは、「作品だけでなくお客様の思い出もお取り扱いしている」という事です。何気ない風景画や人物画が実はお客様にとっては思い出の場所だったり、ご家族を投影したものだったりします。それを手放されるという事は非常に苦しいことかと思います。 詳しくみる
  • 楜澤 査定歴:1年 得意分野:ファインアート

    小学生の頃にモーリス・ユトリロの≪コタン小路≫という作品に魅せられて絵画に関心を持ち始め、学生時代は西洋美術史を専攻しておりました。 美術館や画材・額縁店でのアルバイトを経て一度は教育関係の職に就いたのですが、やはり美術に関わるお仕事をしたいという思いが強く、獏に入社をして現在に至ります。 詳しくみる
  • 正村 査定歴:2年 得意分野:絵画・陶磁器

    美術品が昔から大好きで、縁があり美術品の買取専門店でお仕事をさせていただいております。 日々多くのお問合せやさまざまな作品やお客様と出会う中で気づき、私が大切にしていることがあります。 詳しくみる
  • 立石 査定歴:3年 得意分野:現代アート

    美術品に携わる仕事を始めてまず感じたのが、単に商品の売買を行う仕事ではないというところでした。 ほとんどの方にとって当てはまることだと思いますが、私もこの仕事をしていなかったら絵画や茶道具、骨董品などに触れることは少なかったと思います。 詳しくみる
  • 金久 査定歴:2年 得意分野:油絵・版画

    美術品に携わる仕事は、単なる商品の売買ではなく、お客様の人生や歴史に触れる貴重な機会であると強く感じます。絵画や茶道具、骨董品など、一つ一つの作品には、作り手の想い、持ち主の思い出、時代背景などが込められており、それらを丁寧に読み解き、お客様に最適な提案をすることが求められます。 詳しくみる

取り扱い作家一覧

取り扱い作家一覧

油絵・洋画買取対応エリア

全国で出張買取を行っています
お気軽にお問い合わせください

東京・愛知・大阪・広島・福岡に店舗を構え、日本全国で買取を行っています。
迅速な対応を心がけておりますので、是非お気軽にご相談ください。
美術品を押し入れに閉まっている・お部屋に飾っている状態でも大丈夫です。

出張料金は
無料です!
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ください!

店舗情報


買取方法・流れ


  1. Step01

    まずはお気軽にお問合せ下さい。

    まずはお電話メールLINEにてお問い合わせください。
    ※内容により画像(写真)で判断させていただく場合もあります。
    お問い合わせ前に作家の名前や詳細など確認していただけるとスムーズですが、何も分からなくても大丈夫です。
  2. Step02

    出張査定(無料)

    出張買取(無料)専門のスタッフが約束の日時にご訪問させていただきます。
    当日、新たに査定して欲しいものがある場合も歓迎いたしますので、ぜひご用意ください。
    ※作品によっては後日買取金額の回答をさせていただく場合もあります。
  3. Step03

    現金お支払い

    査定金額にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いします。
    当日中に作品も引き取りますので、基本的には1日で完結します。
    お振込にも対応しております。

    <必要書類>
    ※現住所が記載されているものに限ります。
    ・身分証明書 (運転免許証、保険証、パスポート、外国人登録証など)
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    美術品の詳細をわかる範囲でご教示ください。(作家名・サイズ など)写真を送付いただけると、より具体的な査定額のご案内が可能となります。
  2. Step02

    査定価格のご連絡

    いただいた情報を基に、おおよその買取金額をお調べしてご連絡いたします。
    査定は無料、金額にご納得いただけない場合は勿論お断りいただいて構いません。
    ※作品によっては、現物を見てからでないと判断出来かねる場合もございます
  3. Step03

    売却品を発送いただく

    査定価格にご納得いただけましたら、弊社から必要書類をお送りします。
    書類にご記入いただき、弊社東京本社宛に着払いにてお送りください。
    梱包材がお手元に無い場合、無料でお送りしますのでお知らせください。
    作品によってはお客様にご用意をお願いする場合もございますこと、予めご了承ください。
  4. Step04

    お荷物が弊社に到着

    コンディション等を確認させていただき、最終的な査定価格と登録番号を記載した「確認書」をお客様のご自宅へお送りします。
    ※最終的な査定価格にご納得いただけない場合はキャンセルも可能です。
    ※作品によっては返送時の送料をお客様負担とさせていただく場合がございます。
  5. Step05

    買取金額のお支払い

    必要な情報をご教示いただいた後、お客様指定の銀行口座へお振込みいたします。
  1. Step01

    電話/LINE/メールにてお問い合わせください

    完全予約制となりますので、まずお問い合わせをお願いいたします。
    美術品の詳細や、来店希望店舗・来店希望日時をお知らせください。
    内容によっては、この時点でおおよその買取金額をお伝え出来ます。
    【電話問合せ先】0120-89-0007(通話料無料)
    【店舗所在地】
    東京店:東京都大田区大森北3-5-7ロイヤルビル1階 詳しくはこちら>>
    大阪店:大阪市中央区内平野町1-1-5 西大手前ビル103号 詳しくはこちら>>
    福岡店:福岡市博多区諸岡2-4-1大和ビル103 詳しくはこちら>>
  2. Step02

    店舗へ美術品をお持ち込みください

    ご予約日時に、売却を検討されている美術品を店舗へお持ちください。
    ※売却時には身分証明書が必要です
    現住所が記載されている運転免許証・マイナンバーカード・保険証・パスポート等をご持参ください
    ※駐車場のご用意はございません。恐れ入りますが、近隣のコインパーキングをご利用ください。
    なお、福岡店は専用駐車場がございますので、ご希望のお客様はご案内いたします。
  3. Step03

    査定価格をご提示

    美術品を拝見し、査定価格をお伝えします。
    当日に売却せず、一旦お持ち帰りいただくことも可能です。
    ※作品によっては査定価格のお伝えが後日となる場合もございます
  4. Step04

    買取成立 お支払い

    査定価格にご納得いただけましたら、その場で現金にてお支払いいたします。
    お振込みも対応可能です。
  1. Step01

    お申込み

    まずはお電話・メール査定・LINE査定からお問い合わせ下さい。
    作品画像や詳細を合わせてお送りいただけますとスムーズにやり取りできます。
    まったく分からなくても問題ございません。
  2. Step02

    簡易査定

    いただいた情報をもとに大まかな落札予想金額をご提案させていただきます。
    オークションという性質上、希望的観測ではなく相場通りの金額でご提案させていただきます。

    鑑定書の取得が必要な作品の場合は当社で代行も承っております

  3. Step03

    作品のお預かり

    簡易査定にご納得いただけましたら作品をお預かりさせていただきます。
    出張・お持ち込み・宅配にて対応しております。
    お住いのエリアや作品の内容によってご相談させていただきます。
  4. Step04

    代行契約

    現物を拝見させていただき作品コンディション等をチェックさせていただきます。
    その後、具体的な最低落札価格を設定させていただきます。
    最低落札価格に満たない場合はご返却させていただきます。
    ご納得いただけましたら契約書を交わさせていただきます。
  5. Step05

    業者間オークションへ出品

    契約書通り進めさせていただきます。

    オークションにより強みのジャンルが異なるため、作品によっては別日になるケースもございます



  6. Step06

    お支払い

    落札金額から手数料を差し引いた金額をお支払いさせていただきます。

    具体的な手数料は下記を参照ください


    お振込みの場合はオークション終了後3営業日以内にご入金させていただきます。

油絵・洋画のよくある質問

  • 油絵や洋画の価格はどのように決まりますか?

    価格は作品の作者、年代、希少性、人気度、作品の大きさ、そして保存状態などによって異なります。専門の査定士がこれらの要素を評価して、価格を決定します。

  • 油絵や洋画を売るときに重要なことは何ですか?

    保存状態が非常に重要です。色褪せ、破損、カビなどがあると価値が下がります。また、作品の背景情報や証明書があると、査定に役立ちます。

  • 本物の油絵や洋画を見分ける方法はありますか?

    専門の査定士に依頼するのが一番確実です。自分で見分けるには、筆跡、キャンバスの材質、署名、年代などを細かく確認することが大切です。

  • 油絵や洋画の保管方法について教えてください。

    直射日光を避け、湿度50~55%や温度18~20℃が安定した場所に保管するのが理想的です。また、ほこりが付かないようにカバーをかけることも大切です。

  • 作家名がわからない作品でも買取は可能ですか?

    もちろんです。作者が分からなくても、作品の質や独自性、そして芸術的価値は評価の対象となります。ですが、現在の流行に合ったテーマであるかも価格に影響します。専門の査定士がしっかりと作品を調査し、買取の可否を判断いたします。

  • 海外の作家さんの絵画も査定してもらえますか?

    はい、ご安心ください。海外市場に詳しい専門の鑑定士が、世界のオークション情報をもとに正確に査定します。

  • 壁に掛けてある作品は査定時、外した方がいいでしょうか?

    額が重く誤って落下させてしまう恐れもあります。額の取り外しは査定員がさせて頂きますのでお任せください。

油絵・洋画の買取相場

作家名 モチーフ 買取相場
東郷青児 人物画 ~200
三岸節子 ~300
香月康男 母子 ~1000
梅原龍三郎 薔薇 ~500
中川一政 ひまわり ~250
有元利夫 人物 ~800
荻須高徳 パリ風景 ~350
山口長男 抽象 ~500
高塚省吾 裸婦 ~100
鴨居玲 老人 ~700
カシニョール 人物画 ~400
ビュッフェ ~500
キスリング 女性 ~700
ヴラマンク 風景 ~300
ユトリロ 風景 ~800
ローランサン 女性 ~700
アイズピリ 70~250
デペルト ゴルフ場 20~50
ブラジリエ 風景 ~200
カトラン 静物 ~100

数十万円以上の査定額になる油絵作品?

ある程度の著名な作家さんでも買取金額で数十万円ご提案できる事はそこまで多くないでしょう。文化勲章作家や華やかな受賞歴がある作家だとしても現代のマーケット上で需要が無ければ厳しい評価となります。裏を返せば受賞歴や長年の実績が無くても欲しいコレクターが多い作家は数十万円の買取金額がつく事も往々にしてあります。
買取ベースで10万円を超えるのは一部の人気作家となります。

100万円以上の査定額になる油絵作品は?

100万円以上の買取金額を出せるケースは数々の出張買取(無料)を行っていますが多くはありません。買取ベース百万円以上となると購入価格が1000万円を超えている事も多く、地方の美術館では回顧展や没後○○年記念などで展覧会が行われているクラスとなります。100万円を超える作家は亡くなっている巨匠も多く、その場合は鑑定書を取得する必要があるかもしれません。

1000万円以上の査定額になる油絵作品は?

1000万円以上で買取できる油絵は美術コレクターだけではなくアートに興味がない人でも知っているようなごく一部の作家のみとなります。つまり美術の教科書に載っていてもおかしくない方で、美術館とかでは回顧展が行われるようなレベルの作家です。もちろん知る人ぞ知る作家もいますが、ある程度知名度と市場価格は相関関係にあるといえるでしょう。
具体的にはルノアール、マルクシャガール、ユトリロ、草間彌生、奈良美智、藤田嗣治、岸田劉生などが挙げられます。

油絵・洋画を高く売るポイント

綺麗な保存状態を維持しておく

絵画の査定において、保存状態は非常に重要です。修復が必要ない、経年による劣化が最小限であることが望ましいです。

絵画・油絵の発生しやすいダメージは?

油絵の具は自由自在に表現できるので、表現方法により作品の見た目が変わります。立体作品のように絵の具を沢山使った作品から、筆の跡すら残さない薄く伸ばした写真の様な作品まであります。
代表的なのは<ワレ><縮み><カビ><シミ><剥離>です。
ワレは絵の具が直線的に割れた状態、縮みは曲線的に収縮した状態で、修復可能ですが、損傷箇所によって評価が変わります。カビ・シミは油絵の具から発生し、進行度によって評価が異なります。初期のカビは簡単に取れますが、進行すると修復が難しくなります。剥離は下地が見えるほど絵の具が剥がれた状態で、最も深刻なダメージとされ、修復費用や損傷範囲により評価が大幅に下がります。ピンホールは作品制作過程でできる穴で、多くの場合ダメージとはみなされません。その他、乾燥不十分な状態で額装された作品では、額縁とキャンバスがくっつき、剥がす際に損傷が生じることがありますが、これも業者によって評価が異なります。

額縁の状態をチェックする

額縁の状態が良好である場合、または作品との相性が良い高品質の額縁である場合、価値が上がることがあります。

額縁のダメージとは?

基本的に絵画・美術品の買取業者は額縁込みの金額で概算価格を出しているところが多いです。なので、額に傷があって修復や交換をしなくてはいけない場合は、その分の評価額が下がると考えてよいでしょう。しかし、買取金額が数十万円単位の作品は、販売価格に占める額代が微々たる金額になるので、額に傷があったとしても問題にはしない所が多いかと思います。一方、数千円や数万円の作品は販売価格に占める額代が高いので、ダメージが出ている分だけ評価額が下がります。

最終的に、買い取った作品は様々な経路をたどって小売りされます。小売りされる段階では額縁に価値がある場合を除いて無傷の額に入っている事が多いので、額縁のダメージも買取金額を出すためには判断基準の1つになります。これは日本画や版画も同様です。
ダメージの種類は<傷><塗装剥がれ>などがあります。画像を参照ください。一般的な作品は修復という名目で若干評価が下がる可能性がありますが、上限は額代なので数千円~1、2万程度でしょう。

作家の印鑑やサインを確認する

作家の印鑑やサインの有無は、作品の評価において重要な要素です。サインが作品の表面または裏面のどちらかに存在しない場合、その作品の真作を証明し、評価することが困難になります。

証明書や鑑定書の有無を確認する

証明書や鑑定書がある場合、それらは真作であることや作品の詳細を証明するため、買取価格を高める可能性があります。証明書がある方が良く、鑑定書がない場合には、買取に際して不利になるケースが存在します。

作品の希少性を理解する

作品が市場でほとんど見かけないものや、限定生産されたものは、その希少性から高い価値を持ち、高額での買取が期待できます。ただし、この高価買取は主に有名な作家さんの作品に限られますので一度ご相談ください。

作家の評判や市場での需要を把握する

作家の評判が良い、または市場での需要が高い作品は、買取価格が高くなる傾向にあります。

作品の来歴(購入元)を明確にする

作品の出所が明確で、歴史が追跡できるものは価値が高まります。過去の展示歴など、作品の歴史を証明できる資料を保管しておくと良いでしょう。

適切な環境で保管する

直射日光を避け、湿度50~55%や温度18~20℃が安定した環境で作品を保管することが重要です。

絵画・油絵の保存に適した場所は?
温度・湿度・直射日光・物理的なダメージの4点に気を付けましょう。まずは飾る場所は直射日光が当たらず、風通しが良い場所がいいです。また、湿度や温度にも注意が必要です。理想を言えば、365日24時間空調を一定にするのがベストですが、現実的ではありません。美術品の所有者が作品を保管している場所は、納屋・屋根裏部屋・地下室等様々ですが、生活環境下に置いている作品の方が、ダメージが出ている作品は少ない印象です。例えば、リビングや寝室は在宅している時に多くの時間を過ごすでしょう。熱くて眠れない真夏だとクーラーをつけると思います。また、寒くて凍えそうな日はリビングに暖房をつけて快適にしようとします。反対に納屋や屋根裏部屋など倉庫として使っている場所はどうでしょうか。熱くて寝苦しい夜も、寒くて凍えそうな日もそのままにしている方が多いでしょう。このように自分自身や家族が長い時間過ごす場所は自然と環境が良くなるので、飾らなくてもそういった場所に置いておくのがいいと思います。

市場動向を定期的にチェックする

芸術市場は変動が激しいため、定期的に市場動向をチェックし、適切なタイミングで買取に出すことが重要です。

油絵・洋画の今後の動向

2024年現在、写実絵画(スーパーリアリズム)の人気が続いている傾向です。一方バブル時に流行した中堅作家さんなどは厳しくなっています。

油絵・洋画とは?特徴・歴史をご紹介

定義

油絵とは<顔料を油で練った絵の具>で描いた作品です。何の絵の具を使っているかが一番のポイントです。絵の具には2つの役割があり、色を出す顔料と、その顔料を定着させる油で構成されています。
①顔料
地球上の貝、鉱物、花などから生成され、粉状に加工された有機(植物など)と無機(土や鉱物など)の2種類に分類されます。これらをキャンバスや紙に定着させるためには、バインダーと呼ばれる展色材が必要です。バインダーの種類によって、油絵の具やテンペラ画、アクリル画などの異なる画材が生まれます。
②油の種類
油絵の具には「乾性油」と「揮発性油」が使われます。「乾性油」には絵の具を延ばす役割があり、主にリンシードオイル(最も一般的で強い黄色が特徴)とポピーオイル(黄色は弱く、乾燥速度が遅い)があります。「揮発性油」は乾性油を薄め、絵の具を溶かす役割を持ち、テンピン油(スタンダードで揮発速度が早い)とペトロールがあります。現在は、顔料を乾性油で練った状態でチューブ式に販売され、制作目的や表現方法に応じてこれらの油を追加することが一般的です。

特徴

油絵の最大の特徴は立体感であり、乾いても絵の具の厚みが保たれるため、大胆なマチエール表現が可能です。乾燥が遅いため、作家は時間をかけて修正や色のブレンドができ、思考しながら作業を進めるのに適しています。しかし、完全に乾くまでに何年もかかるため、早期に額装すると額と絵がくっつくリスクがあり、これは商業的に活動する作家にはデメリットとなることがあります。また、独特の匂いも一部の作家にとっては不利点になります。
テンペラ、フレスコ、アクリルは、顔料を何に混ぜるかで異なる絵の具です。テンペラは主に卵を使った接着剤で作られ、発色が良く、乾燥が早いが厚塗りには不向きです。フレスコは漆喰に顔料を水で溶かして描く技法で、発色が良く耐久性が高いが、下地施工が難しく、制作時間に制限があるため、現代ではあまり使われていません。アクリルはアクリルエマルションを使い、乾燥後は耐水性があり、様々な素材に描けるメリットがありますが、筆の跡が残りやすいです。各技法は独特の特性を持ち、作品の見え方に影響を与えますが、買取では一般に油絵=洋画と分類されることが多いです。

歴史

油絵の歴史は15世紀に始まり、ヤン・ファン・エイクによる油絵の技法の確立が画期的でした。彼は乾性油(主にリンシードオイル)と顔料を混ぜ、以前には不可能だった細部の描写とリアルな質感を表現する絵画を生み出しました。この進歩はルネサンス時代の画家たちに影響を与え、よりリアルで詳細な人物像や風景の描画を可能にしました。油絵はその後ヨーロッパ全土に広がり、17世紀オランダではレンブラントらがリアリズムを追求し、光と影を駆使した人物の内面表現を開発しました。19世紀には印象派が登場し、光と色彩の変化を捉え、瞬間的な効果や動きに焦点を当てて絵画表現を革新しました。20世紀に入ると、油絵は抽象絵画や現代美術へと多様化し、画家たちは従来の枠を超えた新しい表現を探求しました。デジタル技術の進展はこの傾向をさらに強化し、伝統的な油絵の技法とデジタルの融合により独創的な作品が生み出されています。これらの進化は、油絵が時代ごとに新しい形を取りながら進化し続ける芸術形式であることを示しています。

油絵と他の絵画の違い

油絵は乾性油と顔料の組み合わせで作られ、その遅い乾燥プロセスにより、画家が色を重ねたり細部を修正したりすることを可能にし、豊かな質感と立体感のある作品を生み出します。透明感の表現も可能で、光や影の効果を鮮明に描き出せるのが特徴です。一方、水彩絵具は速く乾き、透明感のある軽やかな表現が得意で、優しい色合いと繊細な質感を表現しますが、油絵具のような色の重ね塗りには制限があります。日本画では、和紙や絹に適した岩絵具や特有の顔料を使い、独特の透明感や色合いで日本の美意識を表現します。これらの技法は、それぞれ異なる技術と美学に基づき、画家に独自の表現の自由を提供し、各々が独特の芸術世界を創造しています。

高価買取されやすい油絵・洋画作家

    • 絹谷幸二(きぬたに こうじ)

      絹谷幸二は、富士山や人物、薔薇、ヴェネチアを描いた絵画で知られる現代美術家です。特に、富士山を描いたミックストメディアの作品が高く評価され、高価買取されやすいです。華やかな色使いや大胆な構図が特徴で、赤色を多用した作品が多いです。作品にダメージがないことが重要で、富士山や薔薇を描いた作品が特に人気があります。当店では、絹谷幸二の作品を積極的に買取しておりますので、ご相談ください。

    • 藤田嗣治(ふじた つぐはる)

      藤田嗣治は、日本の洋画家であり、裸婦や猫、少女、自画像など多様なモチーフを描いたことで知られています。特に少女や猫を描いた油絵が高く評価され、高価買取されやすいです。藤田嗣治の作品は、独自の乳白色の下地と繊細な描線が特徴で、世界的にも高い評価を受けています。当店では、藤田嗣治の作品を積極的に買取していますので、お気軽にご相談ください。

    • 熊谷守一(くまがい もりかず)

      熊谷守一は、猫や身近な景色を描いた作品で有名な画家です。特に猫を描いた油絵や版画が高く評価され、高価買取されやすいです。彼の作品は、独特な質感とシンプルな構図が特徴で、画壇の仙人とも称されます。書作品も多く残しており、言葉の意味によって評価が変わります。当店では、熊谷守一の油絵や版画を積極的に買取していますので、お気軽にご相談ください。

    • 荻須高徳(おぎす たかのり)

      荻須高徳は、パリの風景を描いた作品で有名な画家です。特に油絵が高く評価され、高価買取の対象となります。彼の作品は、初期は荒々しいタッチが特徴でしたが、次第に穏やかな作風に変わりました。水彩画も市場に多く出回っており、描き込み具合によっては高額査定が可能です。荻須高徳の作品は、色や保存状態が重要なポイントです。当店では、荻須高徳の作品を積極的に買取していますので、お気軽にご相談ください。

    • 鴨居玲(かもい れい)

      鴨居玲は、哀愁を帯びた人物画で有名な画家です。彼の作品は、暗い背景に立つ道化師や酔っ払い、老人などが特徴で、多くは自画像とも言われています。独特の重厚なタッチと憂いを帯びた表情が魅力です。鴨居玲の作品は原画が多く、特に道化師や酔っ払いのモチーフが高く評価されます。当店では、鴨居玲の作品を積極的に買取していますので、ご相談ください。

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作家によっては、作品の鑑定書が必要な場合もあります。そのため、当社では鑑定書の発行代行サービスも提供しています。
作家自身の相場だけではなく制作年、絵画作品のクオリティ、題材等を考慮して金額のご提示をします。日本国内だけではなく海外での市場も考慮した査定をいたしますので、作家の国籍問わず是非、お気軽に美術品買取専門店『獏』へご相談ください。