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版画

版画に関しましてはシルクスクリーン、リトグラフ、木版、銅版画等の様々な技法が存在します。
多くの作品が洋画・日本画等の原画を基に複数枚作成されたものとなります。
版画よりも原画の方が貴重であるという印象をお持ちの方が多いと思いますが、製作にはたくさんの人と時間が必要となりますし、原画では表現しきれない作風もあり独立した一つの芸術表現とみております。
査定にあたりましては作家自身の相場が一番大事ですが、直筆のサインや限定部数の有無により評価は大きく影響してきます。
また、版画専門で創作活動を行っている作家もおります。
版画専門作家は、版画が最も評価され直筆の方が値段を付けにくいケースもあります。
査定するにあたり様々な角度から判断する必要があります。
是非、ご売却の際は専門家にご相談ください。

版画

作家(日本人)

畦地梅太郎(アゼチ ウメタロウ) 有元利夫(アリモト トシオ) 天野喜孝(アマノ ヨシタカ) 池田満寿夫(イケダ マスオ) 石ノ森章太郎(イシノモリ ショウタロウ) 井上直久(イノウエ ナオヒサ) 上村淳之(ウエムラ アツシ) 上村松園(ウエムラ ショウエン) 上村松篁(ウエムラ ショウコウ) 梅原龍三郎(ウメハラ リュウザブロウ) 大河原邦男 (オオカワラ クニオ) 小倉遊亀(オグラ ユキ) 岡本太郎(オカモト タロウ) 荻須高徳 (オギス タカノリ)
KAGAYA(カガヤ) 片岡球子(カタオカ タマコ) 香月泰男(カヅキ ヤスオ) 加山又造(カヤマ マタゾウ) 川合玉堂(カワイ ギョクドウ) 絹谷幸二(キヌタニ コウジ) 草間彌生 (クサマ ヤヨイ) 熊谷守一(クマガイ モリカズ) 小磯良平(コイソ リョウヘイ) 小暮真望(コグレ シンボウ) 児玉幸雄(コダマ ユキオ) 駒井哲郎(コマイ テツロウ)
斎藤清(サイトウ キヨシ) 笹倉鉄平(ササクラ テッペイ) 篠田桃紅(シノダ トウコウ) 島村信之(シマムラ ノブユキ) 杉山寧(スギヤマ ヤスシ) 鈴木英人(スズキ エイジン) 清宮質文(セイミヤ ナオブミ) 千住博(センジュ ヒロシ)
谷内六郎(タニウチ ロクロウ) 鶴田一郎(ツルタ イチロウ) 手塚雄二(テヅカ ユウジ) 丁紹光(ティン シャオクヮン) 東郷青児(トウゴウ セイジ)
中川一政(ナカガワ カズマサ) 中島潔(ナカジマ キヨシ) 中島千波(ナカジマ チナミ) 名嘉睦稔(ナカ ボクネン) 奈良美智(ナラ ヨシトモ)
長谷川潔(ハセガワ キヨシ) 浜口陽三(ハマグチ ヨウゾ ウ) 浜田知明(ハマダ チメイ) 東山魁夷(ヒガシヤマ カイイ) 平山郁夫(ヒラヤマ イクオ) 福王寺一彦(フクオウジ カズヒコ) 藤城清治(フジシロ セイジ) 藤田嗣治(フジタ ツグハル) 舟越桂(フナコシ カツラ) 堀文子(ホリ フミコ)
松本零士(マツモト レイジ) 南桂子(ミナミ ケイコ) 棟方志功(ムナカタ シコウ) 村上隆(ムラカミ タカシ) 森田りえ子(モリタ リエコ)
山形博導(ヒロ・ヤマガタ) 山本容子(ヤマモト ヨウコ) 吉田博(ヨシダ ヒロシ) 横尾忠則(ヨコオ タダノリ) 横山大観(ヨコヤマ タイカン)

作家(外国人)

アルフォンス・ミュシャ アレックス・カッツ アンディ・ウォーホル アンドレ・ブラジリエ アンリ・マティス オーギュスト・ルノワール
カシニョール カーク・レイナート キース・ヘリング クリスト
サム・フランシス サルバドール・ダリ ジェニファー・マークス ジェームス・リジィ ジャスパー・ジョーンズ ジョアン・ミロ ジョージ・ロドリーゲ ジョルジュ・ルオー ジョルジュ・ブラック ジム・ダイン ジョン・レノン スティーブ・カフマン
チャールズ・ファジーノ チャンプー(張歩) デビッド・ホックニー トーマス・マックナイト トム・エバハート トレンツ・リャド
ノーマン・ロックウェル
パブロ・ピカソ フランク・ステラ ヘザー・ブラウン ベルナール・カトラン ベルナール・ビュッフェ  ポール・アイズピリ
マリー・ローランサン マルク・シャガール ミッシェル・ドラクロワ モーリス・ド・ヴラマンク モーリス・ユトリロ
ラッセン ラウル・デュフィ リー・ウーファン ルイ・イカール ルフィーノ・タマヨ レスリー・セイヤー ロイ・リキテンスタイン ロバート・ハインデル ロバート・ラウシェンバーグ ロバート・ロンゴ
上記以外の作家も取り扱っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。
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版画とは?

版画とは色や形に応じて作った版を、紙などに刷って作る作品


当たり前ですが油絵や日本画とは異なる制作工程です。基本的には色ごとに版を作り、それを重ねることにより一つの作品になります。一番の違いは再現性でしょう。油絵や日本画は直接キャンバスや紙に描きます。版画は版を作ってしまえば、同じ作品を大量に何度でも制作できますが、絵画は基本的には同じ作品を作り出す事は困難です。

では、簡単に版画の歴史を見ていきましょう。
版画の始まりは木版画と言われていますが、年代に関しては様々な記録がありハッキリとしていません。1300年代後半からキリスト教の教義を広める目的で、聖地巡礼の記念や護符などで作っていたのが始まりの一つに数えられています。
1400年から1430年頃になると多くの木版画が登場して、木版本が作られるようになりました。木版本は文字を木版で刷り、挿し絵は手描きのものや、木版に手彩をほどこしているものがあります。
ちなみに、現在の印刷技術の基礎を築いたのがドイツ出身のグーテンペルク(1398〜1468)と言われており、この印刷技術はルネッサンス期の三大発明の一つとされています。

このように版画の歴史は古く現代までに様々な表現技法が編み出されました。版の作り方で大きく下記の4種類に分かれています。

凸版(とっぱん)インクを乗せたい箇所の輪郭を彫り、出っ張りを作る技法(木版画)
凹版(おうはん)彫ったり削ったりして、インクを詰める溝を作る技法(木版画、銅版画)
平版(へいはん)特殊な画材を使い、平らな所に描画しインクを乗せる技法(リトグラフ)
孔版(こうはん)孔(あな)を開けた箇所にインクを通過させ、紙に乗せる技法(シルクスクリーン)

作家は上記4種類の技法を自身が目指す表現方法に合わせて選択していきます。
市場に多く出回るのが、シルクスクリーン(孔版)、リトグラフ(平版)、銅版画(凹版)、木版画(凸版)でしょう。銅版画はエッチング、メゾチント、ビュラン等、細分化されますのでここでは割愛させていただきます。では、詳しく見ていきましょう。

シルクスクリーン(孔版)
シルクスクリーンはセリグラフとも呼ばれ、日本の友禅染がルーツとも言われています。友禅染をヒントにイギリス人がシルクを使って型を作り印刷したのがシルクスクリーンと呼ばれ、戦後の日本に輸入されました。現在では美術品制作以外でも衣類のプリントなど幅広い分野で使用されており、身近な表現技法です。
特徴は光沢感ある質感で、作品の表面が写真のような見え方ができます。
代表的な作家はアンディ・ウォーホルや山形博導(ヒロ・ヤマガタ)でしょう。
デメリットは色が厚く乗っていますので、絵の具の割れが出てしまうことがあります。割れが出てしまうと評価が著しく下がります。

リトグラフ(平版)
リトグラフの歴史はシルクスクリーンよりも古く、1798年に生み出されました。石灰石の上に脂肪クレヨンで描画し、弱酸性溶液を上から塗ることで化学変化を起こして版を作る平版印刷が発明されました。江戸後期から明治初頭にかけて日本国内でもリトグラフの技術が広がりました。
作家が描いたタッチを直接版として起こすことができ、色を何色も重ねることができますので奥行きのある表現が可能となります。
多くの作家の版画作品で使用されており、出会う確率が高い作品とも言えます。
ピカソや東山魁夷をはじめ、数多くの作家に愛された表現技法になります。

銅版画(凹版)
銅版画とは、版材に銅の板を使用して、彫る・腐食するなどの物理的処理を加えて凹部を作り、そこにインクを詰めてプレス機で圧力を加えることで、インクを版から紙へ転写す
る技法の総称です。直接凹版技法と関節凹版技法の二つに分けられ、前者は直接銅板を彫り凹部を作り、ドライポイント・メゾチントなどの技法があります。後者は銅板を硝酸水溶液などで腐食させて凹部を作り、エッチング・アクアチントなどの技法があります。
銅版画の歴史も古く1400年代後半には銅版画を起源とする技法が開発されていたそうです。
線を中心にした繊細な作品に適しており、浜口陽三、駒井哲郎、浜田知明、長谷川潔など作品に使用されていました。銅版画は版画専門で創作活動を行なっている方が多い印象です。
圧をかけて版に色を写すので、作品の四隅が凹んでいるのが見分けるポイントです。

木版画(凸版)
学生時代、図画工作の時間でやったことがある方は多いのではないでしょうか。最も身近な版画技法と言えます。版材に木の板を使用して、彫刻刀などで凸部を作り、そこに色をつけて刷る技法になります。版画技法の中では最も古典的な技法です。木の木目が紙に移るので温かみが出やすいです。また、インクを乗せて刷るたびに凹部にインクが詰まったり、凸部が削れたりして、版の出方が異なり作品の味が出ます。棟方志功などが最も有名な木版画かではないでしょうか。棟方のように輪郭線などを黒で刷り、色は手彩色で入れる方法も多用されています。

版画は作家が制作するの?


版画制作はチーム制で、多くは<絵><彫><摺(すり)>で分業化しています。作家がすべて行なっている場合も少なからずありますが、殆どの作家はこのように分業化しています。絵を描く作家に目がいきがちですが、彫師と摺師の存在もとても重要です。それぞれ特別な技能が必要で熟練された職人ではないと作家が思う作品を表現することが困難です。
長谷川潔は長年頼んでいた摺師が亡くなった際に版画制作自体を辞めてしまったというエピソードがあり、チームの重要さが分かります。

原画(油絵・日本画・水彩等)と比べる版画の市場価値は?


版画の市場価値は、作家の評価に影響されます。多くの作家は油絵などの原画作品が最も評価が高く、水彩・デッサン等の直筆作品、版画作品の順で評価されます。しかしながら、同じ作家でも図柄や構図等により評価が分かれるため、出来が悪い油絵よりも出来がいい版画の方が、買取価格が高くなるケースもあります。
また、版画を専門で制作している作家(棟方志功・長谷川潔など)は版画よりも直筆作品の方が、評価が低いケースもありますので、必ずしも原画作品が一番という訳ではありません。

版画の中でも高価買取をしやすい条件は直筆サイン(鉛筆・ボールペン等)で限定部数の記載(数字とアルファベットがある)があるかどうかです。作家と作品の関わりが深いほど市場価格は高くなります。作家の没後に制作されている作品は限定部数もサインも無い場合があり、安価な買取価格になるケースが多いです。

限定部数はどの程度が一般的?


まず、限定部数とは作品の下部に記載されているナンバリングになります。作品数を区切ることにより市場価値を高める狙いがあります。
一般的に制作数は50部〜300部程度かなと感じます。それ以上ですと制作枚数が多いかなと思いますが、買取価格は部数よりも作家・作品の評価が重要になります。なので、部数が多いから市場評価が低いとはなりませんが、500部を超えて制作されている高額版画作品はあまり見かけません。作家によっては1/1とかで作っている人もおり、少なければ少ないほど希少性は高いと言えます。また、版画に作家自らが色を加える手彩色(てさいしき)があると評価は高くなります。

版画にニセモノ(贋作)はあるのか?


版画作品は原画に比べると制作費が高くなり、原画に比べて市場価値が低いことから贋作は作られにくいです。しかし、棟方志功の木版は作りやすく、市場評価が高いので贋作が多く出回っている状態です。基本的には所定鑑定機関は原画作品のみが鑑定の対象ですが、棟方志功は板画作品も鑑定の対象となっていますので、いかに贋作が多いかを物語っています。
作品によってはサインやエディション部分を含めた全部を印刷しているものもあるので注意が必要です。

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